TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025012649
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023115644
出願日
2023-07-14
発明の名称
ロッド
出願人
株式会社FTS
代理人
個人
,
個人
主分類
B29C
48/325 20190101AFI20250117BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約
【課題】強度をアップさせて折損を抑制し、交換頻度を減少させた成形装置に使用されるロッドを提供する。
【解決手段】ロッド50は、略棒形状であり、成形機1のダイ20に収容されるセパレータ40に形成されたセパレータ凹部43に連結しない状態で収容されるセパレータ側先端部54と、セパレータ側先端部54とは反対側に位置する後端部56と、セパレータ側先端部54と後端部56の中間に位置し、セパレータ側先端部54と後端部56を、ダイ20の前記軸線方向に、且つ互いに異なる方向に回転可能にする支軸55を備え、支軸55よりセパレータ側先端部54側のロッド前側部51は、支軸55に平行方向の断面が矩形である。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
円筒状のダイと、前記ダイの内側に配置され、前記ダイの軸線の方向に移動可能であり、前記ダイとの間に溶融樹脂の流路を形成するコアを備える成形装置において、前記ダイの径方向に形成されるダイ凹部に収容されるセパレータを、前記ダイの前記軸線方向に移動可能にするロッドであって、
前記ロッドは、略棒形状であり、前記セパレータに形成されたセパレータ凹部に連結しない状態で収容されるセパレータ側先端部と、前記セパレータ側先端部とは反対側に位置する後端部と、前記セパレータ側先端部と前記後端部の中間に位置し、前記セパレータ側先端部と前記後端部を、前記ダイの前記軸線方向に、且つ互いに異なる方向に回転可能にする支軸を備え、
前記支軸より前記セパレータ側先端部側のロッド前側部は、前記支軸に平行方向の断面が矩形であることを特徴とするロッド。
続きを表示(約 180 文字)
【請求項2】
前記セパレータ側先端部の前記支軸に垂直方向の断面は、前記セパレータ凹部側に凸状の円弧形状であり、
前記セパレータ凹部の前記ダイの前記軸線に近い部分は、円柱の側面の一部から構成される湾曲面であり、
前記ロッドの前記セパレータ側先端部の半径は、前記セパレータの前記セパレータ凹部の前記湾曲面の半径より小さい請求項1に記載のロッド。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、円筒状のダイと、ダイの内側に配置され、ダイの軸線方向に移動可能であり、ダイとの間に溶融樹脂の流路を形成するコアを備える成形装置において、ダイの径方向に形成されるダイ凹部に収容されるセパレータを、ダイの軸線方向に移動可能にするロッドに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、図6に示すように、円筒状のダイ200と、ダイ200の内側に配置され、ダイ200に対しダイ200の軸線Z方向に相対移動可能で、ダイ200との間に溶融樹脂の流路を形成するコア300と、ダイ200に溶融樹脂の流れ方向の下流側へ開口して設けられたダイ凹部210にダイ200の径方向に収容され、ダイ200の軸線Z方向にスライド可能な複数のセパレータ400と、ダイ凹部210の内壁の一部を成しセパレータ400に対しコア300側に位置してダイ200から溶融樹脂の流れ方向の下流側へ向けて厚みが漸減するように延出される壁部220と、セパレータ400におけるコア300側と反対側の面に形成され径方向の外側に向かって広がるか又は径方向に沿う形状であるセパレータ凹部410を含み、セパレータ400を軸線方向にスライドさせるロッド500、アクチュエータ140を含むスライド機構110と、を有し、壁部220は、流路を流れる溶融樹脂に押されると径方向外側へ弾性的に撓み可能である成形装置100が記載されている。
【0003】
ロッド500は、略棒形状であり、セパレータ400のセパレータ凹部410に連結しない状態で収容されるセパレータ側先端部510と、セパレータ側先端部510とは反対側に位置する後端部520と、セパレータ側先端部510と後端部520の中間の位置に貫通孔530を備え、支持板120に設けられた支軸130により、貫通孔530において回転可能に、ダイ200に支持されている。又、ロッド500のセパレータ側先端部510は、半球状に形成されている。
【0004】
