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公開番号
2024173750
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-12
出願番号
2024084444
出願日
2024-05-24
発明の名称
測色装置及びこれを備えた画像形成装置
出願人
株式会社リコー
代理人
個人
,
個人
主分類
H04N
1/00 20060101AFI20241205BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】厚さが異なる記録媒体の測色精度を高くする。
【解決手段】記録媒体に記録された色情報を読み取る読取部と、前記読取部にて読み取られた色情報について、基準板が具備する基準読取面上の白色基準を用いて演算を行う演算部と、を有し、前記読取部は、前記基準読取面が複数の高さを有する基準板の前記基準読取面のうち、前記記録媒体の厚さに応じた高さの読み取り領域から白色基準を読み取り可能である。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
記録媒体に記録された色情報を読み取る読取部と、
前記読取部にて読み取られた色情報について、基準板が具備する基準読取面上の白色基準を用いて演算を行う演算部と、を有し、
前記読取部は、前記基準読取面が複数の高さを有する基準板の前記基準読取面のうち、前記記録媒体の厚さに応じた高さの読み取り領域から白色基準を読み取り可能である、測色装置。
続きを表示(約 610 文字)
【請求項2】
前記読取部は、階段状となった基準読取面上の白色基準を読み取り可能である、請求項1に記載の測色装置。
【請求項3】
前記読取部は、傾斜した基準読取面上の白色基準を読み取り可能である、請求項1に記載の測色装置。
【請求項4】
前記読取部を前記読み取り領域に対向する位置に移動させる移動手段を有する、請求項1に記載の測色装置。
【請求項5】
前記記録媒体の厚さを検知する検知手段を有し、
前記読取部は、前記検知手段にて検知された前記記録媒体の厚さに応じた高さの読み取り領域から白色基準を読み取り可能である、請求項1に記載の測色装置。
【請求項6】
前記検知手段は、前記記録媒体が搬送される搬送経路上に配置されている、請求項5に記載の測色装置。
【請求項7】
前記記録媒体の厚さが入力される入力手段を有し、
前記読取部は、前記入力手段に入力された前記記録媒体の厚さに応じた高さの読み取り領域から白色基準を読み取り可能である、請求項1に記載の測色装置。
【請求項8】
前記入力手段は、外部から操作可能な操作パネルである、請求項7に記載の測色装置。
【請求項9】
請求項1乃至8のいずれか1項に記載の測色装置と、
前記記録媒体に画像を形成する画像形成手段と、を有する、画像形成装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、測色装置及びこれを備えた画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
測色装置では、紙等の記録媒体上に形成された画像を読み取った後、基準板に表示された白色基準を読み取り、色情報の補正を行うことが知られている。
【0003】
特許文献1には、画像を読み取る読取部を備えた画像読取装置において、画像が形成された原稿を、読取部に対してその原稿の厚さに対応した位置を通過するように移動させる構成が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示された構成では、色情報が読み取られる記録媒体の厚さが異なると、測色精度が低下する場合がある。
【0005】
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであって、厚さが異なる記録媒体の測色精度を高くすることができる測色装置及びこれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために本発明は、
記録媒体に記録された色情報を読み取る読取部と、
前記読取部にて読み取られた色情報について、基準板が具備する基準読取面上の白色基準を用いて演算を行う演算部と、を有し、
前記読取部は、前記基準読取面が複数の高さを有する基準板の前記基準読取面のうち、前記記録媒体の厚さに応じた高さの読み取り領域から白色基準を読み取り可能である、測色装置である。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、厚さが異なる記録媒体の測色精度を高くすることができる測色装置及びこれを備えた画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
測色装置の基本的な構成の一例を示す図である。
図1に示した制御装置の機能構成の一例を示すブロック図である。
測色装置の基本的な動作を説明するためのフローチャートである。
用紙の厚さが異なる場合の作用を説明するための図である。
用紙の厚さが異なる場合の作用を説明するための図である。
本発明の測色装置の第1の実施形態に用いられる基準板の構成を示す図である。
第1の実施形態における測色装置の動作を説明するためのフローチャートである。
第1の実施形態における白色基準の読み取り位置の一例を示す図である。
本発明の測色装置の第2の実施形態に用いられる基準板の構成を示す図である。
第2の実施形態における白色基準の読み取り位置の一例を示す図である。
本発明の測色装置の第3の実施形態を示す図である。
図11に示した測色装置の動作を説明するためのフローチャートである。
図8に示した測色装置を有する画像形成装置の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。ただし、以下に示す形態は、本実施形態の技術思想を具現化するための測色装置及びこれを備えた画像形成装置を例示するものであって、以下に限定するものではない。また、実施形態に記載されている構成部の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、特定的な記載がない限り、本発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。なお、各図面が示す部材の大きさ、位置関係等は、説明を明確にするため誇張していることがある。また、以下の説明において、同一の名称、符号については同一もしくは同質の部材を示しており詳細説明を適宜省略する。
【0010】
〈測色装置の基本的な構成〉
図1は、測色装置の基本的な構成の一例を示す図である。図1(a)は、用紙の搬送方向と直交する方向から見た図、図1(b)は、図1(a)に示したA-A断面を示す図である。
(【0011】以降は省略されています)
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