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公開番号
2024180100
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-26
出願番号
2023099553
出願日
2023-06-16
発明の名称
シート給送装置、及び、画像形成装置
出願人
株式会社リコー
代理人
個人
主分類
B65H
1/12 20060101AFI20241219BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】給送トレイの操作性が低下する不具合などが生じることなく、底板が上昇するときの衝撃を和らげる。
【解決手段】圧縮スプリング71によって付勢されて回動軸43aを中心にして回動軸43aとともに回動する昇降可能な底板43が設置されている。引出し状態で圧縮スプリング71による付勢に抗するように底板43を下降位置で保持する固定フック70と、給送トレイ12の装着時に固定フック70による底板43の保持を解除する突起部72と、給送機構51に駆動力を伝達する駆動モータ91を駆動制御する制御回路101と、が設けられている。さらに、底板43の上昇時に、回動軸43aの回転力が駆動モータ91に伝達されるように構成されている。そして、制御回路101は、底板43の上昇時に、その上昇を制動するブレーキ力を駆動モータ91に生じさせるブレーキ回路102が設けられている。
【選択図】図10
特許請求の範囲
【請求項1】
装置本体に対して着脱可能に設置されて、シートを収納可能な給送トレイと、
駆動モータによる駆動力が伝達されて前記給送トレイに収納されたシートを給送する給送機構と、
シートを載置可能に前記給送トレイに設置されて、付勢手段によって付勢されて前記給送機構によるシートの給送が可能な位置まで回動軸を中心にして前記回動軸とともに回動する昇降可能な底板と、
前記装置本体から前記給送トレイが引き出された引出し状態で、前記付勢手段による付勢に抗するように前記底板を下降位置で保持する保持機構と、
前記引出し状態の前記給送トレイが前記装置本体に装着されたときに、前記保持機構による前記底板の保持を解除する解除機構と、
前記駆動モータを駆動制御する制御回路と、
を備え、
前記底板が前記回動軸を中心に回動して前記下降位置から上昇する上昇時に、前記回動軸の回転力が前記駆動モータに伝達され、
前記制御回路は、前記上昇時に、その上昇を制動するブレーキ力を前記駆動モータに生じさせるブレーキ回路を具備したことを特徴とするシート給送装置。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記底板が前記回動軸を中心に回動して上昇位置から前記下降位置に下降する下降時に、前記回動軸の回転力が前記駆動モータに伝達されないように制限する制限手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載のシート給送装置。
【請求項3】
前記制限手段は、前記駆動モータによって前記給送機構が駆動されているときに、前記駆動モータの駆動力を前記回動軸に伝達しないように構成されたことを特徴とする請求項2に記載のシート給送装置。
【請求項4】
前記制限手段は、前記駆動モータのモータ軸に設置された駆動ギアに噛合するとともに、前記回動軸の回転力を前記駆動ギアに伝達可能なワンウェイクラッチ・ギアであることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のシート給送装置。
【請求項5】
前記制限手段は、前記給送トレイに設置されたことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のシート給送装置。
【請求項6】
前記制御回路は、前記ブレーキ回路の有効・無効を切替え可能に構成されたことを特徴とする請求項1に記載のシート給送装置。
【請求項7】
前記制御回路は、前記給送機構によってシートの給送がおこなわれているときには前記ブレーキ回路を無効にすることを特徴とする請求項6に記載のシート給送装置。
【請求項8】
前記給送トレイが前記装置本体にセットされているか否かを検知するセット検知手段を備え、
前記制御回路は、前記セット検知手段によって前記給送トレイのセットが検知されているときには前記ブレーキ回路を無効にして、前記セット検知手段によって前記給送トレイのセットが検知されていないときには前記ブレーキ回路を有効にすることを特徴とする請求項6又は請求項7に記載のシート給送装置。
【請求項9】
前記底板が前記下降位置から前記給送が可能な位置まで上昇したか否かを検知する上昇検知手段を備え、
前記制御回路は、前記上昇検知手段によって前記底板の前記給送が可能な位置までの上昇が検知されたときに、その検知から所定時間が経過した後に前記ブレーキ回路を有効から無効に切替えることを特徴とする請求項8に記載のシート給送装置。
【請求項10】
前記所定時間は、前記上昇時において前記底板が前記給送が可能な位置に達したときに生じる衝撃エネルギが減衰しきる時間よりも長い時間であることを特徴とする請求項9に記載のシート給送装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、シートを給送するシート給送装置と、それを備えた複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機や印刷機等の画像形成装置と、に関するものである。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、複写機やプリンタや印刷機等の画像形成装置において、用紙などのシートが収容された給送トレイ(給紙カセット)が画像形成装置本体に対して着脱可能(引出し可能)に設置されたものが広く知られている(例えば、特許文献1参照。)。