スライド機構110によって、ロッド500の後端部520が、ダイ200の軸線方向に上下に動かされると、支軸130を介してロッド500のセパレータ側先端部510が後端部520と反対方向に移動し、セパレータ400をダイ200の軸線方向に移動させることができる。これにより、流路を流れる溶融樹脂の厚みを変化させることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許6927864号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1において、ロッド500のセパレータ側先端部510は半球状と記載されており、支軸130に平行方向の断面形状は円である。なお、特許文献1にはセパレータ側先端部510以外の部分の支軸130に平行方向の断面形状については記載されていないが、ロッド500においては、セパレータ側先端部510以外の部分の支軸130に平行方向の断面についても円であることが一般的である。
【0007】
ところで、上記の成形装置100において、セパレータ400には、溶融樹脂によってダイ200の外周方向に力が作用し、それに伴い、ロッド500のセパレータ側先端部510にも同様な力が作用する。又、ロッド500のセパレータ側先端部510にダイ200の外周方向に力が作用した状態で、溶融樹脂の厚さを変化させるためにセパレータ400を上下させる必要がある。そのため、成形の際に、ロッド500において、セパレータ側先端部510と貫通孔530の間、特に、支軸130に平行方向の断面積が小さい部分で折損が発生する場合がある。
【0008】
ロッドの折損は、成形不良を招き、又、ロッドの折損時期を判断することは難しいので、ロッドを定期的に交換する必要があるが、交換頻度の増加は、製品のコストアップに反映される。そのため、ロッドの強度をアップさせ、ロッドの交換頻度を減少させたい要望がある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために請求項1の本発明は、円筒状のダイと、ダイの内側に配置され、ダイの軸線方向に移動可能であり、ダイとの間に溶融樹脂の流路を形成するコアを備える成形装置において、ダイの径方向に形成されるダイ凹部に収容されるセパレータを、ダイの軸線方向に移動可能にするロッドであって、ロッドは、略棒形状であり、セパレータのセパレータ凹部に連結しない状態で収容されるセパレータ側先端部と、セパレータ側先端部とは反対側に位置する後端部と、セパレータ側先端部と後端部の中間に位置し、セパレータ側先端部と後端部を、ダイの軸線方向に、且つ互いに異なる方向に回転可能にする支軸を備え、支軸よりセパレータ側先端部側のロッド前側部は、支軸に平行方向の断面が矩形であることを特徴とするロッドである。
【0010】
請求項1の本発明では、ロッドは、略棒形状であり、セパレータのセパレータ凹部に連結しない状態で収容されるセパレータ側先端部と、セパレータ側先端部とは反対側に位置する後端部と、セパレータ側先端部と後端部の中間に位置し、セパレータ側先端部と後端部を、ダイの軸線方向に、且つ互いに異なる方向に回転可能にする支軸を備え、支軸よりセパレータ側先端部側のロッド前側部は、支軸に平行方向の断面が矩形であるので、断面が円等の弧形状の場合に比較して断面積が増大する。その結果、ロッドの強度が増大するので、成形の際に、セパレータ側先端部と支軸との間で折損が発生する頻度を減少させることができる。又、それに伴い、ロッドの交換頻度を減少させることができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
株式会社FTS
ロッド
今日
株式会社FTS
高圧ガス貯留装置
今日
株式会社FTS
高圧ガス貯留装置
今日
東レ株式会社
溶融紡糸設備
7か月前
東レ株式会社
吹出しノズル
1か月前
シーメット株式会社
光造形装置
29日前
東レ株式会社
プリプレグテープ
4か月前
CKD株式会社
型用台車
1か月前
個人
射出ミキシングノズル
3か月前
株式会社日本製鋼所
押出機
3か月前
グンゼ株式会社
ピン
1か月前
個人
樹脂可塑化方法及び装置
7日前
株式会社FTS
ロッド
今日
帝人株式会社
成形体の製造方法
6か月前
株式会社FTS
成形装置
29日前
株式会社シロハチ
真空チャンバ
2か月前
株式会社リコー
シート剥離装置
5か月前
東レ株式会社
一体化成形品の製造方法
5か月前
株式会社リコー
画像形成システム
1か月前
株式会社日本製鋼所
押出成形装置
4か月前
三菱自動車工業株式会社
予熱装置
4か月前
TOWA株式会社
成形型清掃用のブラシ
3か月前
株式会社日本製鋼所
押出成形装置
4か月前
株式会社リコー
シート処理システム
5か月前
株式会社リコー
シート処理システム
5か月前
株式会社ニフコ
樹脂製品の製造方法
3か月前
小林工業株式会社
振動溶着機
7か月前
個人
ノズルおよび熱風溶接機
16日前
KTX株式会社
シェル型の作製方法
7か月前
日東工業株式会社
インサート成形機
1か月前
トヨタ自動車株式会社
3Dプリンタ
1か月前
東レ株式会社
溶融押出装置および押出方法
15日前
トヨタ自動車株式会社
電池の製造方法
1か月前
東レ株式会社
二軸配向ポリエステルフィルム
7か月前
ヒロホー株式会社
搬送容器の製造方法
7か月前
東ソー株式会社
高純度薬品用容器の製造方法
6か月前
続きを見る
他の特許を見る