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公開番号
2024174844
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-17
出願番号
2024090012
出願日
2024-06-03
発明の名称
ラミネート処理装置、及び画像形成システム
出願人
株式会社リコー
代理人
個人
,
個人
主分類
B65H
31/06 20060101AFI20241210BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】2枚重ねシートの縦置き状態によるカールの悪化を防ぐとともに、シート表面に押さえ跡が付くことを防ぐラミネート処理装置を提供する。
【解決手段】本発明のラミネート処理装置は、2枚重ねシートを鉛直方向下向きに排出する排紙ローラ対と、排紙ローラ対の鉛直方向下側に配置された排紙トレイであって、排紙ローラ対から排出された2枚重ねシートを立位状態で受ける受け入れ側面と、受け入れ側面に対向する傾斜した積載面とを有する排紙トレイと、押さえ部材とを備える。
鉛直方向に直交する水平方向から見て、排紙ローラ対のニップ部の延長線は、積載面と交差しており、押さえ部材は、その先端を受け入れ側面から積載面に向けて、延長線を超える第1位置へ移動し、2枚重ねシートを積載面に積載する第1動作と、先端を第1位置から移動し、2枚重ねシートを積載面に押し付ける第2動作の、2つの動作を行い、第1動作と第2動作の間で一時停止する。
【選択図】図22
特許請求の範囲
【請求項1】
シート状媒体を挟持する2枚重ねシートに熱と圧力を加えて熱定着するラミネート処理を行うラミネート処理装置であって、
前記2枚重ねシートを鉛直方向下向きに排出する排紙ローラ対と、
前記排紙ローラ対の鉛直方向下側に配置された排紙トレイであって、前記排紙ローラ対から排出された前記2枚重ねシートを立位状態で受ける受け入れ側面と、前記受け入れ側面に対向する傾斜した積載面とを有する排紙トレイと、
駆動手段によって駆動され、前記受け入れ側面にある前記2枚重ねシートを移動し、前記積載面に押し付ける押さえ部材と、を備え、
鉛直方向に直交する水平方向から見て、前記排紙ローラ対のニップ部の延長線は、前記積載面と交差しており、
前記押さえ部材は、その先端を前記受け入れ側面から前記積載面に向けて、前記延長線を超える第1位置へ移動し、前記2枚重ねシートを前記積載面に積載する第1動作と、
前記先端を前記第1位置から移動し、前記2枚重ねシートを前記積載面に押し付ける第2動作の、2つの動作を行うこと、及び
前記押さえ部材は、前記第1動作と前記第2動作の間で一時停止することを特徴とするラミネート処理装置。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
シート状媒体を挟持する2枚重ねシートに熱と圧力を加えて熱定着するラミネート処理を行うラミネート処理装置であって、
前記2枚重ねシートを鉛直方向下向きに排出する排紙ローラ対と、
前記排紙ローラ対の鉛直方向下側に配置された排紙トレイであって、前記排紙ローラ対から排出された前記2枚重ねシートを立位状態で受ける受け入れ側面と、前記受け入れ側面に対向する傾斜した積載面とを有する排紙トレイと、
駆動手段によって駆動され、前記受け入れ側面にある前記2枚重ねシートを移動し、前記積載面に押し付ける押さえ部材と、を備え、
鉛直方向に直交する水平方向から見て、前記排紙ローラ対のニップ部の延長線は、前記積載面と交差しており、
前記押さえ部材は、その先端を前記受け入れ側面から前記積載面に向けて、前記延長線を超える第1位置へ移動し、前記2枚重ねシートを前記積載面に積載する第1動作と、
前記先端を前記第1位置から移動し、前記2枚重ねシートを前記積載面に押し付ける第2動作の、2つの動作を行うこと、及び
前記押さえ部材の前記第2動作の動作速度は、前記第1動作の動作速度よりも遅いことを特徴とするラミネート処理装置。
【請求項3】
前記積載面上の前記2枚重ねシートの積載量が上限に達しているか検知する満杯検知手段を備え、
前記押さえ部材が、前記2枚重ねシートを前記積載面に押し付けている間に、前記満杯検知手段にて満杯検知を行うことを特徴とする、請求項1又は2に記載のラミネート処理装置。
