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公開番号2025095777
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-26
出願番号2023212065
出願日2023-12-15
発明の名称情報処理装置、通信システム、情報処理方法及びプログラム
出願人株式会社リコー
代理人個人,個人
主分類H04N 1/00 20060101AFI20250619BHJP(電気通信技術)
要約【課題】送信者を特定可能なデータを通信相手に送信可能な情報処理装置を提供する。
【解決手段】端末装置及び複数の通信装置とネットワークを介して通信可能な情報処理装置が、複数の通信装置から通信に用いる通信装置を選択する画面を表示するための画面データを端末装置に送信する画面提供部と、画面で選択された通信装置を示す情報を含む通信要求を端末装置から受信する要求受付部と、通信要求で示された通信装置に通信要求を送信する要求転送部と、を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項１】
端末装置及び複数の通信装置とネットワークを介して通信可能な情報処理装置であって、
前記複数の通信装置から通信に用いる前記通信装置を選択する画面を表示するための画面データを前記端末装置に送信する画面提供部と、
前記画面で選択された前記通信装置を示す情報を含む通信要求を前記端末装置から受信する要求受付部と、
前記通信要求で示された前記通信装置に前記通信要求を送信する要求転送部と、
を備える情報処理装置。
続きを表示（約 1,100 文字）【請求項２】
前記画面は、前記通信装置の選択肢として当該通信装置で設定された文字列を表示する、
請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項３】
前記文字列は、前記通信装置の設置場所を示す、
請求項２に記載の情報処理装置。
【請求項４】
前記通信装置から受信した機器情報を記憶装置に記憶する機器登録部をさらに備え、
前記機器情報は、前記通信装置で設定された文字列を含む、
請求項２に記載の情報処理装置。
【請求項５】
前記端末装置の利用者を認証する認証部をさらに備え、
前記画面提供部は、認証済みの前記利用者が利用可能な前記通信装置を示す選択肢を前記画面に表示するための前記画面データを生成する、
請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項６】
前記要求受付部は、前記端末装置から受け付けた前記通信要求を記憶装置に記憶し、
前記要求転送部は、前記通信装置からの要求に応じて、前記記憶装置から読み出した前記通信要求を前記通信装置に送信する、
請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項７】
前記通信装置から受信した通信結果を記憶装置に記憶する履歴管理部をさらに備える、
請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項８】
前記履歴管理部は、前記通信結果が通信に失敗したことを示すとき、前記通信が失敗した理由を示すエラー情報を前記端末装置に送信する、
請求項７に記載の情報処理装置。
【請求項９】
前記通信装置は、ファクシミリ通信を行う電子機器である、
請求項１から８のいずれかに記載の情報処理装置。
【請求項１０】
情報処理装置、端末装置及び複数の通信装置がネットワークを介して通信可能な通信システムであって、
前記情報処理装置は、
前記複数の通信装置から通信に用いる前記通信装置を選択する画面を表示するための画面データを前記端末装置に送信する画面提供部と、
前記画面で選択された前記通信装置を示す情報を含む通信要求を前記端末装置から受信する要求受付部と、
前記通信要求を前記通信装置に転送する要求転送部と、
を備え、
前記端末装置は、
前記画面データに基づいて前記画面を表示装置に表示する画面表示部と、
前記通信要求を前記情報処理装置に送信する通信要求部と、
を備え、
前記通信装置は、
前記情報処理装置から前記通信要求を受信する要求取得部と、
前記通信要求に基づいて、通信を行う通信実行部と、
を備える通信システム。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、情報処理装置、通信システム、情報処理方法及びプログラムに関する。
続きを表示（約 1,700 文字）【背景技術】
【０００２】
ファクシミリ通信をクラウドサービスで提供する通信システムが利用されている。この種の通信システムは、「クラウドファクス」等とも呼ばれる。クラウドファクスの利用者は、インターネット等の公衆通信ネットワークを介して、データセンタ等の遠隔地に設置されているファクシミリ装置を利用することができる。
【０００３】
例えば、特許文献１には、ファクシミリ装置が送信したファクシミリデータを受信して処理するデータ処理装置と、データ処理装置が受信したファクシミリデータを管理する通信管理装置と、データ処理装置及び通信管理装置と通信する通信端末と、を有する通信管理システムが記載されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
例えば、企業間の取引において、受信したデータが所定の通信装置により送信されたものかどうかについて、懸念が生じることがある。そのような取引者にとっては、通信装置に紐づいた電話番号等の識別情報により送信者を特定できる必要がある。しかしながら、従来のクラウドファクスでは、データを送信する際に任意の識別番号が割り振られるため、そのような懸念に対応することができなかった。
【０００５】
本発明の一実施形態は、上記のような技術的課題に鑑みて、送信者を特定可能なデータを通信相手に送信可能な情報処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記の課題を解決するために、本発明の一実施形態である情報処理装置は、端末装置及び複数の通信装置とネットワークを介して通信可能な情報処理装置であって、複数の通信装置から通信に用いる通信装置を選択する画面を表示するための画面データを端末装置に送信する画面提供部と、画面で選択された通信装置を示す情報を含む通信要求を端末装置から受信する要求受付部と、通信要求で示された通信装置に通信要求を送信する要求転送部と、を備える。
【発明の効果】
【０００７】
本発明の一実施形態によれば、送信者を特定可能なデータを通信相手に送信できる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
一実施形態における通信システムの全体構成の一例を示す模式図である。
一実施形態におけるコンピュータのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
一実施形態におけるＭＦＰのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
一実施形態における通信システムの機能構成の一例を示すブロック図である。
一実施形態における通信方法の一例を示すシーケンス図である。
一実施形態における機器管理テーブルの一例を示す図である。
一実施形態における利用者管理テーブルの一例を示す図である。
一実施形態における送信画面の一例を示す図である。
一実施形態におけるイベント管理テーブルの一例を示す図である。
一実施形態における履歴管理テーブルの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、図面を参照しながら、この発明の実施の形態について、詳細に説明する。なお、図面中において同じ機能を有する構成部には同じ番号を付し、重複説明を省略する。
【００１０】
［実施形態］
本発明の一実施形態は、ファクシミリ通信を行う通信システムである。ファクシミリ通信は、電話回線を利用して電子データを送受信する通信方式である。本実施形態における通信システムは、ファクシミリ通信が可能な通信装置を、通信ネットワークを介して利用可能なクラウドサービス（すなわち、クラウドファクス）を提供する機能を有する。ファクシミリ通信では、例えば、ファクシミリ通信専用機（以下、ＦＡＸ機とも呼ぶ）又はファクシミリ機能を有する複合機（以下、ＭＦＰ（Multifunction Peripheral）とも呼ぶ）等の通信装置が用いられる。
（【００１１】以降は省略されています）

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