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公開番号2025071395
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-08
出願番号2023181514
出願日2023-10-23
発明の名称発光素子
出願人TOPPANホールディングス株式会社
代理人インフォート弁理士法人
主分類H10H 20/855 20250101AFI20250428BHJP()
要約【課題】光利用効率が優れた発光素子を提供する。
【解決手段】本実施形態の発光素子は、基板と、基板に設けられた複数の光源素子と、基板に設けられるとともに、複数の光源素子の周囲かつ複数の光源素子の境界に位置する複数の隔壁と、を有する。複数の隔壁は、複数の光源素子の光軸に対して開く方向に傾斜する傾斜面部と、傾斜面部の不存在部分において傾斜面部と連続する曲面部と、を有する。傾斜面部の傾斜角度は、複数の光源素子の光軸に対して10°以上である。複数の隔壁の高さは、基板から3μm以上である。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
基板と、
前記基板に設けられた複数の光源素子と、
前記基板に設けられるとともに、前記複数の光源素子の周囲かつ前記複数の光源素子の境界に位置する複数の隔壁と、
を有し、
前記複数の隔壁は、前記複数の光源素子の光軸に対して開く方向に傾斜する傾斜面部を有し、
前記傾斜面部の傾斜角度は、前記複数の光源素子の光軸に対して10°以上であり、
前記複数の隔壁の高さは、前記基板から3μm以上である、
ことを特徴とする発光素子。
続きを表示(約 920 文字)【請求項2】
前記複数の隔壁の高さは、前記基板から3μm以上かつ6μm以下である、
ことを特徴とする請求項1に記載の発光素子。
【請求項3】
前記複数の隔壁は、前記傾斜面部の不存在部分において前記傾斜面部と連続する曲面部を有する、
ことを特徴とする請求項1に記載の発光素子。
【請求項4】
基板と、
前記基板に設けられた複数の光源素子と、
前記基板に設けられるとともに、前記複数の光源素子の周囲かつ前記複数の光源素子の境界に位置する複数の隔壁と、
を有し、
前記複数の隔壁は、
前記複数の光源素子の光軸に対して開く方向に傾斜する傾斜面部と、
前記傾斜面部の不存在部分において前記傾斜面部と連続する曲面部と、
を有する、
ことを特徴とする発光素子。
【請求項5】
前記曲面部は、前記傾斜面部の不存在部分における前記傾斜面部の仮想線を基準として、前記仮想線より前記隔壁の奥側に設けられるか、前記仮想線より前記隔壁の手前側に設けられるか、あるいは、前記仮想線より前記隔壁の奥側と手前側の両側に亘って設けられる、
ことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の発光素子。
【請求項6】
前記曲面部は、前記基板に連続する前記隔壁の根元部分に設けられる、
ことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の発光素子。
【請求項7】
前記複数の隔壁のうち、隣接する隔壁の間に充填される充填材をさらに有する、
ことを特徴とする請求項1又は請求項4に記載の発光素子。
【請求項8】
前記複数の光源素子は、マイクロLED(Light Emitting Diode)から構成される、
ことを特徴とする請求項1又は請求項4に記載の発光素子。
【請求項9】
前記複数の光源素子は、OLED(Organic Light Emitting Diode)から構成される、
ことを特徴とする請求項1又は請求項4に記載の発光素子。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、発光素子に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、第1の層と誘電体層を有する発光ダイオードアレイが記載されている。第1の層は、当該第1の層の発光表面から光を出射するように配置された複数の発光ダイオードを有する。誘電体層は、第1の層の発光表面の上部に延在する。誘電体層は、当該誘電体層を通って延びる複数の開口部を有し、各開口部は、少なくとも部分反射性を持つ内側表面を有する。複数の開口部の少なくとも1つは、発光ダイオードから出射された光を通過させる際にコリメートするように、複数の発光ダイオードのいずれかの中心に配置される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2022/117995号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、本発明者の鋭意研究によると、特許文献1の発光ダイオードアレイにおいて、誘電体層の複数の開口部の境界部に位置する複数の隔壁を規定(画成)したとき、当該複数の隔壁が、第1の層(複数の発光ダイオード)から出射された光を横方向に拡散したり、内面反射により出射させなかったりする結果、光の正面輝度が損なわれるおそれがある。
【0005】
本発明は、以上の問題意識に基づいて完成されたものであり、光利用効率が優れた発光素子を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本実施形態の発光素子は、第1の態様では、基板と、前記基板に設けられた複数の光源素子と、前記基板に設けられるとともに、前記複数の光源素子の周囲かつ前記複数の光源素子の境界に位置する複数の隔壁と、を有し、前記複数の隔壁は、前記複数の光源素子の光軸に対して開く方向に傾斜する傾斜面部を有し、前記傾斜面部の傾斜角度は、前記複数の光源素子の光軸に対して10°以上であり、前記複数の隔壁の高さは、前記基板から3μm以上である、ことを特徴とする。
【0007】
本実施形態の発光素子は、第2の態様では、基板と、前記基板に設けられた複数の光源素子と、前記基板に設けられるとともに、前記複数の光源素子の周囲かつ前記複数の光源素子の境界に位置する複数の隔壁と、を有し、前記複数の隔壁は、前記複数の光源素子の光軸に対して開く方向に傾斜する傾斜面部と、前記傾斜面部の不存在部分において前記傾斜面部と連続する曲面部と、を有する、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、光利用効率が優れた発光素子を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1実施形態の発光素子の構造を示す断面図である。
第1実施形態の隔壁の構造を強調して示す拡大断面図である。
第1実施形態における隔壁の傾斜面部による正面輝度ひいては光利用効率の優位性を示す図である。
第2実施形態の隔壁の構造を強調して示す拡大断面図である。
第2実施形態における隔壁の傾斜面部による正面輝度ひいては光利用効率の優位性を示す図である。
第1実施形態と第2実施形態における隔壁の傾斜面部による正面輝度ひいては光利用効率の優位性を示す図である。
第3実施形態の隔壁の構造を強調して示す拡大断面図である。
光源素子をマイクロLEDとした場合において、隔壁に傾斜面部のみを設けたときと隔壁に傾斜面部と曲面部を設けたときの正面輝度ひいては光利用効率の違いを示す図である。
光源素子をOLEDとした場合において、隔壁に傾斜面部のみを設けたときと隔壁に傾斜面部と曲面部を設けたときの正面輝度ひいては光利用効率の違いを示す図である。
隔壁に設ける曲面部のバリエーションを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、実施形態について図面を参照して説明する。ただし、図面は模式的または概念的なものであり、各図面の寸法および比率等は必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、図面の相互間で同じ部分を表す場合においても、互いの寸法の関係や比率が異なって表される場合もある。特に、以下に示す幾つかの実施形態は、本発明の技術思想を具体化するための装置および方法を例示したものであって、構成部品の形状、構造、配置等によって、本発明の技術思想が特定されるものではない。なお、以下の説明において、同一の機能及び構成を有する要素については同一符号を付し、重複する説明は省略する。
(【0011】以降は省略されています)

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