【請求項4】
前記2枚重ねシートの表面温度を検知する温度検知手段を備え、
前記押さえ部材は、前記第1動作を行った後、前記2枚重ねシートの前記表面温度が所定の設定温度以下となるまで、前記第2動作を行わないことを特徴とする、請求項1又は2に記載のラミネート処理装置。
【請求項5】
前記設定温度は任意に設定できることを特徴とする、請求項4に記載のラミネート処理装置。
【請求項6】
前記押さえ部材は、前記第1動作を行った後、所定の待機時間が経過するまで、前記第2動作を行わないことを特徴とする、請求項1又は2に記載のラミネート処理装置。
【請求項7】
前記押さえ部材は、次の2枚重ねシートの排出が開始されるまでの間、前記積載面に積載された前記2枚重ねシートを押し付けることを特徴とする、請求項1又は2に記載のラミネート処理装置。
【請求項8】
前記押さえ部材は、前記2枚重ねシートのシート厚さに応じて可動範囲を変更可能であることを特徴とする、請求項1又は2に記載のラミネート処理装置。
【請求項9】
前記押さえ部材の前記可動範囲は、任意に設定できることを特徴とする、請求項8に記載のラミネート処理装置。
【請求項10】
前記押さえ部材の前記第1動作及び前記第2動作を行うタイミングは、任意に設定できることを特徴とする、請求項1又は2に記載のラミネート処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ラミネート処理装置、及び画像形成システムに関する。
続きを表示(約 3,100 文字)
【背景技術】
【0002】
2枚のシートが重ねられ、一辺が接合(接続)された2枚重ねシート(ラミネートシート又はラミネートフィルム)内に、中紙類(用紙、写真など)を挿入し、熱と圧力を加えて2枚重ねシートを接着するラミネート処理という技術が知られている。
【0003】
また、ラミネート処理装置において、ラミネート処理したシートを排紙ローラ対で鉛直下方に排出し、押さえ部材にて、排紙トレイの傾斜した側面に押し付けて積載する構成も知られている。これにより、熱を帯びたシートが自重によって湾曲(カール)することを抑制しつつ排紙トレイに積載できる。
【0004】
なお、シートが下向きに排出されてくる縦スタック形式の排紙トレイにおいて、積載されているシートを押さえる構成は、例えば特許文献1にも開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、従来のラミネート処理装置において、2枚重ねシートのラミネート処理後、直ぐに押さえ部材にてシートを排紙トレイに押し付けると、シート間の糊が完全には硬化していないため、シートに押さえ跡(凹み跡)が付くおそれがあった。その一方、押し付けるタイミングが遅すぎると、縦置き状態のシートは自重によりカールが悪化するおそれがあった。
【0006】
そこで本発明は、2枚重ねシートの縦置き状態によるカールの悪化を防ぐとともに、シート表面に押さえ跡(凹み跡)が付くことを防ぐラミネート処理装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題は、シート状媒体を挟持する2枚重ねシートに熱と圧力を加えて熱定着するラミネート処理を行うラミネート処理装置であって、前記2枚重ねシートを鉛直方向下向きに排出する排紙ローラ対と、前記排紙ローラ対の鉛直方向下側に配置された排紙トレイであって、前記排紙ローラ対から排出された前記2枚重ねシートを立位状態で受ける受け入れ側面と、前記受け入れ側面に対向する傾斜した積載面とを有する排紙トレイと、駆動手段によって駆動され、前記受け入れ側面にある前記2枚重ねシートを移動し、前記積載面に押し付ける押さえ部材と、を備え、鉛直方向に直交する水平方向から見て、前記排紙ローラ対のニップ部の延長線は、前記積載面と交差しており、前記押さえ部材は、その先端を前記受け入れ側面から前記積載面に向けて、前記延長線を超える第1位置へ移動し、前記2枚重ねシートを前記積載面に積載する第1動作と、前記先端を前記第1位置から移動し、前記2枚重ねシートを前記積載面に押し付ける第2動作の、2つの動作を行うこと、及び前記押さえ部材は、前記第1動作と前記第2動作の間で一時停止することを特徴とするラミネート処理装置によって解決される。
