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公開番号2024153074
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-28
出願番号2023066784
出願日2023-04-16
発明の名称挿耳装置
出願人個人
代理人
主分類H04R 1/10 20060101AFI20241021BHJP(電気通信技術)
要約【課題】挿耳装置装を装着することにより外耳道内の音波の伝わり方が変化することに起因する、挿耳装置装着時における違和感の緩和および解消。
【解決手段】壁面から僅かに内側に固体振動子を配置することにより、挿耳装置装着時の両端閉塞共振を抑制する。また、ヘルムホルツ共鳴器により挿耳装置を装着した状態で非装着時の外耳道外部の媒質の挙動を物理的に再現する。さらに、挿耳装置装着時の両端閉塞共振抑制と非装着時の媒質挙動を再現を互いに損なわないように、固体振動子とヘルムホルツ共鳴器の開口部部を一致または近接させる。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
挿耳装置内部にあって使用時に外耳道と連通可能な空間と、複数の固体要素からなる集合体を有し、前記集合体は前記空間の壁面に接触してまたは壁面の近傍に配置されている挿耳装置。
続きを表示(約 570 文字)【請求項2】
挿耳装置内部にあって使用時に外耳道と連通可能な第一の空間と、第二の空間と、管路と、複数の固体要素からなる集合体を有し、前記第二の空間は前記管路と連通し、前記管路は第一の空間に連通し、前記集合体は前記第一の空間の壁面に接触してまたは壁面の近傍に配置されている挿耳装置。
【請求項3】
挿耳装置内部にあって使用時に外耳道と連通可能な第一の空間と、第二の空間と、管路と、 複数の固体要素からなる集合体を有し、前記第二の空間は前記管路と連通し、前記管路は第一の空間に連通し、前記集合体は前記第一の空間の壁面に接触してまたは壁面の近傍に配置されて、前記管路が第一の空間に接続する開口部が前記集合体の近傍に有る挿耳装置。
【請求項4】
挿耳装置内部にあって使用時に外耳道と連通可能な空間を形成する壁面および壁面近傍に、他の繊維と長さが異なるものを含む複数の繊維から構成された繊維ユニットを複数含み、上記繊維ユニットを構成する繊維は他の繊維または繊維ユニットとの絡まりを有し、少なくとも一部の上記繊維ユニットは長手方向が概ね前記壁面に沿った向きで配置されており、上記繊維および繊維ユニットは隙間を有する集合体を形成しており、前記集合体は1mm平方あたり100個以上の上記繊維ユニットを有する挿耳装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、イヤホン、補聴器、聴覚検査装置のプローブなど人間の耳に装着して用いられる挿耳装置に関するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、挿耳装置を耳に装着すると、耳の穴に蓋をしたことになるため、外耳道内の音波の伝わり方が変化することが知られている。
【0003】
それに対し、特許文献1、2 などの解決方法が開示されている。
【0004】
しかしながら、これらの文献では製造時に固定された周波数での音の吸収手段は開示されているが、挿耳装置を耳に装着することで発生する複数の周波数に関する固定端反射の影響抑制や、外耳道形状の個人差、左右の外耳道形状の差異、挿耳装置の装着位置の個人および左右での差異、さらにはこれらが装着位置が装着の都度変化することにに起因する吸収すべき音の周波数の相違の解決手段については記載が見当らない。また挿耳装置を装着した際に消失する非装着時の自由端反射による作用の再現については記載が見当たらない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2012-080440号公報
【0006】
特開2016-021608号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明が解決しようとする課題は、挿耳装置装を装着することにより外耳道内の音波の伝わり方が変化することに起因する、挿耳装置装着時における違和感の緩和および解消である。
【0008】
挿耳装置非装着時の外耳道内の音波の伝わり方を図1に示す。図1は外耳道および鼓膜を模式的に示したものであり、1は外耳道、2は鼓膜、3は音の伝わり方における外耳道の開放端の位置である。
【0009】
図1に示した通り、挿耳装置非装着時には、外耳道は鼓膜を固定端、外耳道の出口を開放端とする片側が閉じた管路を形成している。このため前記の管路の長さの4倍の波長の波を基本波とし、基本波の3/4倍の波長、5/4倍の波長、および更に高次の波長の共鳴が発生する。4はこの基本波を媒質(すなわち空気)の移動量に着目して示しており、2本の点線4の上下の距離が大きい部分では媒質の移動距離が大きく、小さい部分では移動距離が小さく、上下が一致している部分では移動が起こらないことを示している。なお、媒質が空気であるため、発生する波は縦波であり、上記の媒質の移動は管路に沿った方向となる。さらに、媒質の圧力変化に着目すると、鼓膜近傍では最大であり、自由端ではほぼ0となる。これは、高次の波についても当てはまる。
【0010】
一方、挿耳装置非装着時の外耳道内の音波の伝わり方は図2に示す通りとなる。5はイヤーピース,6は挿耳装置内部にあって使用時に外耳道と連通可能な空間を示している。イヤホン等では空間6に電気信号を音声に変換する装置が音響的に接続されるが、図2では省略している。
(【0011】以降は省略されています)

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