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公開番号2024172565
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-12
出願番号2023090357
出願日2023-05-31
発明の名称画像読取装置
出願人株式会社リコー
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類H04N 1/10 20060101AFI20241205BHJP(電気通信技術)
要約【課題】突発的なキャリッジの異常の際のダウンタイムを低減できる画像読取装置を提供する。
【解決手段】1次元方向に往復走査するキャリッジ2と、キャリッジ2の基準位置を検知するポジションセンサ8と、キャリッジ2を駆動させる駆動モータ6と、駆動モータ6のクロック信号を生成するモータ駆動デバイスと、モータ駆動デバイスにより生成されるクロック信号のパルス数をカウントするパルスカウンタと、パルスカウントによりカウントされるパルス数が任意に設定したパルス数で割込みを発生させる割込み検出器と、を備え、モータ駆動デバイスは、割込み検出部による割込みおよびポジションセンサ8によるキャリッジ2の基準位置の検知結果に基づいて、キャリッジ2の動作の異常検知を行い、キャリッジ2の動作の異常が検知された場合、キャリッジ2を駆動させて、再度、異常検知を行うリトライ処理を実施する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
1次元方向に往復走査するキャリッジと、
前記キャリッジの基準位置を検知するポジションセンサと、
前記キャリッジを駆動させる駆動モータと、
前記駆動モータのクロック信号を生成するモータ駆動デバイスと、
前記モータ駆動デバイスから前記クロック信号が入力され、前記駆動モータのモータ駆動信号を出力するモータドライバと、
前記モータ駆動デバイスにより生成される前記クロック信号のパルス数をカウントするパルスカウンタと、
前記パルスカウンタによりカウントされる前記パルス数が任意に設定したパルス数で割込みを発生させる割込み検出器と、を備え、
前記モータ駆動デバイスは、前記割込み検出器による割込みおよび前記ポジションセンサによる前記キャリッジの基準位置の検知結果に基づいて、前記キャリッジの動作の異常検知を行い、前記キャリッジの動作の異常が検知された場合、前記キャリッジを駆動させて、再度、前記異常検知を行うリトライ処理を実施する、画像読取装置。
続きを表示(約 670 文字)【請求項2】
前記モータ駆動デバイスは、前記リトライ処理を実施する場合は、前記ポジションセンサの論理が変化する方向へ、前記キャリッジを動作させる、請求項1に記載の画像読取装置。
【請求項3】
前記モータ駆動デバイスは、前記リトライ処理を実施した際に、前記キャリッジの動作が正常と判定された場合、前記キャリッジの往復動作を実施し、前記異常検知を行う、請求項1または2に記載の画像読取装置。
【請求項4】
前記モータ駆動デバイスは、前記異常検知を行い、前記キャリッジの動作の異常が検知された場合、メモリに前記異常検知時のパルス数のカウント値を保存する、請求項1に記載の画像読取装置。
【請求項5】
前記モータ駆動デバイスは、前記リトライ処理を実施した際に、前記キャリッジの動作が正常と判断された場合、再び、読取動作を行った際に、前記キャリッジの動作の異常が検知された場合は、異常通知を行う、請求項1に記載の画像読取装置。
【請求項6】
前記異常検知時において、ユーザに通知する画面パターンを表示させる、操作部画面を有する、請求項1に記載の画像読取装置。
【請求項7】
前記モータ駆動デバイスは、前記リトライ処理実施前の前記異常検知の場合は、エラーを操作部に表示せず、メモリに発生回数を保存する、請求項1に記載の画像読取装置。
【請求項8】
コピー印刷、スキャナ送信、およびFAX送信の少なくとも1つ以上の機能を備える、請求項1に記載の画像読取装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像読取装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
