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公開番号
2024176617
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-19
出願番号
2023095324
出願日
2023-06-09
発明の名称
光照射装置及び画像投射装置
出願人
株式会社リコー
代理人
個人
主分類
G03B
21/14 20060101AFI20241212BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】光照射装置から出射される色選択光の色再現性が得られないスポーク期間を短くする。
【解決手段】複数の個別光F1,F2を重畳させた重畳光が通る重畳光路を順次横切るように複数の色選択部を移動させる色選択移動部材と、重畳光が複数の色選択部の各々に入射して得られる各色選択光を順次出射する出射部と、を有する光照射装置であって、重畳光を構成する一部の個別光における色選択移動部材上の入射スポットS21が、他の個別光における色選択移動部材上の入射スポットS22に対して、複数の色選択部の横切る方向Aへずれており、一部の個別光のみからなる色選択移動部材上の入射スポット部分W1を複数の色選択部間に存在する境界部53bが横切る期間(T3-T1)、他の個別光による色選択光を出射部から出射させつつ、一部の個別光による色選択光を出射部から出射させない出射制御を行う制御部を有する。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
互いに異なる複数の個別光路を通る複数の個別光を重畳させた重畳光が通る重畳光路を、互いに異なる色に対応する複数の色選択部が順次横切るように該複数の色選択部を移動させる色選択移動部材と、
前記重畳光が前記複数の色選択部の各々に入射して得られる各色選択光を順次出射する出射部と、を有する光照射装置であって、
前記重畳光を構成する一部の個別光における前記色選択移動部材上の入射スポットが、前記重畳光を構成する他の個別光における前記色選択移動部材上の入射スポットに対して、前記複数の色選択部の横切る方向へずれており、
前記一部の個別光のみからなる前記色選択移動部材上の入射スポット部分を前記複数の色選択部間に存在する境界部が横切る期間、前記他の個別光による色選択光を前記出射部から出射させつつ、前記一部の個別光による色選択光を前記出射部から出射させない出射制御を行う制御部を有することを特徴とする光照射装置。
続きを表示(約 820 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の光照射装置において、
前記複数の個別光をそれぞれ出力する複数の光源を有し、
前記出射制御では、前記一部の個別光を出力する光源を出力停止させることにより、前記一部の個別光による色選択光を前記出射部から出射させないように制御することを特徴とする光照射装置。
【請求項3】
請求項2に記載の光照射装置において、
前記複数の光源は、青波長領域の青色光を出力する青色光源を含み、
前記青色光が入射されることで青波長領域よりも長い波長の波長帯域の波長変換光を発する波長変換部と前記青色光を反射する反射部とが、前記青色光の通る個別光路を順次横切るように、前記波長変換部及び前記反射部を移動させる波長変換移動部材を有し、
前記波長変換移動部材の移動は、前記色選択移動部材の移動と同期されていることを特徴とする光照射装置。
【請求項4】
請求項1乃至3のいずれか1項に記載の光照射装置において、
前記入射スポット部分は、前記重畳光を構成する前記複数の個別光における前記色選択移動部材上の各入射スポットのうち、前記境界部が横切る方向の最上流側に位置する入射スポットの部分若しくは最下流側に位置する入射スポットの部分又はその両方であることを特徴とする光照射装置。
【請求項5】
請求項1乃至3のいずれか1項に記載の光照射装置において、
前記複数の色選択部は、互いに異なる分光透過率を有する複数の光透過フィルタ部を含むことを特徴とする光照射装置。
【請求項6】
光照射装置と、
前記光照射装置から出射される光を用いて画像を生成する画像生成部とを備えた画像投射装置において、
前記光照射装置として、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の光照射装置を用いることを特徴とする画像投射装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、光照射装置及び画像投射装置に関するものである。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、互いに異なる複数の個別光路を通る複数の個別光を重畳させた重畳光が通る重畳光路を、互いに異なる色に対応する複数の色選択部が順次横切るように該複数の色選択部を移動させる色選択移動部材と、前記重畳光が前記複数の色選択部の各々に入射して得られる各色選択光を順次出射する出射部と、を有する光照射装置が知られている。
