特許ウォッチ

公開番号2024151839
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-25
出願番号2023065579
出願日2023-04-13
発明の名称撮像装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人
主分類H04N 23/50 20230101AFI20241018BHJP(電気通信技術)
要約【課題】外部コネクタの搭載による撮像装置の大型化を抑制する。
【解決手段】鏡筒ユニッ2に対してその光軸方向であるZ方向と直交するY方向に電池300が配置された撮像装置1において、電池300への充電を行う電源回路基板200は、Z方向及びY方向と直交するX方向と直交する平面に沿って配置され、充電制御IC201が実装された第1のハード基板部210と、Z方向と直交する平面に沿って配置された第2のハード基板部203と、外部端子が挿入される挿入口をX方向に向けて第2のハード基板部203に実装され、Z方向において鏡筒ユニット2の長さの範囲内に配置された外部コネクタ6を有する。外部コネクタ6に外部端子が挿入された際に外部端子の先端が突き当たる位置を、X方向において第1のハード210基板部において充電制御IC201が実装された面よりも鏡筒ユニット2の光軸寄りとした。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項１】
鏡筒ユニットと、
前記鏡筒ユニットに対して前記鏡筒ユニットの光軸方向である第１の方向と直交する第２の方向に配置された電池と、
前記電池への充電を行う電子部品が実装された電源回路基板と、を備え、
前記電源回路基板は、
前記第１の方向および前記第２の方向と直交する第３の方向と直交する平面に沿って配置された第１の基板部と、
前記第１の方向と直交する平面に沿って配置された第２の基板部と、
外部端子が挿入される挿入口を前記第３の方向に向けて前記第２の基板部に実装され、前記第１の方向において前記鏡筒ユニットの長さの範囲内に配置された外部コネクタと、を有し、
前記外部コネクタに外部端子が挿入された際に前記外部端子の先端が突き当たる位置が、前記第３の方向において、前記第１の基板部において前記電子部品が実装される面よりも前記鏡筒ユニットの光軸寄りに設けられることを特徴とする撮像装置。
続きを表示（約 1,300 文字）【請求項２】
前記第３の方向と平行な回転軸を有し、前記撮像装置の前記第３の方向における両端面に脚部を有するスタンドを備え、
前記第１の基板部は、前記第３の方向において、前記スタンドの一方の前記脚部と電池との間に配置され、
前記外部コネクタは、前記第３の方向から見た投影面上で前記スタンドおよび前記電池と重ならない位置に配置されていることを特徴とする請求項１に記載の撮像装置。
【請求項３】
前記第１の方向において前記撮像装置の本体部を挟み込むことで前記撮像装置の外観を形成する２つのカバーを有し、
前記外部コネクタは、前記第３の方向から見た投影面上で、前記２つのカバーにより形成される当接線の上に、且つ、前記鏡筒ユニットと重なる位置に配置されていることを特徴とする請求項１又は２に記載の撮像装置。
【請求項４】
前記２つのカバーは、前記第３の方向の両端面がそれぞれ外側に突出するように、且つ、前記第２の方向に稜線を有するＲ曲面に形成され、
前記外部コネクタは、前記第３の方向から見た投影面上で、前記Ｒ曲面の稜線部に設けられていることを特徴とする請求項３に記載の撮像装置。
【請求項５】
前記外部コネクタにおいて前記外部端子が挿入される挿入口端は、前記第１の方向から見た投影面上で、前記Ｒ曲面の稜線と略同一位置にあることを特徴とする請求項４に記載の撮像装置。
【請求項６】
外部装置に対する接続に用いられる少なくとも１つのジャックを有し、
前記第３の方向から見た投影面上で、前記ジャックは前記鏡筒ユニットと重なる領域に配置されることを特徴とする請求項１又は２に記載の撮像装置。
【請求項７】
前記第１の方向において前記撮像装置の本体部を挟み込むことで前記撮像装置の外観を形成する２つのカバーを有し、
前記外部コネクタが、前記第２の基板部の表裏面のそれぞれに１つ以上実装され、
前記第２の基板部は、前記第３の方向から見た投影面上で、前記２つのカバーにより形成される当接線の上に、且つ、前記鏡筒ユニットと重なる位置に配置されていることを特徴とする請求項１又は２に記載の撮像装置。
【請求項８】
前記第１の基板部と前記第２の基板部を接続する可撓性腕部を有し、
前記可撓性腕部は、前記第１の基板部において前記第２の方向において前記外部コネクタと対向する側面から延出し、
前記可撓性腕部の前記第１の基板部における延出位置は、前記第１の方向において前記外部コネクタおよび前記第２の基板部と重ならないことを特徴とする請求項１又は２に記載の撮像装置。
