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公開番号2025001197
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-08
出願番号2023100660
出願日2023-06-20
発明の名称原稿読取装置および方法
出願人理想科学工業株式会社
代理人個人
主分類H04N 1/04 20060101AFI20241225BHJP(電気通信技術)
要約【課題】読み取った画像データの欠損を即座に認識することができる原稿読取装置を提供する。
【解決手段】原稿台10と、原稿台10に載置された原稿を読み取る読取部11と、原稿のサイズを検出する原稿サイズ検出部12と、原稿台に対して開閉される押圧板13と、原稿台10に対する押圧板13の角度を検出する角度検出部15と、原稿サイズ検出部12によって検出された原稿のサイズに基づいて原稿の読取りを行った後、読取部11を原稿のサイズの範囲外に移動させ、押圧板13が開かれる際に、角度検出部15によって第1の角度が検出された第1の時点とその第1の角度よりも大きい第2の角度が検出された第2の時点とにおいて、読取部11を制御して読取りを行い、第1の時点における第1の読取濃度と第2の時点における第2の読取濃度に基づいて、原稿のサイズの誤検出を判定する制御部16とを備える。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
読取対象の原稿が載置される原稿台と、
前記原稿台に載置された原稿を読み取る読取部と、
前記原稿台に設置された原稿のサイズを検出する原稿サイズ検出部と、
前記原稿台に設置された原稿を押圧するとともに、一辺を中心軸として回動して前記原稿台に対して開閉される押圧板と、
前記原稿台の原稿設置面に対する前記押圧板の角度を検出する角度検出部と、
前記原稿サイズ検出部によって検出された原稿のサイズに基づいて、前記読取部を制御して前記原稿の読取りを行った後、前記読取部を前記原稿のサイズの範囲外に移動させ、前記押圧板が開かれる際に、前記角度検出部によって第1の角度が検出された第1の時点と該第1の角度よりも大きい第2の角度が検出された第2の時点とにおいて、前記読取部を制御して読取りを行い、前記第1の時点における第1の読取濃度と前記第2の時点における第2の読取濃度に基づいて、前記原稿のサイズの誤検出を判定する制御部とを備えた原稿読取装置。
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
前記制御部が、前記第1の読取濃度と前記第2の読取濃度に差がない場合に前記原稿のサイズが誤検出であると判定する請求項1記載の原稿読取装置。
【請求項3】
前記制御部が、前記原稿のサイズが誤検出であると判定した場合、警告を行う請求項1記載の原稿読取装置。
【請求項4】
前記制御部が、前記原稿のサイズが誤検出であると判定した場合、ユーザによる原稿のサイズの入力を受け付け、該受け付けた原稿のサイズに基づいて前記読取部を制御して再読取りを行う請求項1記載の原稿読取装置。
【請求項5】
前記制御部が、前記ユーザによって入力された原稿のサイズの端部に前記読取部を移動させた後、前記読取部から読取光を出射させる請求項4記載の原稿読取装置。
【請求項6】
原稿台に載置された読取対象の原稿を押圧板によって押圧した後、読取部によって前記原稿の読取りを行う原稿読取方法であって、
前記原稿台に載置された原稿のサイズを検出し、
該検出した原稿のサイズに基づいて前記原稿の読取りを行った後、前記読取部を前記原稿のサイズの範囲外に移動させ、
前記押圧板が開かれる際に、前記押圧板の前記原稿台の原稿設置面に対する角度が第1の角度になった第1の時点と該第1の角度よりも大きい第2の角度になった第2の時点とにおいて、前記読取部によって読取りを行い、
前記第1の時点における第1の読取濃度と前記第2の時点における第2の読取濃度に基づいて、前記原稿のサイズの誤検出を判定する原稿読取方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、原稿の読取りを行う原稿読取装置および方法に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、スキャナ、コピー機、FAX装置および複合機などに備えられ、原稿台に載置された原稿を光学的に読み取る原稿読取装置が知られている。この原稿読取装置では、読取対象の原稿のサイズを誤判別すると、原稿の読み取りが正確にできなくなり、原稿を読み取った画像データの欠損などが発生することから、原稿のサイズを検出する原稿サイズ検出機構が一般的に実装されている。
【0003】
たとえば特許文献1においては、ラインセンサによって原稿を読み取る原稿読取装置において、原稿を押圧する押圧板の開状態と閉状態におけるラインセンサと原稿検出サイズセンサによる原稿検出結果の組み合わせにより、定型サイズを正確に検出する方法が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2006-135856号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、原稿台に原稿を載置して読み取る場合、以下のケースで読み取った画像データに欠損が発生する場合がある。
1.原稿のサイズを自動検出した場合に、不定形の原稿のサイズが定型サイズとして誤検出された場合
2.原稿のサイズを手動で設定した場合に、その設定値が間違っていた場合
3.原稿のサイズの手動による設定値は正しいが、原稿を置いた場所がずれていた場合
【0006】
特許文献1では、定型サイズの原稿のサイズを正確に検出することはできるが、原稿の長さ検出は、単一の原稿検出サイズセンサで行っているため、定型サイズ以外の原稿の長さを正確に検出することができない。たとえば、教科書などで用いられる定型サイズではないAB版(210mm×257mm)のようなサイズは、上述したケース1の自動検出ではB5サイズ(182mm×257mm)と誤検出されやすく、その場合、長さ方向について182mm~210mmの部分の画像データが欠けてしまう。また、ケース2の手動設定だとしても、教科書の用紙サイズを知らなければ、間違ったサイズを設定してしまうこともある。
【0007】
ユーザは、画像データの印刷結果または画像データの表示結果を確認するまでは画像データの欠損に気付くことができず、作業効率の低下を招く。
【0008】
本発明は、上記事情に鑑み、読み取った画像データの欠損を即座に認識することができる原稿読取装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の原稿読取装置は、読取対象の原稿が載置される原稿台と、原稿台に載置された原稿を読み取る読取部と、原稿台に設置された原稿のサイズを検出する原稿サイズ検出部と、原稿台に設置された原稿を押圧するとともに、一辺を中心軸として回動して原稿台に対して開閉される押圧板と、原稿台の原稿設置面に対する押圧板の角度を検出する角度検出部と、原稿サイズ検出部によって検出された原稿のサイズに基づいて、読取部を制御して原稿の読取りを行った後、読取部を原稿のサイズの範囲外に移動させ、押圧板が開かれる際に、角度検出部によって第1の角度が検出された第1の時点とその第1の角度よりも大きい第2の角度が検出された第2の時点とにおいて、読取部を制御して読取りを行い、第1の時点における第1の読取濃度と第2の時点における第2の読取濃度に基づいて、原稿のサイズの誤検出を判定する制御部とを備える。
【発明の効果】
【0010】
本発明の原稿読取装置によれば、原稿台に載置された原稿のサイズを検出し、その検出した原稿のサイズに基づいて原稿の読取りを行った後、読取部を原稿のサイズの範囲外に移動させ、押圧板が開かれる際に、押圧板の原稿設置面に対する角度が第1の角度になった第1の時点と第1の角度よりも大きい第2の角度になった第2の時点とにおいて読取りを行い、第1の時点における第1の読取濃度と第2の時点における第2の読取濃度に基づいて、原稿のサイズの誤検出を判定するようにしたので、ユーザは、読み取った画像データの欠損を即座に認識することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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