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公開番号2025169671
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-14
出願番号2024074615
出願日2024-05-02
発明の名称画像形成装置及び異常判定方法
出願人株式会社リコー
代理人個人,個人
主分類B65H 7/02 20060101AFI20251107BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】媒体の搬送異常の有無の判定精度を向上させること。
【解決手段】画像形成装置は、媒体を搬送する搬送部と、前記媒体を搬送する際に発生する音を集音する集音部と、前記媒体が搬送される経路のうちの一部の所定の区間において前記媒体が搬送されている間に集音された前記音に基づいて、前記媒体の搬送に関する異常の有無を判定する判定部と、を有する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
媒体を搬送する搬送部と、
前記媒体を搬送する際に発生する音を集音する集音部と、
前記媒体が搬送される経路のうちの一部の所定の区間において前記媒体が搬送されている間に集音された前記音に基づいて、前記媒体の搬送に関する異常の有無を判定する判定部と、
を有することを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 760 文字)【請求項2】
前記判定部は、前記所定の区間の開始位置に前記媒体が到達した際に前記異常の有無の判定を開始し、前記所定の区間の終了位置に前記媒体が到達した際に前記判定を終了する、
ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記判定部は、前記開始位置に配置されたセンサが前記媒体を検出した際に前記異常の有無の判定を開始し、前記終了位置に配置されたセンサが前記媒体を検出した際に前記判定を終了する、
ことを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記集音部は、前記媒体が前記所定の区間の終了位置に到達した際に集音を停止する、
ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記判定部は、一定時間ごとの前記音の強さレベルの時系列データに基づいて、前記異常の有無を判定する、
ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記判定部は、前記一定時間ごとの音の強さレベルが閾値を超えた回数に基づいて、前記異常の有無を判定する、
ことを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記媒体は、画像の読み取り対象の原稿である、
ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
【請求項8】
媒体を搬送する搬送部手順と、
前記媒体を搬送する際に発生する音を集音する集音部手順と、
前記媒体が搬送される経路のうちの一部の所定の区間において前記媒体が搬送されている間に集音された前記音に基づいて、前記媒体の搬送に関する異常の有無を判定する判定手順と、
を画像形成装置が実行することを特徴とする異常判定方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置及び異常判定方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
複写機等に用いられる原稿搬送装置(ADF)に、例えば、ステープル綴じされた媒体(原稿等)などのように正常な搬送ができない原稿がセットされ、ジャム等の原稿の搬送異常が発生する場合が有る。
【0003】
このよう異常の発生の判定を可能とするため、媒体の搬送に関連して駆動される可動部材を駆動する時に発生する音により、ジャムの発生の有無を判定する方法が考案されている。特に、特許文献1に開示された技術は、当該音によるジャム発生の誤判定を抑制するために、駆動部が前記可動部材を駆動している間は、前記駆動部が前記可動部材を駆動していない間と異なる判定方法でジャムが発生したか否かを判定するように構成されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、搬送異常は媒体の位置と密接な関係があるところ、搬送時において媒体はスリップする場合が有るため、ADFを構成する部材の駆動タイミングと媒体の位置とは必ずしも一定ではない。したがって、特許文献1のように、可動部材の駆動タイミングに基づいて、ジャムの発生の有無を判定する方法では、媒体位置が期待通りでない場合に誤判定が発生する可能性が有る。
【0005】
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであって、媒体の搬送異常の有無の判定精度を向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
そこで上記課題を解決するため、画像形成装置は、媒体を搬送する搬送部と、前記媒体を搬送する際に発生する音を集音する集音部と、前記媒体が搬送される経路のうちの一部の所定の区間において前記媒体が搬送されている間に集音された前記音に基づいて、前記媒体の搬送に関する異常の有無を判定する判定部と、を有する。
【発明の効果】
【0007】
媒体の搬送異常の有無の判定精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施の形態における複写機100の概略構成の一例を示す図である。
複写機100のスキャナ150及びADF51を示す斜視図である。
ADF51の要部構成をスキャナ150の上部とともに示す拡大構成図である。
ADF51の外観を示す図である。
本発明の実施の形態における複写機100の電気回路の一部の構成例を示す図である。
複写機100が実行する処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。
正常な原稿搬送時の音データの一例を示す図である。
異常な原稿搬送時の第2の音データの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。本実施の形態では、電子写真方式の複写機(以下、「複写機100」という)を画像形成装置の一例として説明する。例えば、スキャナ、ファクシミリ及び複合機等、原稿から画像を読み取るための搬送部を有する画像形成装置であれば本実施の形態は適用可能である。なお、本実施の形態において、原稿は媒体の一例である。
【0010】
まず、複写機100の基本的な構成について説明する。図1は、本発明の実施の形態における複写機100の概略構成の一例を示す図である。図1において、複写機100は、画像形成部1と、シート供給装置40と、画像読取システム50とを備えている。画像読取システム50は、画像形成部1の上に固定された画像読取装置としてのスキャナ150と、これに支持される自動原稿搬送装置(以下、「ADF」という。)51とを有している。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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