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公開番号2024171175
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-11
出願番号2023088101
出願日2023-05-29
発明の名称シート処理装置、画像形成装置及び画像形成システム
出願人株式会社リコー
代理人弁理士法人武和国際特許事務所
主分類B65H 37/06 20060101AFI20241204BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】循環搬送路を備えるシート処理装置における搬送異常に対する回復処理の効率を向上できるシート処理装置を提供する。
【解決手段】第一搬送路に沿って搬送されてくるシートを下流に搬送する第一搬送手段、シートを第二搬送路に沿って搬送する第二搬送手段、シートを第三搬送路に沿って搬送する第三搬送手段を備え、第一搬送路、第二搬送路、第三搬送路の順にシートを循環させて、複数シートを重ね合わせ、第一搬送路、第二搬送路、第三搬送路はそれぞれ、複数の搬送路部材により分割可能に構成されていて、各搬送路部材に対応する位置においてシートの搬送異常を検知する搬送状態検知手段と、各搬送路部材を支持し、搬送異常が検知された位置に対応する対象搬送路部材を、搬送路の拡張方向に移動させる搬送路拡張手段と、を備えるシート処理装置による。
【選択図】図15
特許請求の範囲【請求項１】
第一搬送路に沿って搬送されてくるシートを下流に搬送する第一搬送手段、前記シートを第二搬送路に沿って搬送する第二搬送手段、前記シートを第三搬送路に沿って搬送する第三搬送手段を備え、前記第一搬送路、前記第二搬送路、前記第三搬送路の順に前記シートを循環させて、複数シートを重ね合わせるシート処理装置であって、
前記第一搬送路、前記第二搬送路、前記第三搬送路はそれぞれ、複数の搬送路部材により分割可能に構成されていて、
各搬送路部材に対応する位置において前記シートの搬送異常を検知する搬送状態検知手段と、
各搬送路部材を支持し、前記搬送異常が検知された位置に対応する対象搬送路部材を、搬送路の拡張方向に移動させる搬送路拡張手段と、
を備えることを特徴とするシート処理装置。
続きを表示（約 540 文字）【請求項２】
前記搬送路拡張手段は、ソレノイドであって、前記搬送路部材はそれぞれソレノイドによって移動可能に支持されている、
請求項１に記載のシート処理装置。
【請求項３】
前記搬送路拡張手段は、前記搬送状態検知手段による前記搬送異常の位置に応じて、個別に前記対象搬送路部材を拡張位置に移動させ、
前記搬送状態検知手段による搬送異常が検知されなくなった前記対象搬送路部材を初期位置に移動させる、
請求項１に記載のシート処理装置。
【請求項４】
前記搬送路部材は、開口部を備えている、各搬送路の内部に連通可能となる開口部を備えている、
請求項１に記載のシート処理装置。
【請求項５】
シートに画像を形成する画像形成部と、前記シートに対し後処理を行うシート処理部と、を備える画像形成装置であって、
前記シート処理部は、請求項１に記載のシート処理装置であることを特徴とする画像形成装置。
【請求項６】
シートに画像を形成する画像形成部を備える画像形成装置と、
請求項１に記載のシート処理装置と、
を連結して構成されることを特徴とする画像形成システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、シート処理装置、画像形成装置及び画像形成システムに関する。
続きを表示（約 2,100 文字）【背景技術】
【０００２】
シート状の媒体（以下、「シート」と表記する。）を重ねて搬送し、重なった複数のシートを折る折り処理などの、いわゆる後処理を行うシート処理装置が知られている。また、上記のシート処理装置に相当する機能とシートに画像を形成する機能とを備える画像形成装置や、シート処理装置と画像形成装置と別の筐体とし、これらを連携させて動作する画像形成システムも知られている。
【０００３】
複数のシートを重ねるための循環搬送路を備えるシート処理装置が知られている（例えば、特許文献１を参照）。また、循環搬送路を備えるシート処理装置において、循環搬送における複数のシートの合流位置近傍における搬送異常（ジャム）を検知して、合流位置近傍を構成する搬送路を補正する経路補正部材を備えるシート処理装置も知られている（例えば、特許文献２を参照）。
【０００４】
また、循環搬送路を含むものではないが、搬送異常（ジャム）を解消するために、一方の搬送ローラに対して他方の搬送ローラを離間できる構成を備えるシート処理装置も知られている（例えば、特許文献３を参照）。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
特許文献１に開示されているシート処理装置のように、循環搬送路を備える重ね折りを行うための事前に重ね処理を行う構成を小型にできるが、搬送路の数が多くなるのでシートの搬送異常が生じうる位置が増えることになる。特に、循環搬送路において搬送異常が生じた場合には、異常の原因となったシートを除去する作業を狭い空間で行う必要があるので、搬送異常の回復作業が煩雑になる。
【０００６】
特許文献２、特許文献３に開示されている構成等を特許文献１に開示されているシート処理装置に適用したとしても、循環搬送路などで生じた搬送異常の回復作業の煩雑には課題が残る。
【０００７】
本発明は、循環搬送路を備えるシート処理装置における搬送異常に対する回復処理の効率を向上できるシート処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
上記技術的課題を解決するため、本発明の一態様は、第一搬送路に沿って搬送されてくるシートを下流に搬送する第一搬送手段、前記シートを第二搬送路に沿って搬送する第二搬送手段、前記シートを第三搬送路に沿って搬送する第三搬送手段を備え、前記第一搬送路、前記第二搬送路、前記第三搬送路の順に前記シートを循環させて、複数シートを重ね合わせるシート処理装置であって、前記第一搬送路、前記第二搬送路、前記第三搬送路はそれぞれ、複数の搬送路部材により分割可能に構成されていて、各搬送路部材に対応する位置において前記シートの搬送異常を検知する搬送状態検知手段と、各搬送路部材を支持し、前記搬送異常が検知された位置に対応する対象搬送路部材を、搬送路の拡張方向に移動させる搬送路拡張手段と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【０００９】
本発明によれば、循環搬送路を備えるシート処理装置における搬送異常に対する回復処理の効率を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【００１０】
本発明に係る後処理装置を含む画像形成装置の実施形態を示す側面図。
本発明に係る画像形成システムの実施形態の概略構成を示す図。
上記実施形態に係る制御構成の例を示すブロック図。
本発明に係る後処理装置の実施形態としてのシート処理装置の内部構成図。
上記シート処理装置における折り搬送動作の一工程を示す内部構成拡大図。
上記シート処理装置における折り搬送動作の一工程を示す内部構成拡大図。
上記シート処理装置における折り搬送動作の一工程を示す内部構成拡大図。
上記シート処理装置における折り搬送動作の一工程を示す内部構成拡大図。
上記シート処理装置における折り搬送動作の一工程を示す内部構成拡大図。
上記シート処理装置における折り搬送動作の一工程を示す内部構成拡大図。
上記シート処理装置における折り搬送動作の一工程を示す内部構成拡大図。
上記シート処理装置における折り搬送動作の一工程を示す内部構成拡大図。
上記シート処理装置における折り搬送動作の一工程を示す内部構成拡大図。
上記シート処理装置における折り搬送動作の一工程を示す内部構成拡大図。
上記シート処理装置における搬送異常検知と異常回復動作を可能にする構成の例を示す図。
上記シート処理装置における搬送異常検知と異常回復動作の例を示す図。
上記シート処理装置における搬送異常検知と異常回復動作処理のフローチャート。
上記シート処理装置における搬送異常検知と異常回復動作を可能にする構成の別例を示す図。
【発明を実施するための形態】
（【００１１】以降は省略されています）

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