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公開番号
2025146278
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-03
出願番号
2024046961
出願日
2024-03-22
発明の名称
印刷装置および印刷システム
出願人
株式会社リコー
代理人
個人
主分類
B41J
2/01 20060101AFI20250926BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】コスト及び設置スペースを増大することなく生産性を向上させることができ、かつ柔軟な運用が可能な印刷装置を提供する。
【解決手段】媒体保持手段10に保持された媒体Mに液体を吐出するヘッド30と、ヘッド30を搭載して主走査方向に往復移動するキャリッジ20と、ヘッド30の走査に応じて媒体保持手段10を副走査方向に搬送する搬送手段と、を備え、媒体保持手段10は媒体Mを保持した状態で搬送手段に対して着脱可能であり、搬送手段は、正逆回転駆動可能なコンベヤであり、単一の媒体保持手段10を装置の前面側から挿入し、搬送手段により媒体保持手段10を往復移動させるフロントオペレーションモードと、複数の媒体保持手段10を装置の背面側から順次挿入し、搬送手段により媒体保持手段10を一方向に移動させる連続印刷モードと、を実施可能な印刷装置である。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
媒体保持手段に保持された媒体に液体を吐出するヘッドと、
前記ヘッドを搭載して主走査方向に往復移動するキャリッジと、
前記ヘッドの走査に応じて前記媒体保持手段を副走査方向に搬送する搬送手段と、を備える印刷装置であって、
前記媒体保持手段は前記媒体を保持した状態で前記搬送手段に対して着脱可能であり、
前記搬送手段は、正逆回転駆動可能なコンベヤであり、
単一の前記媒体保持手段を装置の前面側から挿入し、前記搬送手段により前記媒体保持手段を往復移動させるフロントオペレーションモードと、複数の前記媒体保持手段を装置の背面側から順次挿入し、前記搬送手段により前記媒体保持手段を一方向に移動させる連続印刷モードと、を実施可能なことを特徴とする印刷装置。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記ヘッドの走査に応じて前記搬送手段が前記媒体保持手段を副走査方向に移動させる1回当たりの改行量をpとしたとき、
前記連続印刷モードにおいて、前記ヘッドによる先行の前記媒体保持手段に保持された前記媒体に対する最後の走査から、後続の前記媒体保持手段に保持された前記媒体に対する最初の走査までに、前記後続の媒体保持手段が副走査方向に搬送される搬送量Wが、
W=p×n(nは1以上の整数)の関係を満たすことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
【請求項3】
装置の背面側に、装置の本体部に対して着脱可能な背面カバー部材を備え、
前記背面カバー部材の装着時は、前記フロントオペレーションモードのみを実施可能であることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
【請求項4】
前記搬送手段は、搬送面上に前記媒体保持手段の位置決めを行うガイド手段を備え、
前記ガイド手段は、前記搬送手段の搬送面上に複数設けられ、
複数の前記ガイド手段の副走査方向における配設間隔が、前記ヘッドの走査に応じて前記搬送手段が前記媒体保持手段を副走査方向に移動させる1回当たりの改行量のn倍(nは1以上の整数)であることを特徴とする請求項1または2に記載の印刷装置。
【請求項5】
前記ガイド手段が、前記搬送面上に形成された目視可能な図柄であることを特徴とする請求項4に記載の印刷装置。
【請求項6】
前記ガイド手段が、前記搬送面上に形成された凸状部または凹状部であり、
前記媒体保持手段が、前記搬送面と対向する面に前記ガイド手段と嵌合する凹状部または凸状部を有することを特徴とする請求項4に記載の印刷装置。
【請求項7】
前記ガイド手段が、前記搬送面上に配設された磁性体または磁石であり、
前記媒体保持手段が、前記搬送面と対向する面に前記ガイド手段に吸着する磁石または磁性体を有することを特徴とする請求項4に記載の印刷装置。
【請求項8】
前記ガイド手段が、前記搬送面上に配設された板状部材であり、
前記媒体保持手段が、前記搬送面と対向する面に前記ガイド手段に係止される突起部を有することを特徴とする請求項4に記載の印刷装置。
【請求項9】
前記ガイド手段が、前記搬送面上に配設された接触検知部材であり、
前記接触検知部材による検知結果に応じて印刷タイミングの調整および/または前記連続印刷モードの選択が行われることを特徴とする請求項4に記載の印刷装置。
【請求項10】
装置の背面側に前記媒体保持手段の先端部を検知する先端検知手段を備え、
前記先端検知手段による検知に応じて前記連続印刷モードを実施することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、印刷装置および印刷システムに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
