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公開番号
2025159822
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-22
出願番号
2024062609
出願日
2024-04-09
発明の名称
機器及び異常判定方法
出願人
株式会社リコー
代理人
個人
,
個人
主分類
B65H
7/06 20060101AFI20251015BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】正常な搬送ができない原稿の判定精度を向上させること。
【解決手段】機器は、画像の読み取り対象の原稿を搬送する搬送部と、前記原稿を搬送する期間において発生する音を集音する集音部と、前記音に関する第1の時系列データと、前記期間に対して時系列に設定された閾値とを時系列に比較することで、前記原稿の搬送に関する異常の有無を判定する判定部と、を有し、前記閾値は、正常に搬送可能な複数の原稿についての前記期間における前記音に関する第2の時系列データにおいて発生頻度が低い領域よりも発生頻度が高い領域の方が当該閾値以下に多く含まれるように導出される。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
画像の読み取り対象の原稿を搬送する搬送部と、
前記原稿を搬送する期間において発生する音を集音する集音部と、
前記音に関する第1の時系列データと、前記期間に対して時系列に設定された閾値とを時系列に比較することで、前記原稿の搬送に関する異常の有無を判定する判定部と、
を有し、
前記閾値は、正常に搬送可能な複数の原稿についての前記期間における前記音に関する第2の時系列データにおいて発生頻度が低い領域よりも発生頻度が高い領域の方が当該閾値以下に多く含まれるように導出される、
ことを特徴とする機器。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記第1の時系列データ及び前記第2の時系列データは、音の強さレベルの時系列データである、
ことを特徴とする請求項1記載の機器。
【請求項3】
前記閾値は、前記期間を分割する分割期間ごとに、複数の前記第2の時系列データにおいて当該分割期間に対応する前記音の強さレベルの確率密度分布に基づいて導出される、
ことを特徴とする請求項2記載の機器。
【請求項4】
前記判定部は、前記第1の時系列データが示す時系列の音の強さレベルと前記期間に対して時系列に設定された閾値とを時系列に比較して、前記音の強さレベルが前記閾値を超えた回数に基づいて前記異常の有無を判定する、
ことを特徴とする請求項3記載の機器。
【請求項5】
前記閾値は搬送速度に応じて設定されており、
前記判定部は、前記第1の時系列データに係る搬送速度に対応する前記閾値に基づいて前記異常の有無を判定する、
ことを特徴とする請求項1乃至4いずれか一項記載の機器。
【請求項6】
前記閾値は原稿サイズに応じて設定されており、
前記判定部は、前記第1の時系列データに係る原稿サイズに対応する前記閾値に基づいて前記異常の有無を判定する、
ことを特徴とする請求項1乃至4いずれか一項記載の機器。
【請求項7】
前記閾値は紙厚設定に応じて設定されており、
前記判定部は、前記第1の時系列データに係る紙厚設定に対応する前記閾値に基づいて前記異常の有無を判定する、
ことを特徴とする請求項1乃至4いずれか一項記載の機器。
【請求項8】
画像の読み取り対象の原稿を搬送する搬送手順と、
前記原稿を搬送する期間において発生する音を集音する集音手順と、
前記音に関する第1の時系列データと、前記期間に対して時系列に設定された閾値とを時系列に比較することで、前記原稿の搬送に関する異常の有無を判定する判定手順と、
を機器が実行し、
前記閾値は、正常に搬送可能な複数の原稿についての前記期間における前記音に関する第2の時系列データにおいて発生頻度が低い領域よりも発生頻度が高い領域の方が当該閾値以下に多く含まれるように導出される、
ことを特徴とする異常判定方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、機器及び異常判定方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
複写機等に用いられる原稿搬送装置(ADF)に、例えば、ステープル綴じされた原稿などのように正常な搬送ができない原稿がセットされる場合が有る。このような場合に、原稿搬送装置の動作時の音により正常な搬送ができない原稿であること判定して、搬送を停止することで、搬送異常の発生に伴う原稿の破損(シワ、破れ)を回避する機能を有する原稿搬送装置(ADF)が知られている(例えば、特許文献1)。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、従来の原稿搬送装置では、正常な搬送が可能な原稿がセットされた場合であっても、複数枚の原稿を分離する際に発生する衝突音により、正常な搬送ができない原稿であると誤判定してしまうことがあるという問題があった。
【0004】
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであって、正常な搬送ができない原稿の判定精度を向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
そこで上記課題を解決するため、機器は、画像の読み取り対象の原稿を搬送する搬送部と、前記原稿を搬送する期間において発生する音を集音する集音部と、前記音に関する第1の時系列データと、前記期間に対して時系列に設定された閾値とを時系列に比較することで、前記原稿の搬送に関する異常の有無を判定する判定部と、を有し、前記閾値は、正常に搬送可能な複数の原稿についての前記期間における前記音に関する第2の時系列データにおいて発生頻度が低い領域よりも発生頻度が高い領域の方が当該閾値以下に多く含まれるように導出される。
【発明の効果】
【0006】
正常な搬送ができない原稿の判定精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
第1の実施の形態における複写機100の概略構成の一例を示す図である。
複写機100のスキャナ150及びADF51を示す斜視図である。
ADF51の要部構成をスキャナ150の上部とともに示す拡大構成図である
ADF51の外観を示す図である。
第1の実施の形態における複写機100の電気回路の一部の構成例を示す図である。
第1の実施の形態における複写機100が実行する処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。
音データの一例を示す図である。
閾値関数F(t)の一例を示す図である。
カウンタ変数Cの値の変化の一例を示す図である。
第1の実施の形態における閾値関数F(t)の導出処理の処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。
時刻Tにおける音の強さレベルの確率密度分布の一例を示す図である。
時刻と音の強さとの関係を示す近似曲線の導出を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。本実施の形態では、電子写真方式の複写機(以下、「複写機100」という)を機器の一例として説明する。但し、例えば、スキャナ、ファクシミリ及び複合機等、原稿から画像を読み取るための搬送部を有する機器であれば本実施の形態は適用可能である。
【0009】
まず、複写機100の基本的な構成について説明する。図1は、第1の実施の形態における複写機100の概略構成の一例を示す図である。図1において、複写機100は、画像形成装置としての画像形成部1と、シート供給装置40と、画像読取システム50とを備えている。画像読取システム50は、画像形成部1の上に固定された画像読取装置としてのスキャナ150と、これに支持される自動原稿搬送装置(以下、「ADF」という。)51とを有している。
【0010】
シート供給装置40は、1以上の給紙カセットを有し、給紙カセットにセットされた記録シートを画像形成部1へ搬送する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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