特許ウォッチ

公開番号2025001337
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-08
出願番号2023100856
出願日2023-06-20
発明の名称シート収納装置
出願人株式会社リコー
代理人個人,個人,個人
主分類B65H 31/02 20060101AFI20241225BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】本発明では、シートを位置精度良く揃えて収納することを課題とする。
【解決手段】封筒50を積載して収納する収納箱11を有する封筒用排出台1であって、収納箱11は、封筒搬送方向Yの下流側に第1封筒当接面16aと、封筒搬送方向Yおよび重力方向に直交する方向である搬送直交方向Xの一方の側に後側面11cとを有し、収納箱11は、第1封筒当接面16aが封筒搬送方向Yの下流側から上流側へ向けて重力方向下側へ傾斜して形成された第1傾斜部を有するとともに、搬送直交方向Xの後側面11cの側へ向けて重力方向下側へ傾斜した第2傾斜部を有することを特徴とする。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項１】
シートを積載して収納するシート収納部を有するシート収納装置であって、
前記シート収納部は、シート搬送方向の下流側に第１シート当接面と、前記シート搬送方向および重力方向に直交する方向である搬送直交方向の一方の側に第２シート当接面とを有し、
前記シート収納部は、前記第１シート当接面が前記シート搬送方向の下流側から上流側へ向けて重力方向下側へ傾斜して形成された第１傾斜部を有するとともに、前記搬送直交方向の前記第２シート当接面の側へ向けて重力方向下側へ傾斜した第２傾斜部を有することを特徴とするシート収納装置。
続きを表示（約 1,000 文字）【請求項２】
前記シート収納部は、前記搬送直交方向の前記第２シート当接面側と反対側であって、前記シート収納部内のシート載置面よりも重力方向と反対側に、前記第２傾斜部を有する請求項１記載のシート収納装置。
【請求項３】
前記シート収納部は前記シートを収納するシート収納部材を有し、
前記シート収納部は、前記シート収納部材に着脱可能に設けられ、前記第２傾斜部を備えた傾斜部材を有する請求項２記載のシート収納装置。
【請求項４】
前記シート収納部は前記シートを収納するシート収納部材を有し、
前記シート収納部材が着脱可能に設けられる請求項１記載のシート収納装置。
【請求項５】
前記シート収納部は前記シートを収納するシート収納部材を有し、
前記シート収納部は、前記シート収納部材に着脱可能に設けられ、シートを載置するシート載置面を備えたシート載置部材を有し、
前記シート載置面は前記第２傾斜部を有する請求項１記載のシート収納装置。
【請求項６】
前記シート収納部は前記シートを収納する箱状のシート収納部材を有し、
前記シート収納部材が、前記シート搬送方向の下流側へ向けて重力方向下側へ傾斜することにより、前記第１シート当接面に前記第１傾斜部が形成される請求項１記載のシート収納装置。
【請求項７】
前記シート収納部は前記シートを収納するシート収納部材を有し、
前記シート収納部は、前記第１シート当接面を有するシート当接部材と、前記シート当接部材と前記シート収納部材との間に設けられる衝撃吸収部材とを有する請求項１記載のシート収納装置。
【請求項８】
前記シート収納部は、前記シートを載置するシート載置面を有し、
前記シート載置面は、前記シート搬送方向の上流側から下流側へ向けて、重力方向下側へ傾斜する請求項１記載のシート収納装置。
【請求項９】
前記シートはシート搬送方向の一方側に厚みの大きい厚み部を有し、
前記シート収納部は、前記シート搬送方向の下流側に前記厚み部が配置されるように、前記シートを収納する請求項８記載のシート収納装置。
【請求項１０】
前記シートは前記搬送直交方向の一方側に他方側よりも厚みの大きい厚み部を有し、
前記シート収納部は、前記搬送直交方向の前記第２シート当接面側に前記厚み部が配置されるように、前記シートを収納する請求項１記載のシート収納装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、シート収納装置に関する。
続きを表示（約 1,800 文字）【背景技術】
【０００２】
シートを積載して収納するシート収納装置として、例えば画像形成装置の排出部から排出された封筒などのシートを収納するシート収納装置が従来から存在する。
【０００３】
このようなシート収納装置では、収納されたシートの配置や姿勢が乱れたり、各シートが不揃いになり、シート収納装置内にシートが正しく収納されないといった問題がある。
【０００４】
これに対して、例えば特許文献１（特開２０００－１８５８６７号公報）では、画像形成装置に設けられたシート排紙トレイがバネによって付勢され、積載するシートの重量に応じて下降する構成が記載されている。これにより、シート排紙トレイにおけるシートの積載枚数が少ない場合には、シート排紙トレイが高い位置で排出されたシートを受けることができるので、排出位置からシート排紙トレイまでの落下距離を小さく抑えることができる。これにより、シートがシート排出トレイに落下するまでの間に丸まってしまう等して、シート排紙トレイに正しく収納されなくなることを抑制できる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
特許文献１のようにシートの積載量に応じてシート載置面を下降させる構成では、下降動作のための構成が必要になり、装置がコストアップするなど必ずしも有効な対策とはならなかった。
【０００６】
このような事情から、本発明では、シートを位置精度良く揃えて収納することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
上記の課題を解決するため、本発明は、シートを積載して収納するシート収納部を有するシート収納装置であって、前記シート収納部は、シート搬送方向の下流側に第１シート当接面と、前記シート搬送方向および重力方向に直交する方向である搬送直交方向の一方の側に第２シート当接面とを有し、前記シート収納部は、前記第１シート当接面が前記シート搬送方向の下流側から上流側へ向けて重力方向下側へ傾斜して形成された第１傾斜部を有するとともに、前記搬送直交方向の前記第２シート当接面の側へ向けて重力方向下側へ傾斜した第２傾斜部を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【０００８】
本発明では、シートを位置精度良く揃えて収納できる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
本発明の一実施形態に係る封筒用排出台の斜視図である。
封筒を示す図で、（ａ）図が平面図、（ｂ）図が底面図である。
封筒の側面図である。
封筒を積み重ねた状態の側面図である。
画像形成装置の排出部と封筒用排出台を示す斜視図である。
画像形成装置の排出部と封筒用排出台を示す正面図である。
封筒収納部のより詳細な構成を示す斜視図である。
収納箱内の搬送方向の傾斜を示す断面図である。
収納箱内の搬送直交方向の傾斜を示す断面図である。
封筒が収納箱に収納される様子を示す斜視図である。
封筒が収納箱に収納される様子を示す斜視図である。
封筒が収納箱に収納される様子を示す斜視図である。
図１２のＣ１－Ｃ１断面に相当する図であり、図１０～図１２における封筒の搬送方向下流側の挙動を示す断面図である。
図１２のＣ２－Ｃ２断面に相当する図であり、図１０～図１２における封筒の搬送方向上流側の挙動を示す断面図である。
封筒用排出台の変形例を示す断面図である。
図２と異なる形態の封筒を示す図で、（ａ）図が平面図、（ｂ）図が底面図である。
図１６に示す封筒を積載した収納箱を示す断面図である。
画像形成装置の排出部を示す斜視図である。
排出部の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下、本発明に係る実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。以下、本発明のシート収納装置の実施形態として、画像形成装置から排出されたシートとしての封筒を積載する封筒用排出台について説明する。
（【００１１】以降は省略されています）

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