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公開番号
2024157730
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-08
出願番号
2023072266
出願日
2023-04-26
発明の名称
射出成形機
出願人
株式会社日本製鋼所
代理人
個人
,
個人
主分類
B29C
45/76 20060101AFI20241031BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約
【課題】搭載された金型の検査が可能な射出成形機を提供する。
【解決手段】射出成形機1は、固定金型M1が搭載される固定盤22と、可動金型M2が搭載される可動盤24と、固定金型M1の可動金型M2と対向する面と、可動金型M2の固定金型M1と対向する面の少なくともいずれかに図形を投影する少なくとも一つの投影部45と、少なくともいずれかの面に投影された図形を撮影する少なくとも一つの撮影部46と、を有している。少なくとも一つの投影部45と少なくとも一つの撮影部46は、固定盤22と可動盤24の少なくともいずれかに取り付けられている。
【選択図】図3A
特許請求の範囲
【請求項1】
固定金型が搭載される固定盤と、
可動金型が搭載される可動盤と、
前記固定金型の前記可動金型と対向する面と、前記可動金型の前記固定金型と対向する面の少なくともいずれかに図形を投影する少なくとも一つの投影部と、
少なくともいずれかの前記面に投影された前記図形を撮影する少なくとも一つの撮影部と、を有し、
前記少なくとも一つの投影部と前記少なくとも一つの撮影部は、前記固定盤と前記可動盤の少なくともいずれかに取り付けられている、射出成形機。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記少なくとも一つの投影部と前記少なくとも一つの撮影部のうち、前記固定盤または前記可動盤に取り付けられた投影部と撮影部は一体化されている、請求項1に記載の射出成形機。
【請求項3】
前記少なくとも一つの撮影部が撮影した前記図形の特徴量を算出し、前記特徴量に基づき前記可動盤を制御する制御部を有する、請求項1に記載の射出成形機。
【請求項4】
前記制御部は、前記射出成形機の自動運転モードのとき、前記図形の投影と撮影を自動的に実行するよう前記投影部と前記撮影部とを制御する、請求項3に記載の射出成形機。
【請求項5】
前記少なくとも一つの投影部は、前記少なくともいずれかの前記面を前記図形で走査させる走査部を有し、
前記少なくとも一つの撮影部は、走査の際に前記図形を複数回撮影し、
前記制御部は、撮影された複数の前記図形に対して算出された前記特徴量のうち最大の前記特徴量に基づき前記可動盤を制御する、請求項3に記載の射出成形機。
【請求項6】
前記特徴量は投影によって生じた前記図形の歪の大きさと正の相関関係を有し、
前記制御部は前記特徴量の閾値を記憶し、前記最大の特徴量が前記閾値を上回る場合、前記可動金型を前記固定金型から離れた位置に維持する、請求項5に記載の射出成形機。
【請求項7】
前記特徴量は投影によって生じた前記図形の歪の大きさと正の相関関係を有し、
前記制御部は前記特徴量の閾値を記憶し、前記最大の特徴量が前記閾値以下である場合、前記可動盤を型締めが完了するロック位置まで連続的に移動させる、請求項5に記載の射出成形機。
【請求項8】
前記制御部は、前記特徴量が凸形状と凹形状のいずれに対応するかを推定する、請求項3から7のいずれか1項に記載の射出成形機。
【請求項9】
前記図形は、前記少なくとも一つの投影部からの照射光によって形成される明部と暗部の境界線であり、
前記特徴量は、撮影された前記境界線の歪む方向を示す情報を含み、
前記制御部は前記情報に基づき、前記特徴量が凸形状と凹形状のいずれに対応するかを推定する、請求項8に記載の射出成形機。
【請求項10】
前記制御部は前記特徴量が前記凸形状に対応すると推定した場合、前記面に異物が付着している可能性がある旨のアラームを発信し、前記特徴量が前記凹形状に対応すると推定した場合、前記面に傷が生じている可能性がある旨のアラームを発信する、請求項9に記載の射出成形機。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は射出成形機に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
金型の仕上精度は成形品の表面精度に大きな影響を与えるため、製作された金型を目視点検などで検査することが一般的である。特許文献1には、金型に図形を投影して図形の歪から金型の仕上精度を判断する方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-18859号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
金型が射出成形機に搭載されて多数回のショットを重ねるうちに、金型の表面、特に可動金型と固定金型の互いに対向する対向面に樹脂などの異物が付着することがある。この状態で型締めを行うと、型締めが不十分となるばかりでなく、金型の対向面に割れなどが発生することがある。また、金型が射出成形機に搭載された後、何らかの原因で金型の対向面に凹みなどの傷がつく可能性もある。特許文献1に記載された方法では、射出成形機に搭載された状態の金型を目視点検することは困難である。
【0005】
本開示は、搭載された金型の検査が可能な射出成形機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示によれば、射出成形機は、固定金型の可動金型と対向する面と可動金型の固定金型と対向する面の少なくともいずれかに図形を投影する投影部と、投影された図形を撮影する撮影部と、を有し、投影部と撮影部は、固定盤と可動盤の少なくともいずれかに取り付けられている。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、搭載された金型の検査が可能な射出成形機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施形態に係る射出成形機の概略正面図である。
可動金型と固定金型の一例をより詳細に示す断面図である。
固定金型検査部と可動金型検査部を概念的に示す図である。
固定金型検査部の概略斜視図である。
固定金型検査部の概略上面図である。
固定金型の検査方法を示す概略フロー図である。
異物が付着した固定金型の側面図である。
図5Aに示す固定金型の固定金型対向面を撮影した画像の概念図である。
凹部が形成された固定金型の側面図である。
図5Cに示す固定金型の固定金型対向面を撮影した画像の概念図である。
固定金型対向面を走査する方法を示す図である。
固定金型対向面を走査する方法を示す図である。
型締モータのモータトルクの時間変化を示す概念図である。
形状異常部の形状の推定モデルの概念図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<全体構成>
図面を参照して、本発明の射出成形機の実施形態について説明する。図1は本実施形態に係る射出成形機1の概略正面図を示している。射出成形機1は、金型を型締めする型締装置2と、射出される材料を加熱溶融して射出する射出装置3と、制御部4と、から概略構成されている。制御部4は射出成形機1の作動全般を制御するために設けられている。以下の説明で、スクリュ33の移動方向あるいは可動金型M2の移動方向を方向Xという。方向Xは水平方向と平行である。方向Xと直交する水平方向をY方向という。鉛直方向をZ方向という。X方向とY方向とZ方向は互いに直交している。固定金型M1と可動金型M2を合わせて金型Mという場合がある。
【0010】
<型締装置2>
型締装置2は、ベッド21上に固定され固定金型M1が搭載される固定盤22と、ベッド21上をスライド可能な型締ハウジング23と、ベッド21上をスライド可能で可動金型M2が搭載される可動盤24と、を備えている。固定盤22と型締ハウジング23は複数本のタイバー25によって連結されている。可動盤24と型締ハウジング23の間には、金型Mを開閉するための型締機構26が設けられている。型締機構26は、トグル機構27と、トグル機構27を駆動する型締モータ28と、を有している。図示は省略するが、型締機構26は直圧式の型締機構、つまり油圧式の型締シリンダから構成してもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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