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公開番号2024174052
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-13
出願番号2024166892,2024002329
出願日2024-09-26,2020-08-11
発明の名称認証装置、認証システム、端末装置、認証方法、及びプログラム
出願人株式会社リコー
代理人弁理士法人ITOH
主分類G06F 21/31 20130101AFI20241206BHJP(計算;計数)
要約【課題】カメラを用いて人物を認証する認証システムにおいて、離れた場所から顔認証によらずに、人物を認証できるようにする。
【解決手段】認証装置は、人物を撮影した画像を取得する画像取得部と、前記人物が利用する端末装置に対して所定の表示処理を実行させる第1の識別情報を表す第1の音波を出力する第1の音波出力部と、前記取得部が取得した画像に基づいて、前記端末装置が前記所定の表示処理を実行したか否かを判断する判断部と、前記端末装置が前記所定の表示処理を実行した場合、前記端末装置に対して自装置を識別する第2の識別情報を表す第2の音波を出力する第2の音波出力部と、前記端末装置が送信する、前記第2の識別情報と前記端末装置を識別する端末識別情報とを含む認証情報と、予め登録された登録情報とを照合して、前記人物又は前記端末装置を認証する認証部と、を有する。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
人物を撮影した画像を取得する画像取得部と、
前記人物が利用する端末装置に対して所定の表示処理を実行させる第1の識別情報を表す第1の音波を出力する第1の音波出力部と、
前記画像に基づいて、前記端末装置が前記所定の表示処理を実行したか否かを判断する判断部と、
前記端末装置が前記所定の表示処理を実行した場合、前記端末装置に対して自装置を識別する第2の識別情報を表す第2の音波を出力する第2の音波出力部と、
前記端末装置が送信する、前記第2の識別情報と前記端末装置を識別する端末識別情報とを含む認証情報と、予め登録された登録情報とを照合して、前記人物又は前記端末装置を認証する認証部と、
を有する、認証装置。
続きを表示(約 2,000 文字)【請求項2】
前記第1の音波出力部は、前記端末装置を第1の表示状態から第2の表示状態に遷移させる前記第1の識別情報を表す前記第1の音波を出力し、
前記判断部は、前記端末装置が前記第2の表示状態に遷移した場合、前記端末装置が前記所定の表示処理を実行したと判断する、請求項1に記載の認証装置。
【請求項3】
前記認証部は、前記人物の認証を許可するときに、前記端末装置に認証結果を通知し、前記端末装置が、前記認証結果に応じて第3の表示状態に移行しない場合、前記人物の認証の許可を取り消す、請求項2に記載の認証装置。
【請求項4】
前記第1の音波出力部は、前記第1の識別情報と前記第2の識別情報とを表す前記第1の音波を出力し、
前記認証部は、前記端末装置が、前記第1の音波に応じて、認証済みであることを示す第4の表示状態に移行した場合、前記人物又は前記端末装置を認証する認証処理の少なくとも一部を省略する、請求項2に記載の認証装置。
【請求項5】
前記第1の音波出力部は、前記端末装置に対して、所定の画面を表示させる前記第1の識別情報を表す前記第1の音波を出力し、
前記判断部は、前記端末装置が前記所定の画面を表示したときに、前記端末装置が前記所定の表示処理を実行したと判断する、請求項1に記載の認証装置。
【請求項6】
前記第1の音波出力部は、前記端末装置に対して、前記人物に所定の動作を促す表示画面を表示させる前記第1の識別情報を表す前記第1の音波を出力し、
前記判断部は、前記人物が前記所定の動作をしたときに、前記端末装置が前記所定の表示処理を実行したと判断する、請求項1に記載の認証装置。
【請求項7】
請求項1乃至6のいずれか一項に記載の認証装置が出力する音波を取得可能な端末装置であって、
前記認証装置から取得した音波が、所定の表示処理の実行を要求する第1の識別情報を表す第1の音波である場合、前記所定の表示処理を実行する表示制御部と、
前記認証装置から取得した音波が、前記認証装置を識別する第2の識別情報を含む前記第2の音波である場合、前記第2の識別情報と前記端末装置を識別する端末識別情報とを含む認証情報を所定の送信先に送信する認証情報送信部と、
を有する、端末装置。
【請求項8】
人物を撮影した画像を取得する画像取得部と、
前記人物が利用する端末装置に対して所定の表示処理を実行させる第1の識別情報を表す第1の音波を出力する第1の音波出力部と、
前記画像に基づいて、前記端末装置が前記所定の表示処理を実行したか否かを判断する判断部と、
前記端末装置が前記所定の表示処理を実行した場合、前記端末装置に対して前記第1の識別情報とは異なる第2の識別情報を含む第2の音波を出力する第2の音波出力部と、
前記端末装置が送信する、前記第2の識別情報と前記端末装置を識別する端末識別情報とを含む認証情報と、予め登録された登録情報とを照合して、前記人物又は前記端末装置を認証する認証部と、
を有する、認証システム。
【請求項9】
請求項8に記載の認証システムが出力する音波を取得可能な端末装置に、
前記認証システムから取得した音波が、所定の表示処理の実行を要求する第1の識別情報を表す第1の音波である場合、前記所定の表示処理を実行する表示制御処理と、
