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公開番号
2024172501
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-12
出願番号
2023090261
出願日
2023-05-31
発明の名称
流路形成装置、押出装置及び発泡プラスチックシート
出願人
株式会社リコー
代理人
個人
主分類
B29C
48/30 20190101AFI20241205BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約
【課題】成形品の偏肉を抑制し、かつ、成形品の外観性を良好にできる流路形成装置、押出装置及び発泡プラスチックシートを提供する。
【解決手段】流路形成装置5は、第一流路形成部材10と、第二流路形成部材20とを有し、第一流路形成部材10と第二流路形成部材20とにより、プラスチック組成物を流す流路30を形成している。そして、第一流路形成部材10及び第二流路形成部材20の流路30を形成する流路形成面の流路30の出口からプラスチック組成物の流れ方向上流側3mmまでの範囲に水滴を着滴させ、流路形成面の水滴の着滴面が水平方向に平行な状態から着滴面が鉛直方向と平行の状態となるまで着滴面を傾けたときに水滴が滑落しない最大の液滴重量Gを測定し、その最大の液滴重量Gの平均値が、8μg以上、25μg以下である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第一流路形成部材と、
第二流路形成部材とを有し、
前記第一流路形成部材と前記第二流路形成部材とにより、プラスチック組成物を流す流路を形成する流路形成装置において、
前記第一流路形成部材及び前記第二流路形成部材の前記流路を形成する流路形成面の前記流路の出口から前記プラスチック組成物の流れ方向上流側3mmまでの範囲に水滴を着滴させ、前記流路形成面の前記水滴の着滴面が水平方向に平行な状態から前記着滴面が鉛直方向と平行の状態となるまで前記着滴面を傾けたときに前記水滴が滑落しない最大の液滴重量を測定し、
前記第一流路形成部材の流路形成面の最大の液滴重量と、前記第二流路形成部材の流路形成面の最大の液滴重量との平均値が、8μg以上、25μg以下であることを特徴とする流路形成装置。
続きを表示(約 840 文字)
【請求項2】
請求項1記載の流路形成装置において、
前記最大の液滴重量の平均値が、10μg以上、15μg以下であることを特徴とする流路形成装置。
【請求項3】
請求項1に記載の流路形成装置において、
前記第一流路形成部材及び前記第二流路形成部材の少なくともいずれか一方の流路形成面の水との接触角が55°以上110°未満であることを特徴とする流路形成装置。
【請求項4】
請求項1記載の流路形成装置において、
前記第一流路形成部材及び前記第二流路形成部材の少なくともいずれかの流路形成面の算術平均粗さRaが1.5未満であり、粗さ曲線要素平均長さRsmが60μm以上であることを特徴とする流路形成装置。
【請求項5】
流路形成装置を有し、
プラスチック組成物を前記流路形成装置の流路の出口から押し出す押出装置において、
前記流路形成装置として、請求項1に記載の流路形成装置を用いたことを特徴とする押出装置。
【請求項6】
請求項5に記載の押出装置において、
少なくとも1種類の不燃性ガスと、少なくとも1種類のプラスチックとを含んだプラスチック組成物を、前記プラスチックの融点より低い温度にした状態で前記流路形成装置の流路の出口から押し出して、発泡プラスチックを製造することを特徴とする押出装置。
【請求項7】
請求項5に記載の押出装置において、
前記プラスチック組成物を前記流路形成装置の流路の出口から押し出して、生分解性樹脂を90質量パーセント以上含有した成形品を製造することを特徴とする押出装置。
【請求項8】
請求項7に記載の押出装置において、
前記生分解性樹脂は、ポリ乳酸であることを特徴とする押出装置。
【請求項9】
請求項6に記載の押出装置により成形されることを特徴とする発泡プラスチックシート。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、流路形成装置、押出装置及び発泡プラスチックシートに関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、第一流路形成部材と、第二流路形成部材とを有し、第一流路形成部材と第二流路形成部材とにより、プラスチック組成物を流す流路を形成する流路形成装置が知られている。
【0003】
特許文献1には、上記流路形成装置としての熱可塑性樹脂押出発泡体用金型の流路出口から溶融樹脂流れ方向上流側5mmまでの範囲における流路形成面の溶融樹脂との接触角を45°~65°にしたものが記載されている。溶融樹脂との接触角を45°~65°にすることで、溶融樹脂の流路形成面に対するすべり性を適正にできる。これにより、成形品の表面が粗くなるのを抑制して外観性を良好にでき、かつ、流路出口付近の圧力を良好に保持でき、成形品に偏肉が発生するのを抑制できる旨が記載されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、偏肉の発生抑制や、外観性に改善の余地があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上述した課題を解決するために、本発明は、第一流路形成部材と、第二流路形成部材とを有し、前記第一流路形成部材と前記第二流路形成部材とにより、前記プラスチック組成物を流す流路を形成する流路形成装置において、前記第一流路形成部材及び前記第二流路形成部材の前記流路を形成する流路形成面の前記流路の出口から前記プラスチック組成物の流れ方向上流側3mmまでの範囲に水滴を着滴させ、前記流路形成面の前記水滴の着滴面が水平方向に平行な状態から前記着滴面が鉛直方向と平行の状態となるまで前記着滴面を傾けたときに、前記水滴が滑落しない最大の液滴重量を測定し、前記第一流路形成部材の流路形成面の最大の液滴重量と、前記第二流路形成部材の流路形成面の最大の液滴重量との平均値が、8μg以上、25μg以下であることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、成形品の偏肉を抑制し、かつ、成形品の外観性を良好にできる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本実施形態の流路形成装置の一例を示す概略断面図。
混練装置の一例を示す概略図。
押出成形装置の一例を示す図。
(a)は、偏差と最大の液滴重量との関係を示すグラフであり、(b)は、外観悪さと、最大の液滴重量との関係を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下に、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。なお、いわゆる当業者は特許請求の範囲内における本発明を変更・修正をして他の実施形態をなすことは容易であり、これらの変更・修正はこの特許請求の範囲に含まれるものである。以下の説明はこの発明における最良の形態の例であって、この特許請求の範囲を限定するものではない。
【0009】
図1は、本実施形態の流路形成装置5の一例を示す概略断面図である。
流路形成装置(以下、「金型」「ダイ」「ノズル」と称することがある)の方式としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。流路形成装置としては、例えば、Tダイ、フラットダイ、シームレスダイ、サーキュラーダイ、シングルハートダイ、ダブルハートダイ、スパイラルダイ、ブリッジダイ、スパイダーダイ、トーナメントダイ、コートハンガーダイ、マニホールドダイ、これらの複合型ダイなどが挙げられる。これらの中でも、不燃性ガスを発泡剤として用いて発泡シートを成形する観点ではシームレスダイが好ましく、サーキュラーダイがより好ましい。
【0010】
図1に示す例において、本実施形態の流路形成装置5は、第一流路形成部材10と、第一流路形成部材10と対向する第二流路形成部材20とを有し、更に必要に応じてその他の部材を有している。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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