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公開番号2025173118
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-27
出願番号2024078521
出願日2024-05-14
発明の名称後処理装置、及び、画像形成システム
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類B65H 37/04 20060101AFI20251119BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】正常に綴じ処理がされなかったシート束を、正常に綴じ処理されたシート束と区別して取り除く手間がかからないようにする。
【解決手段】複数枚のシートPからなるシート束PTに綴じ処理を施す中綴じ処理部81(綴じ処理部)と、中綴じ処理部81で綴じ処理が施されることが予定されていたシート束PTに対して正常に綴じ処理がされたか否かを検知する針検知センサ77(検知手段)と、が設けられている。さらに、針検知センサ77によって正常に綴じ処理が施されたことが検知されたシート束PTが排出される第1中綴じ排出トレイ73(第1排出部)と、針検知センサ77によって正常に綴じ処理が施されていないことが検知されたシート束PT´が排出される第2中綴じ排出トレイ74(第2排出部)と、が設けられている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
複数枚のシートからなるシート束に綴じ処理を施す綴じ処理部と、
前記綴じ処理部で綴じ処理が施されることが予定されていたシート束に対して正常に綴じ処理がされたか否かを検知する検知手段と、
前記検知手段によって正常に綴じ処理が施されたことが検知されたシート束が排出される第1排出部と、
前記検知手段によって正常に綴じ処理が施されていないことが検知されたシート束が排出される第2排出部と、
を備えたことを特徴とする後処理装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記検知手段によって正常に綴じ処理がされたか否かが検知されたシート束が搬送される搬送経路に、前記検知手段の結果に応じて当該シート束を前記第1排出部に排出するか前記第2排出部に排出するかを切り替える切替手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載の後処理装置。
【請求項3】
前記第1排出部は、前記搬送経路の延長上に略横方向に延びるように配置されて、上方が開放されたトレイであって、
前記第2排出部は、前記搬送経路及び前記第1排出部の下方において略縦方向に延びるように配置されて、略箱状に閉鎖されたトレイであることを特徴とする請求項2に記載の後処理装置。
【請求項4】
前記綴じ処理部は、針を用いて綴じ処理を施すものであって、
前記検知手段は、前記針の有無を検知することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の後処理装置。
【請求項5】
シート束に対して前記綴じ処理部によって複数箇所にそれぞれ針を用いて綴じ処理が施される場合に、前記検知手段によってシート束に対して前記複数の針のうち1つでも正常に綴じ処理が施されていない状態が検知されたときに、当該シート束は前記第2排出部に排出されることを特徴とする請求項4に記載の後処理装置。
【請求項6】
前記第1排出部と前記第2排出部とのうち少なくとも一方は、シート束が満杯になった状態を検知する満杯検知センサを具備し、
前記満杯検知センサによってシート束の満杯状態が検知されたときに、その旨が報知されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の後処理装置。
【請求項7】
前記満杯検知センサによって前記第1排出部においてシート束の満杯状態が検知された後に、前記検知手段によって正常に綴じ処理が施されたことが検知されたシート束を前記第2排出部に排出するリミットレス排出モードを選択可能に構成したことを特徴とする請求項6に記載の後処理装置。
【請求項8】
前記綴じ処理部は、シート束の中央部を綴じる中綴じ処理を綴じ処理として施すように構成され、
前記中綴じ処理が施されたシート束の中央部を折る中折り処理部を備え、
前記検知手段は、前記中折り処理部によって中折り処理がされた後のシート束に対して正常に綴じ処理がされたか否かを検知することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の後処理装置。
【請求項9】