Tシャツ等の衣類やトートバッグ、帽子、靴等の布地にインクジェット方式で直接印刷を行うDTG(Direct To Garment)プリンタが知られている。
【0003】
従来のスタンドアロン型のDTGプリンタを用いた印刷では、装置の前面側からTシャツなどの媒体をプラテンステージに装着し、複数回のリロードを繰り返してインクの塗布を行い、印刷の完了した媒体を装置の前面側から取り出すという工程が行われる。複数の媒体を印刷する場合において、後続の媒体の印刷は、先の媒体の印刷が完了した後にしか実施できないため、大量の印刷を行う場合の生産性が低いという問題がある。
【0004】
この問題に対し、複数のプリンタとプラテン搬送機構を備え、CPUが複数のプリンタの何れにプラテンを搬送するかを判断する判断ステップを実行し、特定のプリンタのみにプラテンが搬送されることを回避し、一定期間における印刷処理数を増やすことができるシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1のシステムによれば、生産性の向上を実現するとともに、プラテンの搬送が自動制御されることによるオペレーターの作業負荷の軽減が期待される。
しかしながら、複数のプリンタを連結した自動制御可能なシステムであることから、高い導入コストを要し、また広い設置スペースが必要となる。
一方で、印刷処理数が少ない場合には稼働しないプリンタが生じることとなり、規模に適した柔軟な運用が難しいという課題がある。
【0006】
そこで本発明は、コスト及び設置スペースを増大することなく生産性を向上させることができ、かつ柔軟な運用が可能な印刷装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明の印刷装置は、媒体保持手段に保持された媒体に液体を吐出するヘッドと、前記ヘッドを搭載して主走査方向に往復移動するキャリッジと、前記ヘッドの走査に応じて前記媒体保持手段を副走査方向に搬送する搬送手段と、を備える印刷装置であって、前記媒体保持手段は前記媒体を保持した状態で前記搬送手段に対して着脱可能であり、前記搬送手段は、正逆回転駆動可能なコンベヤであり、単一の前記媒体保持手段を装置の前面側から挿入し、前記搬送手段により前記媒体保持手段を往復移動させるフロントオペレーションモードと、複数の前記媒体保持手段を装置の背面側から順次挿入し、前記搬送手段により前記媒体保持手段を一方向に移動させる連続印刷モードと、を実施可能なことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、コスト及び設置スペースを増大することなく生産性を向上させることができ、かつ柔軟な運用が可能な印刷装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
従来のDTGプリンタの構成の一例を模式的に示す説明図である。
本発明に係る印刷装置の構成の一例を模式的に示す説明図である。
本発明に係る印刷装置の構成の一例を模式的に示す説明図である。
本発明に係る印刷装置とコンベヤヒーターとを組み合わせた印刷システムの一例を模式的に示す説明図である。
(A)及び(B)は媒体保持手段の一例を示す斜視図であり、(C)は媒体保持手段に媒体を装着した状態を示す写真である。
操作パネルの一例を示す模式図(A)及び写真(B)である。
搬送面上の媒体保持手段の位置と改行量との関係を示す説明図である。
搬送面上の媒体保持手段の位置と改行量との関係を示す説明図である。
ガイド手段の一例を示す説明図である。
ガイド手段と媒体保持手段の搬送面と対向する面の一例を示す説明図である。
ガイド手段と媒体保持手段の搬送面と対向する面の一例を示す説明図である。
ガイド手段と媒体保持手段の搬送面と対向する面の一例を示す説明図である。
本発明に係る印刷装置の構成の一例を模式的に示す説明図である。
ガイド手段の一例を示す説明図である。
本発明に係る印刷装置の構成の一例を模式的に示す説明図である。
印刷モードの判定の流れの一例を示すフローチャートである。
本実施形態の印刷装置の制御部の概要のブロック図である。
本実施形態の印刷装置が備える印刷手段の一例を示す斜視図(A)及びヘッドの構成例の説明図(B)である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明に係る印刷装置について図面を参照しながら説明する。なお、本発明は以下に示す実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態、追加、修正、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
また、本願の用語における、画像形成、記録、印字、印刷等はいずれも同義語とする。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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