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公開番号
2024131019
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-30
出願番号
2023041026
出願日
2023-03-15
発明の名称
画像形成装置
出願人
沖電気工業株式会社
代理人
個人
主分類
G03G
15/16 20060101AFI20240920BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】現像剤の回収量を適切に算出できるようにする。
【解決手段】装置本体部に設けられ、第1の色の画像を形成する第1の画像形成部と、前記第1の色とは異なる第2の色の画像を形成する第2の画像形成部のうちの一方が選択的に装着可能な装着部と、転写ベルトを有し、前記第1の画像形成部又は前記第2の画像形成部で形成された画像を記録媒体に転写する転写部と、前記転写ベルトに付着した現像剤を回収する回収部と、前記回収部に回収される現像剤の回収量を算出する算出部と、前記算出部により算出結果に基づいて通知する通知部とを備え、前記算出部は、前記第1の画像形成部が前記装着部に装着された第1の状態と、前記第2の画像形成部が前記装着部に装着された第2の状態とに基づいて、現像剤の回収量を算出する。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
装置本体部と、
前記装置本体部に設けられ、第1の色の画像を形成する第1の画像形成部と、前記第1の色とは異なる第2の色の画像を形成する第2の画像形成部のうちの一方が選択的に装着可能な装着部と、
転写ベルトを有し、前記第1の画像形成部又は前記第2の画像形成部で形成された画像を記録媒体に転写する転写部と、
前記転写ベルトに付着した現像剤を回収する回収部と、
前記回収部に回収される現像剤の回収量を算出する算出部と、
前記算出部の算出結果に基づいて通知する通知部と
を備え、
前記算出部は、
前記第1の画像形成部が前記装着部に装着された第1の状態と、前記第2の画像形成部が前記装着部に装着された第2の状態とに基づいて、現像剤の回収量を算出する
ことを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 2,000 文字)
【請求項2】
前記第1の画像形成部が用いる現像剤よりも前記第2の画像形成部が用いる現像剤の方が前記転写ベルトに付着する現像剤の量が多くなり、
前記算出部は、
前記第1の状態の場合よりも前記第2の状態の場合の方が現像剤の回収量が多くなるように現像剤の回収量を算出する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記算出部は、
前記第1の状態の場合には、第1の補正係数を用いて現像剤の回収量を算出し、前記第2の状態の場合には、前記第1の補正係数よりも大きな値に設定されている第2の補正係数を用いて現像剤の回収量を算出する
ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記第1の補正係数は、
前記第1の状態の場合に前記回収部に回収されると想定される現像剤の回収量に基づいて設定され、
前記第2の補正係数は、
前記第2の状態の場合に前記回収部に回収されると想定される現像剤の回収量に基づいて設定されている
ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記装着部は、前記転写ベルトの走行方向に沿って複数設けられ、
前記第1の状態は、前記複数の装着部のうちの1つに前記第1の画像形成部が装着された状態であり、前記第2の状態は、前記複数の装着部のうちの1つに前記第2の画像形成部が装着された状態であり、
前記算出部は、
前記第2の状態の場合に、前記第2の画像形成部の装着位置に基づいて現像剤の回収量を算出する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記第2の画像形成部の装着位置が前記転写ベルトの走行方向の下流側に位置するほど前記転写ベルトに付着する現像剤の量は多くなり、
前記算出部は、
前記第2の画像形成部の装着位置が前記転写ベルトの走行方向の下流側に位置するほど現像剤の回収量が多くなるように現像剤の回収量を算出する
ことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記第2の画像形成部は、前記転写ベルトの走行方向の上流側に位置する第1の装着部又は前記転写ベルトの走行方向の下流側に位置する第2の装着部に装着され、
前記算出部は、
前記第2の画像形成部が上流側の前記第1の装着部に装着されている場合には、上流側用補正係数を用いて現像剤の回収量を算出し、前記第2の画像形成部が下流側の前記第2の装着部に装着されている場合には、前記上流側用補正係数よりも大きな値に設定されている下流側用補正係数を用いて現像剤の回収量を算出する
ことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記上流側用補正係数は、
前記第2の画像形成部が前記第1の装着部に装着されている場合に前記回収部に回収されると想定される現像剤の回収量に基づいて設定され、
前記下流側用補正係数は、
前記第2の画像形成部が前記第2の装着部に装着されている場合に前記回収部に回収されると想定される現像剤の回収量に基づいて設定されている
ことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記第1の画像形成部は、黒色の現像剤を用いて黒色の画像を形成し、
前記第2の画像形成部は、金属含有の顔料を有する現像剤を用いて画像を形成する
ことを特徴とする請求項1~8のいずれかに記載の画像形成装置。
【請求項10】
装置本体部と、
前記装置本体部に設けられ、第1の色の画像を形成する第1の画像形成部と、前記第1の色とは異なる第2の色の画像を形成する第2の画像形成部のうちの一方が装着可能な装着部と、
転写ベルトを有し、前記第1の画像形成部で形成された画像と前記第2の画像形成部で形成された画像を記録媒体に転写する転写部と、
前記転写ベルトに付着した現像剤を回収する回収部と、
前記回収部に回収される現像剤の回収量を算出する算出部と、
前記算出部の算出結果に基づいて通知する通知部と
を備え、
前記装着部は、前記転写ベルトの走行方向に沿って複数設けられ、
前記複数の装着部のうちの1つに前記第1の画像形成部が装着されるとともに、前記複数の装着部のうちの1つに前記第2の画像形成部が装着されるようになっていて、
前記算出部は、
前記第1の画像形成部と前記第2の画像形成部の装着位置に基づいて、現像剤の回収量を算出する
ことを特徴とする画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
電子写真方式を用いたカラープリンタ等の画像形成装置では、感光体、帯電手段、露光手段、現像手段などで構成される画像形成部を複数色分有している。このような電子写真方式の画像形成装置では、例えば、ブラック、マゼンタ、イエロー、シアンの4色の現像剤(具体的にはトナー)に対応する4個の画像形成部を転写ベルトの走行方向に沿って配置し、これら4個の画像形成部により形成された各色の画像を、転写ベルトによって搬送されてきた媒体(具体的には印刷用紙)に順次転写していくようになっている。またこの種の画像形成装置では、転写ベルトに付着してしまった現像剤を廃現像剤として回収容器などの回収部に回収するようになっている。
【0003】
従来、この種の画像形成装置として、回収部に回収された現像剤の量(つまり現像剤の回収量)を算出するものがある(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-204028号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、画像形成装置には、画像形成部の色や位置を入れ替えて印刷できるものがあるが、このように画像形成部の色や位置を入れ替えて印刷を行うと、転写ベルトに付着する現像剤の量が変化する(つまり現像剤の回収量が変化する)ことがある。しかしながら、従来技術では、このような現像剤の量の変化に対応できずに、算出した現像剤の回収量と実際の回収量との差が大きくなってしまう場合があり、現像剤の回収量を適切に算出することが困難であった。
【0006】
本発明は以上の点を考慮したものであり、現像剤の回収量を適切に算出し得る画像形成装置を提案しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の画像形成装置は、装置本体部と、前記装置本体部に設けられ、第1の色の画像を形成する第1の画像形成部と、前記第1の色とは異なる第2の色の画像を形成する第2の画像形成部のうちの一方が選択的に装着可能な装着部と、転写ベルトを有し、前記第1の画像形成部又は前記第2の画像形成部で形成された画像を記録媒体に転写する転写部と、前記転写ベルトに付着した現像剤を回収する回収部と、
前記回収部に回収される現像剤の回収量を算出する算出部と、前記算出部の算出結果に基づいて通知する通知部とを備え、前記算出部は、前記第1の画像形成部が前記装着部に装着された第1の状態と、前記第2の画像形成部が前記装着部に装着された第2の状態とに基づいて、現像剤の回収量を算出する。
【0008】
こうすることで、装着部に第1の画像形成部が装着されているか第2の画像形成部が装着されているかによって現像剤の回収量が変化することを考慮して、現像剤の回収量を算出することができる。
【0009】
また本発明の画像形成装置は、装置本体部と、前記装置本体部に設けられ、第1の色の画像を形成する第1の画像形成部と、前記第1の色とは異なる第2の色の画像を形成する第2の画像形成部のうちの一方が装着可能な装着部と、転写ベルトを有し、前記第1の画像形成部で形成された画像と前記第2の画像形成部で形成された画像を記録媒体に転写する転写部と、前記転写ベルトに付着した現像剤を回収する回収部と、前記回収部に回収される現像剤の回収量を算出する算出部と、前記算出部の算出結果に基づいて通知する通知部とを備え、前記装着部は、前記転写ベルトの走行方向に沿って複数設けられ、前記複数の装着部のうちの1つに前記第1の画像形成部が装着されるとともに、前記複数の装着部のうちの1つに前記第2の画像形成部が装着されるようになっていて、前記算出部は、前記第1の画像形成部と前記第2の画像形成部の装着位置に基づいて、現像剤の回収量を算出する。
【0010】
こうすることで、第1の画像形成部と第2の画像形成部の装着位置によって現像剤の回収量が変化することを考慮して、現像剤の回収量を算出することができる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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