前記認証システムから取得した音波が、前記第1の識別情報とは異なる第2の識別情報を表す第2の音波である場合、前記第2の識別情報と前記端末装置を識別する端末識別情報とを含む認証情報を前記認証システムに送信する認証情報送信処理と、
を実行させる、プログラム。
【請求項10】
端末装置を利用する人物又は前記端末装置を認証する認証方法であって、
コンピュータが、
前記人物を撮影した画像を取得する画像取得処理と、
前記人物が利用する端末装置に対して所定の表示処理を実行させる第1の識別情報を表す第1の音波を出力する第1の音波出力処理と、
前記画像に基づいて、前記端末装置が前記所定の表示処理を実行したか否かを判断する判断処理と、
前記端末装置が前記所定の表示処理を実行した場合、前記端末装置に対して前記第1の識別情報とは異なる第2の識別情報を含む第2の音波を出力する第2の音波出力処理と、
前記端末装置が送信する、前記第2の識別情報と前記端末装置を識別する端末識別情報とを含む認証情報と、予め登録された登録情報とを照合して、前記人物を認証する認証処理と、
を実行する、認証方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、認証装置、認証システム、認証方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
監視カメラ等の固定カメラや、移動ロボットが備える移動カメラ等を用いて、施設内の人物の認証を行う認証システムが知られている。
【0003】
例えば、固定カメラで撮影した第1の画像に含まれる人物の顔照合ができない場合に、人物を撮影可能な位置にある移動体のカメラで第2の画像を取得し、人物の顔認証を行う照合システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような、カメラを用いた認証システムにより、例えば、ドローン、移動ロボット、監視カメラ等を用いて、比較的離れた場所からでも人物を認証することができる。
【0005】
しかし、特許文献1に開示された技術では、人物の顔認証を行うために、より解像度の高い画像や認証精度が要求される。また、顔認証には、認証の対象となる人物がマスク等を着用している場合には、認証が困難であるという問題もある。
【0006】
本発明の一実施形態は、上記の問題点に鑑みてなされたものであって、カメラを用いて人物を認証する認証システムにおいて、離れた場所から顔認証によらずに、人物を認証できるようにする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するため、本発明の一実施形態に係る認証装置は、人物を撮影した画像を取得する画像取得部と、前記人物が利用する端末装置に対して所定の表示処理を実行させる第1の識別情報を表す第1の音波を出力する第1の音波出力部と、前記画像に基づいて、前記端末装置が前記所定の表示処理を実行したか否かを判断する判断部と、前記端末装置が前記所定の表示処理を実行した場合、前記端末装置に対して自装置を識別する第2の識別情報を表す第2の音波を出力する第2の音波出力部と、前記端末装置が送信する、前記第2の識別情報と前記端末装置を識別する端末識別情報とを含む認証情報と、予め登録された登録情報とを照合して、前記人物又は前記端末装置を認証する認証部と、を有する。
【発明の効果】
【0008】
本発明の一実施形態によれば、カメラを用いて人物を認証する認証システムにおいて、離れた場所から顔認証によらずに、人物を認証できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
一実施形態に係る情報処理システムのシステム構成の例を示す図である。
一実施形態に係る情報処理システムの認証処理の概要を示す図である。
一実施形態に係る端末装置の表示画面の遷移の例を示す図である。
一実施形態に係るコンピュータのハードウェア構成の例を示す図である。
一実施形態に係るドローンのハードウェア構成の例を示す図である。
一実施形態に係る端末装置のハードウェア構成の例を示す図である。
一実施形態に係る情報処理システムの機能構成の一例を示す図である。
一実施形態に係る情報処理システムの機能構成の別の一例を示す図である。
一実施形態に係る情報管理部が管理する情報の一例のイメージを示す図である。
第1の実施形態に係る認証システムの処理の例を示すフローチャートである。
第1の実施形態に係る認証OKの場合の処理の例を示すフローチャートである。
第1の実施形態に係る認証NGの場合の処理の例を示すフローチャートである。
第1の実施形態に係る端末装置の処理の例を示すフローチャートである。
第1の実施形態に係る情報処理システムの処理の例を示すシーケンス図である。
第2の実施形態に係る情報処理システムの処理の例を示すシーケンス図である。
一実施形態に係る登録処理の一例を示すシーケンス図である。
一実施形態に係る登録処理の別の一例を示すシーケンス図である。
第3の実施形態に係る情報処理システムの処理の例を示すシーケンス図である。
一実施形態に係る応用例を示す図(1)である。
一実施形態に係る応用例を示す図(2)である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本発明の実施の形態について、添付の図面を参照して説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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