【請求項９】
前記第１の基板部と前記第２の基板部はハード基板部であり、
前記電源回路基板は前記第１の基板部と前記第２の基板部が前記可撓性腕部で接続されたフレックスリジッド基板であることを特徴とする請求項８に記載の撮像装置。
【請求項１０】
前記外部コネクタは、ＵＳＢコネクタであることを特徴とする請求項１又は２に記載の撮像装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、デジタルカメラ等の撮像装置に関する。
続きを表示（約 1,800 文字）【背景技術】
【０００２】
外部から充電や給電を行うための電源用外部コネクタを備えているデジタルカメラ等の撮像装置では、撮像装置本体において電源用外部コネクタを配設する位置が装置サイズに大きな影響を与える。そこで、例えば特許文献１は、レンズユニットの後方（背面側）にメインフレームを挟んで電源用基板、コントロール用基板を配置することにより、横方向の小型化を可能にした撮像装置を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特願２００２－７２３２１号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
上記特許文献１に開示された技術では、電源用外部コネクタが搭載された基板を他の部品に対して撮像装置の光軸方向に重畳して配置することにより、光軸と直交する方向での撮像装置の大型化を抑制している。しかし、その結果として、撮像装置の光軸方向での寸法が顕著に大きくなってしまうという問題がある。
【０００５】
本発明は、外部コネクタの搭載による撮像装置の光軸方向での大型化を回避しつつ、光軸と直交する方向での大型化も抑制することが可能な撮像装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明に係る撮像装置は、鏡筒ユニットと、前記鏡筒ユニットに対して前記鏡筒ユニットの光軸方向である第１の方向と直交する第２の方向に配置された電池と、前記電池への充電を行う電子部品が実装された電源回路基板と、を備え、前記電源回路基板は、前記第１の方向および前記第２の方向と直交する第３の方向と直交する平面に沿って配置された第１の基板部と、前記第１の方向と直交する平面に沿って配置された第２の基板部と、外部端子が挿入される挿入口を前記第３の方向に向けて前記第２の基板部に実装され、前記第１の方向において前記鏡筒ユニットの長さの範囲内に配置された外部コネクタと、を有し、前記外部コネクタに外部端子が挿入された際に前記外部端子の先端が突き当たる位置が、前記第３の方向において、前記第１の基板部において前記電子部品が実装される面よりも前記鏡筒ユニットの光軸寄りに設けられることを特徴とする。
【発明の効果】
【０００７】
本発明によれば、外部コネクタの搭載による撮像装置の光軸方向での大型化を回避しつつ、光軸と直交する方向での大型化も抑制することが可能な撮像装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
実施形態に係る撮像装置の外観を表す斜視図及び底面図である。
表示部及びスタンドの回動時の撮像装置の外観を表す斜視図である。
撮像装置の本体ユニットの構成を示す図である。
撮像装置の外観及び本体ユニットの側面図と、光軸と直交する平面での断面図である。
撮像装置の各部品の寸法を光軸と直交する断面で表した図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。図１（ａ）は、実施形態に係る撮像装置１の前面側斜視図（斜め前方から見た場合の外観斜視図）である。図１（ｂ）は撮像装置１の背面側斜視図（斜め後方から見た場合の外観斜視図）である。図１（ｃ）は、撮像装置１の底面図である。説明の便宜上、図１に示すように、撮像装置１に対して互いに直交するＸ方向、Ｙ方向及びＺ方向を規定する。撮像装置１の厚み方向をＺ方向（第１の方向）とし、撮像装置１の上下方向（高さ方向）をＹ方向（第２の方向）とし、撮像装置１の左右方向（幅方向）をＸ方向（第３の方向）とする。
【００１０】
撮像装置１の前面には、撮影光学系を備えるレンズ鏡筒ユニット２（以下「鏡筒ユニット２」と言う）が配置されている。鏡筒ユニット２は、例えば、複数枚のレンズからなる固定式の単焦点レンズとシャッタ機構やフォーカス機構等を備えており、撮像装置１の電源がオフからオンへ切り替えられても、鏡筒ユニット２は繰り出さない構成となっている。また、鏡筒ユニット２は、撮影光学系を構成する複数の撮影レンズ（不図示）により結像した被写体光学像を光電変換して画像データを生成する撮像素子（不図示）を有する。
（【００１１】以降は省略されています）

関連特許