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公開番号2024153180
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-29
出願番号2023066917
出願日2023-04-17
発明の名称読取装置
出願人ブラザー工業株式会社
代理人個人
主分類H04N 1/191 20060101AFI20241022BHJP(電気通信技術)
要約【課題】地色補正後の画素値に係る画像から地色を除去でき、かつ、地色補正後の画素値に係る画像における淡い色の白飛びを抑制できる、読取装置を提供する。
【解決手段】原稿が読取デバイスに読み取られて、読取デバイスが出力する信号から原稿の所定範囲に含まれる各画素の画素値が取得される(S11)。そして、所定範囲に含まれる各画素の画素値から、第1代表値と、第1代表値よりも小さい第2代表値が決定される(S11,S12)。その後、第1代表値および第2代表値に基づいて、原稿の地色の画素値である地色画素値が決定され、その地色画素値を用いて、読取デバイスが出力する信号から取得される原稿の各画素値に対して原稿の地色を除去する地色補正が行われる。
【選択図】図4A
特許請求の範囲【請求項1】
原稿を読み取って、その読み取った画素値に応じた信号を出力する読取部と、
制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記原稿を前記読取部に読み取らせて、前記読取部が出力する信号から前記原稿の所定範囲の各画素値を取得し、
前記所定範囲の各画素値から第1代表値および前記第1代表値よりも小さい第2代表値を決定し、
前記第1代表値および前記第2代表値に基づいて、前記原稿の地色の画素値を決定し、
前記地色の画素値を用いて、前記読取部が出力する信号から取得される前記原稿の各画素値に対して前記原稿の地色を除去する地色補正を行う、読取装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
請求項1に記載の読取装置であって、
前記制御部は、前記所定範囲の各画素値から値の大きい上位の第1画素分の画素値を抽出して、前記第1画素分の画素値の平均値を前記第1代表値に決定する、読取装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載の読取装置であって、
前記制御部は、前記所定範囲の各画素値から値の小さい下位の第2画素分の画素値を抽出して、前記第2画素分の画素値の平均値を前記第2代表値に決定する、読取装置。
【請求項4】
請求項1に記載の読取装置であって、
前記制御部は、第1閾値を設定し、前記第1代表値と前記第2代表値との差が前記第1閾値より小さい場合、前記第1代表値を前記地色の画素値に決定する、読取装置。
【請求項5】
請求項4に記載の読取装置であって、
前記制御部は、前記第1閾値よりも大きい第2閾値を設定し、前記第1代表値と前記第2代表値との差が前記第2閾値よりも大きい場合、前記第1代表値と前記第2代表値との間の値を前記地色の画素値に決定する、読取装置。
【請求項6】
請求項5に記載の読取装置であって、
前記制御部は、前記第1代表値と前記第2代表値との差が前記第2閾値よりも大きい場合、前記第1代表値から前記第2閾値を引いた値を前記地色の画素値に決定する、読取装置。
【請求項7】
請求項4に記載の読取装置であって、
前記制御部は、前記第1閾値よりも大きい第2閾値を設定し、前記第1代表値と前記第2代表値との差が前記第2閾値よりも大きい場合、前記地色補正を行わない、読取装置。
【請求項8】
請求項4に記載の読取装置であって、
前記制御部は、前記第1閾値よりも大きい第2閾値を設定し、前記第1代表値と前記第2代表値との差が前記第2閾値よりも大きい場合、前記第1代表値を前記地色の画素値に決定する、読取装置。
【請求項9】
請求項5~8のいずれか一項に記載の読取装置であって、
前記制御部は、前記第1代表値と前記第2代表値との差が前記第1閾値以上かつ前記第2閾値以下である場合、前記第2代表値を前記地色の画素値に決定する、読取装置。
【請求項10】
請求項1に記載の読取装置であって、
前記制御部は、前記地色の画素値が上限閾値より大きい場合、前記地色補正を行わない、読取装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、読取装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
読取装置では、たとえば、主走査方向に延びる読取デバイスによる原稿の1ラインの読取動作と、読取デバイスと原稿との副走査方向の相対的な移動動作とが繰り返されて、原稿が読み取られる。
【0003】
読取装置には、読取デバイスによる原稿の読み取りにより得られる各画像値に対して、原稿の地色(背景色)を除去する地色補正を行うものがある。地色補正のために、原稿の読取デバイスに対する移動方向の下流端の一定範囲が読取デバイスに読み取られて、たとえば、その読み取られた画素値から値の大きい上位の16画素分の画素値が抽出されて、16画素分の画素値の平均値が地色の画素値に決定される。そして、地色補正では、原稿を読み取った各画素値に地色の画素値に応じた地色補正値が乗じられて、その画素値と地色補正値との乗算値が地色補正後の画素値とされる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2008-148050号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
地色の画素値が上位16画素分の画素値の平均値に決定されるのは、原稿の一定範囲に付着した汚れや異物などにより原稿の地色を正しく表す値が得られない可能性を排除するためである。
【0006】
しかし、地色の画素値が上位16画素分の画素値の平均値であるので、原稿の地色の画素値のばらつきが地色補正に反映されず、ガンマ補正により地色を白飛びさせなければ、地色を除去できない。ガンマ補正による白飛び部分を増やすことにより、地色を完全に除去できるが、原稿の地色ではない淡い色まで白飛びしてしまうという背反が生じる。
【0007】
本発明の目的は、地色補正後の画素値に係る画像から地色を除去でき、かつ、地色補正後の画素値に係る画像における淡い色の白飛びを抑制できる、読取装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記の目的を達成するため、本発明の一の局面に係る読取装置は、原稿を読み取って、その読み取った画素値に応じた信号を出力する読取部と、制御部とを備え、制御部は、原稿を読取部に読み取らせて、読取部が出力する信号から原稿の所定範囲の各画素値を取得し、所定範囲の各画素値から第1代表値および第1代表値よりも小さい第2代表値を決定し、第1代表値および第2代表値に基づいて、原稿の地色の画素値を決定し、地色の画素値を用いて、読取部が出力する信号から取得される原稿の各画素値に対して原稿の地色を除去する地色補正を行う。
【0009】
この構成によれば、原稿が読取部に読み取られて、読取部が出力する信号から原稿の所定範囲の各画素値(所定範囲に含まれる各画素の画素値)が取得される。所定範囲の各画素値から、第1代表値と、第1代表値よりも小さい第2代表値が決定される。そして、第1代表値および第2代表値に基づいて、原稿の地色の画素値が決定され、その地色の画素値を用いて、読取部が出力する信号から取得される原稿の各画素値に対して原稿の地色を除去する地色補正が行われる。
【0010】
第1代表値および第1代表値よりも小さい第2代表値に基づいて、原稿の地色の画素値を地色のばらつきの大小に応じた値に決定することができる。たとえば、地色のばらつきが大きい原稿については、地色の画素値を相対的に小さい値に決定して、読取部が出力する信号から取得される原稿の各画素値に対して地色補正を行うことにより、各画素値に係る画像から地色を除去することができる。一方、地色のばらつきが小さい原稿については、地色の画素値を相対的に大きい値に決定して、読取部が出力する信号から取得される原稿の各画素値に対して地色補正を行うことにより、各画素値に係る画像における淡い色の白飛びを抑制することができる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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