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公開番号
2024173097
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-12
出願番号
2023091242
出願日
2023-06-01
発明の名称
画像読取装置、画像形成装置および画像読取方法
出願人
株式会社リコー
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
H04N
1/04 20060101AFI20241205BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】波長領域の異なる複数種類の光源を持つ画像読取装置において、異常画像の発生を抑制する。
【解決手段】被写体に対して光を照射する第1の光源と、前記第1の光源から前記被写体へ照射された光の反射光を受光して第1の画像を出力する第1の読取部と、前記第1の光源とは波長領域の異なる光を前記被写体に対して照射する第2の光源と、前記第2の光源から前記被写体へ照射された光の反射光を受光して第2の画像を出力する第2の読取部と、前記第1の画像および前記第2の画像の信号レベルを算出する信号レベル算出部と、前記信号レベル算出部が算出した信号レベルに基づいて、前記第1の光源および前記第2の光源の光量を制御する光源制御部と、を備え、前記光源制御部は、前記第1の読取部または前記第2の読取部のいずれか一方における所定の動作を実施する際に、対応する前記第1の光源または前記第2の光源のいずれか一方の異常点灯を検出する。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
被写体に対して光を照射する第1の光源と、
前記第1の光源から前記被写体へ照射された光の反射光を受光して第1の画像を出力する第1の読取部と、
前記第1の光源とは波長領域の異なる光を前記被写体に対して照射する第2の光源と、
前記第2の光源から前記被写体へ照射された光の反射光を受光して第2の画像を出力する第2の読取部と、
前記第1の画像および前記第2の画像の信号レベルを算出する信号レベル算出部と、
前記信号レベル算出部が算出した信号レベルに基づいて、前記第1の光源および前記第2の光源の光量を制御する光源制御部と、
を備え、
前記光源制御部は、前記第1の読取部または前記第2の読取部のいずれか一方における所定の動作を実施する際に、対応する前記第1の光源または前記第2の光源のいずれか一方の異常点灯を検出する、
ことを特徴とする画像読取装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記第1の光源は、不可視光光源であり、
前記第1の読取部は、不可視光読取部であり、
前記第2の光源は、可視光光源であり、
前記第2の読取部は、可視光読取部である、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
【請求項3】
前記光源制御部は、前記可視光読取部の初期調整を実施する際に、前記不可視光光源の異常点灯を検出する、
ことを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
【請求項4】
前記光源制御部は、前記不可視光読取部の初期調整を実施する際に、前記可視光光源の異常点灯を検出する、
ことを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
【請求項5】
前記光源制御部は、前記可視光読取部の調整を実施する際に、前記不可視光光源の異常点灯を検出する、
ことを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
【請求項6】
前記光源制御部は、前記不可視光読取部が出力した前記第2の画像の信号レベルと基準暗時データとを比較することで、前記不可視光光源の異常点灯を検出する、
ことを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
【請求項7】
前記光源制御部は、前記可視光光源のみを点灯させて前記可視光読取部の読取りを実施する際に、前記不可視光光源の異常点灯を検出する、
ことを特徴とする請求項6に記載の画像読取装置。
【請求項8】
請求項1ないし7の何れか一項に記載の画像読取装置と、
画像形成部と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。
【請求項9】
被写体に対して光を照射する第1の光源と、
前記第1の光源から前記被写体へ照射された光の反射光を受光して第1の画像を出力する第1の読取部と、
前記第1の光源とは波長領域の異なる光を前記被写体に対して照射する第2の光源と、
前記第2の光源から前記被写体へ照射された光の反射光を受光して第2の画像を出力する第2の読取部と、
を備える画像読取装置における画像読取方法であって、
前記第1の画像および前記第2の画像の信号レベルを算出する信号レベル算出工程と、
前記信号レベル算出工程が算出した信号レベルに基づいて、前記第1の光源および前記第2の光源の光量を制御する光源制御工程と、
を含み、
前記光源制御工程は、前記第1の読取部または前記第2の読取部のいずれか一方における所定の動作を実施する際に、対応する前記第1の光源または前記第2の光源のいずれか一方の異常点灯を検出する、
ことを特徴とする画像読取方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像読取装置、画像形成装置および画像読取方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、可視光源が消灯している時に読み取った暗時出力レベルの最大値から暗時出力レベルの最小値を差し引いた差分データと、基準となる暗時出力レベルとの比較結果に基づいて、可視光源の異常点灯を検出する技術が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、従来技術によれば、可視光源と不可視光源とを有する画像読取装置において、不可視光源の異常点灯を検出することができないため、異常画像の発生を抑制することができない、という問題がある。
【0004】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、波長領域の異なる複数種類の光源を持つ画像読取装置において、一の光源の異常点灯を検出することで、異常画像の発生を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、被写体に対して光を照射する第1の光源と、前記第1の光源から前記被写体へ照射された光の反射光を受光して第1の画像を出力する第1の読取部と、前記第1の光源とは波長領域の異なる光を前記被写体に対して照射する第2の光源と、前記第2の光源から前記被写体へ照射された光の反射光を受光して第2の画像を出力する第2の読取部と、前記第1の画像および前記第2の画像の信号レベルを算出する信号レベル算出部と、前記信号レベル算出部が算出した信号レベルに基づいて、前記第1の光源および前記第2の光源の光量を制御する光源制御部と、を備え、前記光源制御部は、前記第1の読取部または前記第2の読取部のいずれか一方における所定の動作を実施する際に、対応する前記第1の光源または前記第2の光源のいずれか一方の異常点灯を検出する、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、波長領域の異なる複数種類の光源を持つ画像読取装置において、一の光源の異常点灯を検出することで、異常画像の発生を抑制することができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、第1の実施の形態にかかる画像形成装置の構成の一例を示す図である。
図2は、画像読取装置の構成の一例を示す図である。
図3は、画像読取装置の制御ブロックの構成の一例を示す図である。
図4は、イメージセンサの分光感度特性の一例を示す図である。
図5は、不可視光光源の異常判定を実施するための機能構成を模式的に示した図である。
図6は、可視光読取部の初期調整時における不可視光光源の異常点灯の検出処理の流れを示すフローチャートである。
図7は、第2の実施の形態にかかる不可視光読取部の初期調整時における可視光光源の異常点灯の検出処理の流れを示すフローチャートである。
図8は、第3の実施の形態にかかる可視光読取部の調整時における不可視光光源の異常点灯の検出処理の流れを示すフローチャートである。
図9は、第4の実施の形態にかかる可視光読取部の読取実行前における不可視光光源の異常点灯の検出処理の流れを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下に添付図面を参照して、画像読取装置、画像形成装置および画像読取方法の実施の形態を詳細に説明する。
【0009】
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態にかかる画像形成装置3の構成の一例を示す図である。図1は、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能およびファクシミリ機能のうち少なくとも2つの機能を有する一般に複合機(MFP:Multifunction Peripheral/Printer/Product)と称される画像形成装置3を一例として示している。図1に示す画像形成装置3は、上部に画像読取装置(読取装置本体10およびADF(Automatic Document Feeder)20)1を備える。
【0010】
図1に示す画像形成装置3は、読取装置本体10の下方に画像形成部80および給紙部90を有する。
(【0011】以降は省略されています)
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