【発明の効果】
【0008】
本発明のラミネート処理装置は、押さえ部材が、2枚重ねシートを前記積載面に移動させる第1動作と、2枚重ねシートを積載面に押し付ける第2動作の、2つの動作を行う。そして、押さえ部材は、第1動作が完了した時点で動作を停止し、所定時間が経過した後に第2動作を実行する。その結果、押さえ部材の第1動作により、2枚重ねシートの縦置き状態によるカールの悪化を防ぐとともに、押さえ部材の第2動作により、シート表面に押さえ跡(凹み跡)が付くことを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の前提となるシート処理装置の全体構成図である。
図1に示したシート処理装置の主要部分を示す構成図(その1)である。
シート処理装置の主要部分を示す構成図(その2)である。
シート処理装置の主要部分を示す構成図(その3)である。
シート処理装置の主要部分を示す構成図(その4)である。
シート処理装置の主要部分を示す構成図(その5)である。
シート処理装置の主要部分を示す構成図(その6)である。
シート処理装置の主要部分を示す構成図(その7)である。
シート処理装置の主要部分を示す構成図(その8)である。
剥離した2枚のシートの案内経路についての変形例である。
シート処理装置の主要部分を示す構成図(その9)である。
シート処理装置の主要部分を示す構成図(その10)である。
シート処理装置の主要部分を示す構成図(その11)である。
シート処理装置が備える剥離部材の模式図である。
剥離部材の駆動構成の例を示す模式図である。
剥離部材をシートSに挿入した状態を示す斜視図である。
図8における、剥離部材とシートSの状態を示す斜視図である。
図8における、剥離部材とシートSの状態を示す斜視図(その2)である。
シート処理装置を備えるラミネート処理装置の一例を示す全体構成図である。
ラミネート処理装置を備える画像形成装置の一例を示す全体構成図である。
ラミネート処理装置を外部に備える画像形成装置を示す全体構成図である。
本発明の第1実施例に係るラミネート処理装置の全体構成図である。
排紙ローラ対と排紙トレイの積載面との位置関係を示す模式図である。
ラミネート処理されたシートを、排紙トレイの受け入れ側面に排出する動作を示す模式図であり、(a)は排出開始、(b)は排出途中、(c)は排出完了を示す。
排紙トレイ内のシートの状態示す模式図であり、(a)はシートにカールが生じた状態を示し、(b)はシートに押さえ跡が付いた状態を示す。
受け入れ側面にあるシートを排紙トレイの積載面に移動する、押さえ部材の第1動作を示す模式図である。
シートを排紙トレイの積載面に押し付ける、押さえ部材の第2動作を示す模式図である。
第2動作の動作速度を第1動作の動作速度よりも遅くする、押さえ部材の第2実施例を示す模式図である。
満杯検知センサを有する排紙トレイを示す模式図である。
温度検知センサを有する排紙トレイを示す模式図である。
シートの表面温度に応じた押さえ部材の動作制御を示すフローチャートである。
第2動作の駆動を開始するシート表面温度を設定する、操作パネル画面の一例である。
待機時間を設けた押さえ部材の動作制御を示すフローチャートである。
シート厚によって押さえ部材の可動範囲を変更する制御を示すフローチャートである。
押さえ部材の可動範囲を設定する、操作パネル画面の一例である。
押さえ部材の駆動タイミングを設定する、操作パネル画面の一例である。
ラミネート処理装置のハードウェア構成図である。
押さえ部材の第2動作を示す模式図であり、(a)は第2動作開始、(b)は動作途中(待機)、(c)は動作完了を示す。
【発明を実施するための形態】
【0010】
はじめに、本発明の前提であるシート処理装置について説明する。図1は、シート処理装置の全体構成図である。シート処理装置100は、2枚重ねシート(以下、シートSという)を互いに剥離し、その剥離したシートS内にシート状媒体(以下、中紙Pという)を挿入して挟持させるものである。
(【0011】以降は省略されています)
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