画像読取装置(スキャナ)において、原稿の読取時に走査を行うキャリッジの基準位置を検知するポジションセンサと、走査を行うキャリッジのパルス数をカウントし、任意のパルス数移動した位置において、ポジションセンサのオンまたはオフを確認することで、キャリッジの駆動の異常の有無を確認する技術が開発されている(特許文献1参照)。また、キャリッジの異常検知時において、自動的に、システムの電源をオフからオンにさせ、再起動を図り、その後、再度異常が起こらなければ、そのまま使用可能とさせる、自動リブート機能が開発されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、上述のキャリッジの駆動の異常検知方法は、原稿の読取時に異常が起きた場合、ユーザに異常を即座に通知することが可能であるが、例えば、脱調等の突発的なキャリッジ異常で、復旧が可能な異常に関しても、異常を通知し、画像読取装置等の機器を強制的に止めて、復旧のため、システムの電源のオフからオンを行い、再起動を行うことになるため、ユーザが機器を使用できないダウンタイムが長くなってしまう。
【0004】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、突発的なキャリッジの異常の際のダウンタイムを低減できる画像読取装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、1次元方向に往復走査するキャリッジと、前記キャリッジの基準位置を検知するジションセンサと、前記キャリッジを駆動させる駆動モータと、前記駆動モータのクロック信号を生成するモータ駆動デバイスと、前記モータ駆動デバイスから前記クロック信号が入力され、前記駆動モータのモータ駆動信号を出力するモータドライバと、前記モータ駆動デバイスにより生成される前記クロック信号のパルス数をカウントするパルスカウンタと、前記パルスカウントによりカウントされる前記パルス数が任意に設定したパルス数で割込みを発生させる割込み検出器と、を備え、前記モータ駆動デバイスは、前記割込み検出部による割込みおよび前記ポジションセンサによる前記キャリッジの基準位置の検知結果に基づいて、前記キャリッジの動作の異常検知を行い、前記キャリッジの動作の異常が検知された場合、前記キャリッジを駆動させて、再度、前記異常検知を行うリトライ処理を実施する。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、突発的なキャリッジの異常の際のダウンタイムを低減できる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、本実施の形態にかかる画像読取装置の一例を説明するための図である。
図2は、本実施の形態にかかる画像読取装置の機能ブロックの一例を説明するための図である。
図3は、本実施の形態にかかる画像読取装置のポジションセンサ近傍の拡大図と、ポジションセンサの出力による4通りの異常検知方法を説明するための図である。
図4は、従来の画像読取装置における読取動作の流れの一例を示すフローチャートである。
図5は、本実施の形態にかかる画像読取装置における読取動作の流れの一例を示すフローチャートである。
図6は、本実施の形態にかかる画像読取装置におけるリトライ処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図7は、本実施の形態にかかる画像読取装置によるキャリッジのプレスキャンの流れの一例を示すフローチャートである。
図8は、本実施の形態にかかる画像読取装置における読取動作の流れの他の例を示すフローチャートである。
図9は、本実施の形態にかかる画像読取装置において表示される画面の一例を説明するための図である。
図10は、本実施の形態にかかる画像読取装置におけるリトライ処理により得られる効果の一例を説明するための図である。
図11は、本実施の形態にかかる画像読取装置を備えた画像形成装置の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下に添付図面を参照して、画像読取装置の実施の形態を詳細に説明する。
【0009】
図1は、本実施の形態にかかる画像読取装置の一例を説明するための図である。画像読取装置101は、デジタル複写機、デジタル複合機、ファクシミリ装置等の画像形成装置100(図11参照)に搭載されるスキャナ装置あるいは単体のスキャナ装置である。そして、画像読取装置101は、光源3からの照射光によって被写体である原稿を照明し、その原稿からの反射光をイメージセンサ基板4で受光した信号に処理を行い、原稿の画像データを読み取ることができる。
【0010】
キャリッジ2は、1次元方向に往復走査するキャリッジの一例である。本実施の形態では、図1に示すように、キャリッジ2は、原稿露光用の光源3と、光源3からの反射光を受光し、信号変換するイメージセンサ基板4と、光源3からの反射光をイメージセンサ基板4まで送る反射ミラー5と、を備えている。イメージセンサ基板4には、画像を結像するためのレンズ、イメージセンサ基板4で受光したアナログ信号をデジタル信号へ変換するAFE等の部品も搭載している。
(【0011】以降は省略されています)

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