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公開番号2024124591
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-13
出願番号2023032366
出願日2023-03-03
発明の名称押出成形装置
出願人株式会社日本製鋼所
代理人個人
主分類B29C 48/31 20190101AFI20240906BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約【課題】押出成形用ダイ(熱源)からの熱がリテーナ(保持部材)を介して伝熱されることによりアクチュエータが高温となる結果、アクチュエータの動作不良が発生するのを抑制できる押出成形装置を提供する。
【解決手段】押出成形装置1Aであって、押出成形用ダイ20Aと、前記押出成形用ダイの可動リップ21cと相手リップ22cとの間のリップ間隔Sを調整する、アクチュエータ311を含むリップ間隔調整機構31Cと、前記リップ間隔調整機構を保持するリテーナ210と、第1断熱部材100aと、を備え、前記リテーナは、当該リテーナと前記押出成形用ダイの前記可動リップに向かって傾斜したテーパ面21bとの間に前記第1断熱部材を挟んだ状態で前記押出成形用ダイの前記テーパ面に固定されている。
【選択図】図15
特許請求の範囲【請求項1】
押出成形用ダイと、
前記押出成形用ダイの可動リップと相手リップとの間のリップ間隔を調整する、アクチュエータを含むリップ間隔調整機構と、
前記リップ間隔調整機構を保持するリテーナと、
第1断熱部材と、を備え、
前記リテーナは、当該リテーナと前記押出成形用ダイの前記可動リップに向かって傾斜したテーパ面との間に前記第1断熱部材を挟んだ状態で前記押出成形用ダイの前記テーパ面に固定されている押出成形装置。
続きを表示(約 370 文字)【請求項2】
第2断熱部材と、
前記アクチュエータを保持するアクチュエータ保持部と、をさらに備え、
前記アクチュエータ保持部は、当該アクチュエータ保持部と前記リテーナとの間に前記第2断熱部材を挟んだ状態で前記リテーナに固定されている請求項1に記載の押出成形装置。
【請求項3】
前記押出成形用ダイと前記アクチュエータとの間の伝熱経路の少なくとも一部の放熱を促進する放熱促進手段をさらに備える請求項2に記載の押出成形装置。
【請求項4】
前記放熱促進手段は、前記リテーナに設けられた放熱フィン又は前記リテーナを冷却する冷却装置である請求項3に記載の押出成形装置。
【請求項5】
前記アクチュエータは、サーボモータである請求項1から4のいずれか1項に記載の押出成形装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、押出成形装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
先端に形成されたリップ間の間隔(スリット、隙間。以下、リップ間隔と呼ぶ)からフィルム状の溶融樹脂を押し出す押出成形用ダイ(Tダイ)が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1には、リップ間隔から押し出されるフィルム状の溶融樹脂の厚みをその幅方向の全域に亘って均一に制御するため、押出成形用ダイの幅方向に配置された複数のヒートボルトが開示されている。リップ調整ねじを手動で回転させることにより、ヒートボルトは、その軸方向に移動して一方のリップ(可動リップ、フレキシブルリップ)を押し引きし、リップ間隔を局所的に調整する。これにより、リップ間隔からその後に押し出されるフィルム状の溶融樹脂の厚さが均一に制御される。
【0004】
これに対して、本発明者らは、押出成形用ダイの幅方向に複数配置されたリップ間隔調整機構(アクチュエータを含む)を押出成形用ダイに固定されたリテーナ(保持部材)で保持し、各々のリップ間隔調整機構の配置箇所でリップ間隔を調整することを検討した。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2013-52574号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明者らが検討したところ、上記構成においては、押出成形用ダイ(熱源)からの熱がリテーナ(保持部材)を介して伝熱されることによりアクチュエータが高温となる結果、アクチュエータの動作不良が発生するという課題を見出した。
【0007】
その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0008】
一実施の形態に係る押出成形装置では、押出成形用ダイと、前記押出成形用ダイの可動リップと相手リップとの間のリップ間隔を調整する、アクチュエータを含むリップ間隔調整機構と、前記リップ間隔調整機構を保持するリテーナと、第1断熱部材と、を備え、前記リテーナは、当該リテーナと前記押出成形用ダイの前記可動リップに向かって傾斜したテーパ面との間に前記第1断熱部材を挟んだ状態で前記押出成形用ダイの前記テーパ面に固定されている。
【発明の効果】
【0009】
前記一実施の形態によれば、押出成形用ダイ(熱源)からの熱がリテーナ(保持部材)を介して伝熱されることによりアクチュエータが高温となる結果、アクチュエータの動作不良が発生するのを抑制できる押出成形装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施の形態1に係る押出成形装置1の全体構成を示す概略図である。
リップ間隔調整装置30が取り付けられたTダイ20の斜視図である。
図2中の矢印A1方向から見た矢視図である。
図3のIV-IV断面図である。
リップ間隔調整装置30の動作例(成形開始前)のフローチャートである。
リップ間隔調整装置30の動作例(成形開始後)のフローチャートである。
リップ間隔調整装置30によりリップ間隔Sを調整する場合の時間と可動リップ21cの変位量との関係を表すグラフである。
比較例のリップ間隔調整装置30Aである。
比較例のリップ間隔調整装置30A(ヒートボルト33)によりリップ間隔Sを調整する場合の時間と可動リップ21cの変位量との関係を表すグラフである。
リップ間隔調整装置30(変形例1)が取り付けられたTダイ20の断面図である。
リップ間隔調整装置30(変形例2)が取り付けられたTダイ20の断面図である。
リップ間隔調整装置30A(変形例3)が取り付けられたTダイ20の斜視図である。
図11中の矢印A2方向から見た矢視図である。
図12のXIII-XIII断面図である。
可動リップ21Acを含むダイブロック21A、可動リップ21Bcを含むダイブロック21Bを備えたTダイ20(変形例4)の断面図である。
リップ間隔調整機構31Cが取り付けられたTダイ20Aの斜視図である。
Tダイ20Aの中央断面図である。
図15から抜き出したリップ間隔調整機構31Cの斜視図である。
リテーナ200の斜視図である。
Tダイ20A(熱源)からの熱の移動を表す図である。
放熱促進手段700を適用した押出成形装置1Aの例である。
ブッシュ400a、400bを設けたことの効果について説明する図である。
比較例の押出成形装置の部分拡大図(簡略図)である。
ブッシュ400a、400bの変形例である。
ブッシュ400a、400bの他の変形例である。
放熱促進手段700の他の一例である。
放熱促進手段700の他の一例である。
1つのブッシュ400bを用いる場合のはめあいの例である。
2つのブッシュ400a、400bを用いる場合のはめいあいの例である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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