シートに画像を形成する画像形成装置と、前記画像形成装置によって画像が形成されたシートに対して後処理を施す請求項1又は請求項2に記載の後処理装置と、を備えたことを特徴とする画像形成システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、シート束に対して綴じ処理を施す後処理装置と、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機や印刷機などの画像形成装置を備えた画像形成システムと、に関するものである。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、複写機やプリンタ等の画像形成装置に接続された後処理装置において、シート束に対して中綴じ処理などの綴じ処理を施すとときに、正常に綴じ処理がされなかったシート束を検知するものが知られている(例えば、特許文献1、2参照。)。
【0003】
一方、特許文献1には、1つの排紙トレイ上において、正常に綴じ処理がされたシート束と、正常に綴じ処理がされなかったシート束と、をソート処理で仕分ける技術が開示されている。
また、特許文献2には、正常に綴じ処理がされなかったシート束が検知されたときに、その旨をユーザーに知らせる技術が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の技術は、1つの排紙トレイ上において、正常に綴じ処理がされたシート束に混じって排出された、正常に綴じ処理がされなかったシート束を、正常に綴じ処理されたシート束と区別して取り除かなければならなかった。そのため、ユーザーにとって手間がかかってしまい、その取り除き作業をおこなうために装置を稼働停止するような場合には装置の生産性を落としてしまうことにもなっていた。
【0005】
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、正常に綴じ処理がされなかったシート束を、正常に綴じ処理されたシート束と区別して取り除く手間のかからない、後処理装置、及び、画像形成システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明における後処理装置は、複数枚のシートからなるシート束に綴じ処理を施す綴じ処理部と、前記綴じ処理部で綴じ処理が施されることが予定されていたシート束に対して正常に綴じ処理がされたか否かを検知する検知手段と、前記検知手段によって正常に綴じ処理が施されたことが検知されたシート束が排出される第1排出部と、前記検知手段によって正常に綴じ処理が施されていないことが検知されたシート束が排出される第2排出部と、を備えたものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、正常に綴じ処理がされなかったシート束を、正常に綴じ処理されたシート束と区別して取り除く手間のかからない、後処理装置、及び、画像形成システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
この発明の実施の形態における画像形成システムを示す全体構成図である。
後処理装置を示す構成図である。
製本処理モード時の動作を示す図である。
図3に続く動作を示す図である。
(A)中綴じ処理が正常にされたシート束が第1排出部に排出される動作を示す図と、(B)中綴じ処理が正常にされなかったシート束が第2排出部に排出される動作を示す図と、である。
画像形成システムの制御系を示すブロック図である。
中綴じ処理時の制御の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
【0010】
まず、図1にて、画像形成システム200の全体の構成・動作について説明する。
本実施の形態において、画像形成装置1は、後処理装置50が着脱可能に設置されていて、後処理装置50とともに1つの画像形成システム200を構成している。
図1において、1は複写機として機能する画像形成装置、2は原稿Dの画像情報を光学的に読み込む原稿読込部、3は原稿読込部2で読み込んだ画像情報に基づいた露光光Lを感光体ドラム5上に照射する露光部、を示す。
また、4は感光体ドラム5上にトナー像(画像)を形成する作像部、7は感光体ドラム5上に形成されたトナー像をシートPに転写する転写部(画像形成部)、10はセットされた原稿Dを原稿読込部2に搬送する原稿搬送部、を示す。
また、12~14は用紙等のシートPが収納された給送部、17は転写部7に向けてシートPを搬送するレジストローラ対(タイミングローラ対)、を示す。
また、20はシートP上の未定着画像を定着する定着装置、21は定着装置20に設置された定着ローラ、22は定着装置20に設置された加圧ローラ、を示す。
また、30はオモテ面に画像が形成された後のシートPを反転して画像形成部に向けて搬送する両面搬送部、49はプリント動作(画像形成動作)や後処理動作に関わる情報が表示されたり操作をおこなったりするための操作表示パネル、を示す。
また、50は画像形成装置1から排出されて搬入されたシートPに後処理を施す後処理装置、71~74は後処理後のシートP(又は、シート束)が積載される排出トレイ、80は後処理装置50に設置された製本処理装置、90は後処理装置50に設置された端綴じ装置、を示す。
(【0011】以降は省略されています)

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