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公開番号2024172386
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-12
出願番号2023090077
出願日2023-05-31
発明の名称乾燥装置、乾燥方法及び液体吐出装置
出願人株式会社リコー
代理人個人,個人,個人
主分類B41J 2/01 20060101AFI20241205BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】シートの両面の乾燥処理を適切に行えるようにする。
【解決手段】シートSを搬送する搬送手段18と、搬送されるシートSに紫外線を照射する紫外線照射手段17とを備え、紫外線照射手段17からシートSの第一面に紫外線を照射した後、同じ紫外線照射手段17から第一面とは反対側の第二面に紫外線を照射してシートS上の液体を乾燥させる乾燥装置10であって、第一面に照射される紫外線の出力と、第二面に照射される紫外線の出力とを異ならせる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
シートを搬送する搬送手段と、
搬送される前記シートに紫外線を照射する紫外線照射手段とを備え、
前記紫外線照射手段から前記シートの第一面に紫外線を照射した後、同じ前記紫外線照射手段から前記第一面とは反対側の第二面に紫外線を照射して前記シート上の液体を乾燥させる乾燥装置であって、
前記第一面に照射される紫外線の出力と、前記第二面に照射される紫外線の出力とを異ならせることを特徴とする乾燥装置。
続きを表示(約 880 文字)【請求項2】
前記第一面に照射される紫外線の出力が、前記第二面に照射される紫外線の出力よりも低く設定される請求項1に記載の乾燥装置。
【請求項3】
前記第二面に照射される紫外線の出力が、前記第一面に照射される紫外線の出力よりも低く設定される請求項1に記載の乾燥装置。
【請求項4】
複数の前記紫外線照射手段が、シート搬送方向に並んで配置され、
複数の前記紫外線照射手段のうち、少なくとも1つの紫外線照射手段の紫外線の出力を、他の紫外線照射手段の紫外線の出力とは異ならせる請求項1に記載の乾燥装置。
【請求項5】
シート搬送方向の下流側に配置される前記紫外線照射手段の紫外線の出力が、シート搬送方向の上流側に配置される前記紫外線照射手段の紫外線の出力よりも低く設定される請求項4に記載の乾燥装置。
【請求項6】
前記紫外線照射手段よりもシート搬送方向の上流側に、前記シートを検知するシート検知手段を備える請求項1に記載の乾燥装置。
【請求項7】
前記シート上の液体は、水又は有機溶剤を含む液体組成物であり、
前記液体組成物は、紫外線重合開始剤及び紫外線重合性化合物を含んでいても含んでいなくてもよく、前記紫外線重合開始剤が前記液体組成物中に0.1質量%未満、又は、前記紫外線重合性化合物が前記液体組成物中に5質量%未満含まれる請求項1に記載の乾燥装置。
【請求項8】
紫外線照射手段からシートの第一面に紫外線を照射した後、同じ前記紫外線照射手段から前記第一面とは反対側の第二面に紫外線を照射して前記シート上の液体を乾燥させる乾燥方法であって
前記第一面に照射される紫外線の出力と、前記第二面に照射される紫外線の出力とを異ならせることを特徴とする乾燥方法。
【請求項9】
シートに液体を吐出する液体吐出部と、前記シートに吐出された液体を乾燥させる請求項1に記載の乾燥装置とを備えることを特徴とする液体吐出装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、乾燥装置、乾燥方法及び液体吐出装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
液体吐出装置の一例として、シートにインクを吐出して画像を形成するインクジェット式の画像形成装置が知られている。
【0003】
斯かる画像形成装置においては、シートに吐出されたインクを乾燥させる乾燥装置が設けられているものがある。
【0004】
例えば、特許文献1(特開2021-24181号公報)においては、シートに吐出されたインクに紫外線を照射してインクを乾燥させる技術が提案されている。この場合、シート上のインクに紫外線が照射されると、インクに含まれる色材が紫外線を吸収して発熱することにより、インクに含まれる水又は有機溶媒が蒸発して、インクが乾燥する。
【0005】
ところで、両面印刷において、シートの表て面に画像を形成してから、表て面の乾燥処理を行い、続いて、シートの裏面に画像を形成して、裏面の乾燥処理を行うと、裏面のインクの乾燥が進み過ぎることがある。すなわち、裏面の乾燥処理を行う際、裏面は先に行われた表て面の乾燥処理の熱の影響を受けるため、表て面に比べて温度が高くなる傾向がある。このため、裏面においては、インクの乾燥が進むことがある。また、インクの乾燥に必要な熱量及び乾燥時間は、各面に付着するインク量のほか、各面の表面処理の状態などによっても異なる。このため、シートの両面に対して同じ出力で紫外線照射しても、各面の乾燥度合いに差が生じることがある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
そこで、本発明においては、シートの両面の乾燥処理を適切に行えるようにすることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するため、本発明は、シートを搬送する搬送手段と、搬送される前記シートに紫外線を照射する紫外線照射手段とを備え、前記紫外線照射手段から前記シートの第一面に紫外線を照射した後、同じ前記紫外線照射手段から前記第一面とは反対側の第二面に紫外線を照射して前記シート上の液体を乾燥させる乾燥装置であって、前記第一面に照射される紫外線の出力と、前記第二面に照射される紫外線の出力とを異ならせることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、シートの両面の乾燥処理を適切に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の第一実施形態に係る液体吐出装置の構成を示す図である。
本発明の第一実施形態に係る紫外線照射手段の斜視図である。
本発明の第一実施形態に係る制御部の構成を示すブロック図である。
本発明の第一実施形態に係る乾燥方法を示すフローチャートである。
本発明の第二実施形態の構成を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付の図面に基づき、本発明について説明する。なお、本発明を説明するための各図面において、同一の機能もしくは形状を有する部材及び構成部品などの構成要素については、判別が可能な限り同一符号を付し、一度説明した後ではその説明を省略する。なお、以下の説明における、「画像形成」、「記録」、「印刷」は、いずれも同義語とする。
(【0011】以降は省略されています)

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