このような給送トレイは、画像形成装置本体に装着される動作に連動して、シートが積載された底板が、付勢手段(圧縮スプリング)による付勢によって、回動軸を中心にして下降位置から上昇位置まで上昇(回動)するように構成されている。そして、給送トレイは、画像形成装置本体から取り出される動作に連動して、底板が、付勢手段(圧縮スプリング)による付勢に抗するように、回動軸を中心にして上昇位置から下降位置まで下降(回動)するように構成されている。
【0003】
一方、特許文献1には、底板の搖動軸(回動軸)に油圧式ダンパを設置することで、底板が昇降するときの速度を低下させる技術が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来のシート給送装置は、付勢手段による付勢によって、底板が回動軸を中心にして上昇位置まで勢いよく回動されてしまい、上方に位置する部品に衝突して大きな衝撃が生じてしまっていた。そして、そのような場合に、部品の破損や衝撃音が発生してしまっていた。
これに対して、特許文献1の技術は、底板の回動軸に油圧式ダンパを設置しているため、底板が上昇するときの衝撃を和らげる効果が大いに期待できる。しかし、特許文献1の技術は、底板が下降するときにも底板に負荷を掛けることになるため、底板の下降速度の低下にともない、給送トレイを引き出すときの操作性が低下してしまっていた。
【0005】
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、給送トレイの操作性が低下する不具合などが生じることなく、底板が上昇するときの衝撃を和らげることができる、シート給送装置、及び、画像形成装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明におけるシート給送装置は、装置本体に対して着脱可能に設置されて、シートを収納可能な給送トレイと、駆動モータによる駆動力が伝達されて前記給送トレイに収納されたシートを給送する給送機構と、シートを載置可能に前記給送トレイに設置されて、付勢手段によって付勢されて前記給送機構によるシートの給送が可能な位置まで回動軸を中心にして前記回動軸とともに回動する昇降可能な底板と、前記装置本体から前記給送トレイが引き出された引出し状態で、前記付勢手段による付勢に抗するように前記底板を下降位置で保持する保持機構と、前記引出し状態の前記給送トレイが前記装置本体に装着されたときに、前記保持機構による前記底板の保持を解除する解除機構と、前記駆動モータを駆動制御する制御回路と、を備え、前記底板が前記回動軸を中心に回動して前記下降位置から上昇する上昇時に、前記回動軸の回転力が前記駆動モータに伝達され、
前記制御回路は、前記上昇時に、その上昇を制動するブレーキ力を前記駆動モータに生じさせるブレーキ回路を具備したものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、給送トレイの操作性が低下する不具合などが生じることなく、底板が上昇するときの衝撃を和らげることができる、シート給送装置、及び、画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
この発明の実施の形態における画像形成装置を示す全体構成図である。
シート給送装置の一部を示す構成図である。
画像形成装置本体から給送トレイを引き出す動作を示す図である。
給送トレイが引き出された状態を示す図である。
給送トレイが装着された状態を示す図である。
給送トレイが引き出されたときの、底板の動作を示す図である。
底板を示す斜視図である。
シート給送装置の駆動系を示す斜視図である。
駆動モータの制御回路を示す図である。
種々の場面における駆動系の動作を示す図である。
シート給送装置でおこなわれる制御を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
【0010】
まず、図1にて、画像形成装置1における全体の構成・動作について説明する。
図1において、1は画像形成装置としてのプリンタ、2は感光体ドラム、3は感光体ドラム2の表面を帯電する帯電装置、6は帯電装置3によって帯電された感光体ドラム2の表面にレーザ光Lを照射して静電潜像を形成する露光装置、を示す。
また、4は感光体ドラム2の表面に形成された静電潜像を現像してトナー像を形成する現像装置、7は感光体ドラム2の表面に形成されたトナー像をシートPに転写する転写装置、を示す。また、5は感光体ドラム2の表面に残存する未転写トナーをクリーニングするクリーニング装置を示す。
また、11は3段の第1~第3給送トレイ12~14が設けられたシート給送装置、51は第1~第3給送トレイに収納されたシートPを給送するための給送機構、を示す。また、61~63は第1~第3搬送経路K1~K3に設置された第1~第3搬送ローラ対、を示す。
また、17は転写装置7の位置に向けてシートPを搬送するレジストローラ対(タイミングローラ対)、20はシートP上に担持されたトナー像(未定着画像)を定着する定着装置、31は画像形成装置本体1から排出されたシートPが積載されるスタック部、を示す。
なお、このように構成された画像形成装置1は、第1~第3給送トレイ12~14が引き出される側(図1、図3の左側)が、操作者が操作する側であって、画像形成装置1の正面になる。これに対して、第1~第3搬送経路K1~K3(第1~第3搬送ローラ対61~63)が設けられた側(図1、図3の右側)が画像形成装置1の背面(居室の壁面に対向する可能性が高い面である。)になる。
(【0011】以降は省略されています)
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