【0003】
例えば、特許文献1には、プロジェクタ(画像投写装置)に用いられる光照射装置として、2つの光源モジュールからの各出射光(個別光)をそれぞれ各蛍光体ホイールに照射し、各蛍光体ホイール上の各蛍光体領域で励起された蛍光を光学素子で空間的に合成する照明装置が開示されている。この照明装置では、空間的に合成した光束(重畳光)がフィルターホイール(色選択移動部材)の各フィルタ領域(色選択部)へ入射し、各フィルタ領域で波長選択された光(色選択光)が順次、映像生成部に向けて出射される。これにより、照明装置では、映像生成部に対し、赤色光、緑色光、青色光、黄色光の4色の光を時間的に切り替えなら出射する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが、互いに異なる複数の個別光路を通る複数の個別光を重畳させた重畳光を色選択移動部材上に入射させる光照射装置では、光照射装置から出射される色選択光の色再現性が得られないスポーク期間が長いという課題があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上述した課題を解決するために、本発明は、互いに異なる複数の個別光路を通る複数の個別光を重畳させた重畳光が通る重畳光路を、互いに異なる色に対応する複数の色選択部が順次横切るように該複数の色選択部を移動させる色選択移動部材と、前記重畳光が前記複数の色選択部の各々に入射して得られる各色選択光を順次出射する出射部と、を有する光照射装置であって、前記重畳光を構成する一部の個別光における前記色選択移動部材上の入射スポットが、前記重畳光を構成する他の個別光における前記色選択移動部材上の入射スポットに対して、前記複数の色選択部の横切る方向へずれており、前記一部の個別光のみからなる前記色選択移動部材上の入射スポット部分を前記複数の色選択部間に存在する境界部が横切る期間、前記他の個別光による色選択光を前記出射部から出射させつつ、前記一部の個別光による色選択光を前記出射部から出射させない出射制御を行う制御部を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、互いに異なる複数の個別光路を通る複数の個別光を重畳させた重畳光を色選択移動部材上に入射させる光照射装置において、光照射装置から出射される色選択光の色再現性が得られないスポーク期間を短くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施形態に係る照明装置を備えた画像投射装置の構成の一例を示す図。
同照明装置の概略構成を示す平面図。
同照明装置における蛍光体ホイールの一例を示す説明図。
同照明装置におけるカラーホイールの一例を示す説明図。
実施形態における画像投射装置のハードウェア構成図。
カラーホイール上における非重畳光の入射スポットをカラーホイールの境界部が横切るときの説明図。
カラーホイール上における重畳光の入射スポットをカラーホイールの境界部が横切るときの説明図。
(a)は、蛍光体ホイール及びカラーホイールの同期タイミングを調整するときの駆動電流波形と光出力波形とを示す説明図。(b)は、2つの光源ユニットのうちの第一光源ユニットを点灯し、第二光源ユニットを消灯した状態での光出力波形を示す説明図。(c)は、2つの光源ユニットのうちの第二光源ユニットを点灯し、第一光源ユニットを消灯した状態での光出力波形を示す説明図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明に係る光照射装置を、画像投射装置であるプロジェクタの照明装置に適用した一実施形態について説明する。
なお、本発明は、プロジェクタ以外の画像投射装置(例えばヘッドアップディスプレイなど)の光照射装置としても適用可能であるし、画像投射装置以外の光照射装置としても適用可能である。
【0009】
図1は、本実施形態に係る光照射装置としての照明装置10を備えた画像投射装置100の構成の一例を示す図である。
なお、以下の説明において、X方向、Y方向、Z方向は互いに垂直な方向であり、X方向及びY方向は水平方向であり、Z方向は鉛直方向として示すが、かかる構成に限定されるものではない。
【0010】
画像投射装置100は、照明装置10と、照明装置10からの照明光を変調して画像を生成する画像生成部としてのDMD(Digital Micromirror Device)101とを備えている。また、画像投射装置100は、照明装置10から出力された光を略均一に照明してDMD101へと導く照明光学系102と、DMD101によって空間変調された光を投射面104へと拡大して投射する投射光学系103と、を有している。
(【0011】以降は省略されています)
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