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公開番号
2025169621
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-14
出願番号
2024074495
出願日
2024-05-01
発明の名称
画像形成装置および画像形成方法
出願人
株式会社リコー
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
B41J
2/01 20060101AFI20251107BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】液体の付着量を減らすことなく、可視画像の形成と不可視画像の形成とをそれぞれ行う。
【解決手段】媒体に液体を吐出するノズルを複数備える液体吐出ヘッドを含む画像形成部と、制御部と、を備える画像形成装置であって、前記制御部は、前記媒体の一方の面には、可視光を吸収して不可視光を吸収しない液体を前記液体吐出ヘッドが吐出して可視画像の形成を行い、前記媒体の他方の面には、不可視光を吸収する液体を前記液体吐出ヘッドが吐出して不可視画像の形成を行うように、前記画像形成部を制御する。
【選択図】図13
特許請求の範囲
【請求項1】
媒体に液体を吐出するノズルを複数備える液体吐出ヘッドを含む画像形成部と、制御部と、を備える画像形成装置であって、
前記制御部は、前記媒体の一方の面には、可視光を吸収して不可視光を吸収しない液体を前記液体吐出ヘッドが吐出して可視画像の形成を行い、前記媒体の他方の面には、不可視光を吸収する液体を前記液体吐出ヘッドが吐出して不可視画像の形成を行うように、前記画像形成部を制御する、
こと特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記不可視光を吸収する液体は、近赤外線領域である光を吸収する赤外線吸収材を含有しており、
前記不可視画像は、赤外線を照射することで視認可能となる画像である、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記不可視画像を左右反転した鏡像として、前記媒体の他方の面にて不可視画像の形成を行うように前記画像形成部を制御する、
ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記制御部は、プリンタドライバでの設定に応じて、前記不可視画像を左右反転した鏡像とするか否かを決定する、
ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記媒体の一方の面に対する前記可視画像の形成が完了した後、一時的に形成動作を停止させた後、前記媒体の他方の面に対する前記不可視画像の形成を行うように前記画像形成部を制御する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記制御部は、3色の前記可視光を吸収して不可視光を吸収しない液体を用いた前記可視画像の形成を行う場合、前記媒体の一方の面における前記可視光を吸収して不可視光を吸収しない液体の付着量を、単位面積当たり250%以下の量にするように前記画像形成部を制御する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記制御部は、前記媒体の一方の面と前記他方の面とのいずれを先に形成するかについて、設定可能とする、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記制御部は、前記媒体の他方の面に前記不可視画像の形成を行った後に、前記媒体の一方の面に前記可視画像の形成を行うように前記画像形成部を制御する、
ことを特徴とする請求項1ないし7のいずれか一項に記載の画像形成装置。
【請求項9】
媒体に液体を吐出するノズルを複数備える液体吐出ヘッドを含む画像形成部と、制御部と、を備える画像形成装置における画像形成方法であって、
前記制御部が、前記媒体の一方の面には、可視光を吸収して不可視光を吸収しない液体を前記液体吐出ヘッドが吐出して可視画像の形成を行い、前記媒体の他方の面には、不可視光を吸収する液体を前記液体吐出ヘッドが吐出して不可視画像の形成を行うように、前記画像形成部を制御する工程を含む、
ことを特徴とする画像形成方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置および画像形成方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
プリンタ、複写装置、ファクシミリ、プロッタ等の画像記録装置(或いは画像形成装置ともいう)として用いられるインクジェットプリンタにおいては、記録ヘッドから吐出させたインク滴を用紙に着弾させて画像を記録する。インクジェットプリンタにおけるインクの定着は、空気中への蒸発と記録用紙への浸透によって行われる。このため、記録用紙の両面に印刷を行った場合、裏面の画像が濃く透けて見えたり(これを「裏写り」という)、インクそのものが表面まで滲み出して地汚れを生じたり(これを「裏抜け」という)、記録用紙が波打ったりしてしまうことがある。
【0003】
特許文献1には、CMYKのインクを用いるインクジェットプリンタでの裏写りを利用し、記録用紙の一面には入力画像情報を出力し、記録用紙の他面には入力画像情報とは別に設定された特定の画像情報を出力する技術が開示されている。
【0004】
また、近年においては、CMYの3色の可視インクに加え、特色である不可視用のIR(Infrared:赤外線)インク(不可視インク)を使用したインクジェットプリンタも知られている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、CMYの3色に特色(IR)を加えた4色のインクジェットプリンタによれば、黒を含む可視画像をCMYインクで可視印刷し、不可視画像をIRインクで不可視印刷することになる。このため、記録用紙の片面にCMYインクを用いた可視印刷とIRインクを用いた不可視印刷を行うと、IRインクの分だけ片面のインクの付着量が多くなり、記録用紙が吸収できるインク量を超えて記録用紙が波打ったり、インク同士で滲んだりすることで画像品質が低下するという問題がある。
【0006】
記録用紙の片面にCMYインクを用いた可視印刷とIRインクを用いた不可視印刷を行う場合、インクの付着量を減らすことで、上記の問題を回避することが考えられる。しかしながら、インクの付着量を減らした場合には、印刷画像が薄くなるという問題がある。
【0007】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、液体の付着量を減らすことなく、可視画像の形成と不可視画像の形成とをそれぞれ行うことを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、媒体に液体を吐出するノズルを複数備える液体吐出ヘッドを含む画像形成部と、制御部と、を備える画像形成装置であって、前記制御部は、前記媒体の一方の面には、可視光を吸収して不可視光を吸収しない液体を前記液体吐出ヘッドが吐出して可視画像の形成を行い、前記媒体の他方の面には、不可視光を吸収する液体を前記液体吐出ヘッドが吐出して不可視画像の形成を行うように、前記画像形成部を制御する、こと特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、液体の付着量を減らすことなく、可視画像の形成と不可視画像の形成とをそれぞれ行うことができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、実施の形態にかかるインクジェットプリンタの一例を示す斜視図である。
図2は、インクジェットプリンタの機構部を示す断面図である。
図3は、インクジェットプリンタの制御部の概要を示すブロック図である。
図4は、外部機器接続部と各種画像機器との接続例を示す図である。
図5は、両面印刷動作の処理の流れを示すフローチャートである。
図6は、IR印刷指定処理の流れを示すフローチャートである。
図7は、IR印刷設定画面の一例を示す図である。
図8は、ホストのプリンタドライバによるIR印刷指定処理の流れを示すフローチャートである。
図9は、IR印刷設定画面の一例を示す図である。
図10は、IRスタンプの編集画面の一例を示す図である。
図11は、IR印刷処理の流れを示すフローチャートである。
図12は、IR印刷設定画面の一例を示す図である。
図13は、不可視印刷(IR印刷)の具体例を説明する図である。
図14は、イ液体吐出による記録の画像形成例を示す図である。
図15は、不可視印刷(IR印刷)における編集処理の具体例を示す図である。
図16は、不可視印刷(IR印刷)における編集処理の具体例を示す図である。
図17は、不可視印刷(IR印刷)における編集処理の具体例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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