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公開番号
2025095247
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-26
出願番号
2023211140
出願日
2023-12-14
発明の名称
画像形成装置
出願人
沖電気工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H04N
1/405 20060101AFI20250619BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】 特定の色材色が多く使われる画像を印刷した場合でも従来の処理に比べてジッタを目立ち難くすることができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】 本開示は、入力画像データに画像処理を行って、媒体に画像を形成する画像形成装置であって、ディザ処理で使用する複数のディザの組合せを記憶する記憶部と、前記入力画像データを各色材色に分解して、各色材色の中間調画像データを取得する色分解処理部と、前記各中間調画像データに対して各色材色の中間調となる画素の画素数を算出し、算出した色材色毎の画素数の比較を行う中間調カウント部と、画素数を比較した結果に基づき、前記ディザ処理で使用する前記ディザの組合せを決定して、前記ディザ処理を行うディザ処理部とを有する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
入力画像データに画像処理を行って、媒体に画像を形成する画像形成装置であって、
ディザ処理で使用する複数のディザの組合せを記憶する記憶部と、
前記入力画像データを各色材色に分解して、各色材色の中間調画像データを取得する色分解処理部と、
前記各中間調画像データに対して各色材色の中間調となる画素の画素数を算出し、算出した色材色毎の画素数の比較を行う中間調カウント部と、
画素数を比較した結果に基づき、前記ディザ処理で使用する前記ディザの組合せを決定して、前記ディザ処理を行うディザ処理部と
を有することを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 870 文字)
【請求項2】
前記各色材色は、シアン、マゼンタ、ブラック及びイエローの4色であり、
前記記憶部には、シアン及びブラックのみディザ角度が媒体の搬送方向に近い角度に設定された前記ディザの組合せである第1のディザの組合せと、マゼンタ及びブラックのみ前記ディザ角度が媒体の搬送方向に近い角度に設定された前記ディザの組合せである第2のディザの組合せが記憶され、
前記ディザ処理部は、前記中間調カウント部で算出したシアンの画素数がマゼンタの画素数より多い場合には、前記第1のディザの組合せを使用し、一方、シアンの画素数がマゼンタの画素数より少ない場合には、前記第2のディザの組合せを使用して前記ディザ処理を行う
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記記憶部には、さらに、シアン及びマゼンタのみ前記ディザ角度が媒体の搬送方向に近い角度に設定された前記ディザの組合せである第3のディザの組合せが記憶され、
前記ディザ処理部は、前記中間調カウント部で算出したシアン、マゼンタ、及びブラックの画素数を比較した結果、マゼンタの画素数が一番少ない場合には、前記第1のディザの組合せを使用し、シアンの画素数が一番少ない場合には、前記第2のディザの組合せを使用し、ブラックの画素数が一番少ない場合には、前記第3のディザの組合せを使用して、前記ディザ処理を行う
ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記中間調カウント部は、各色材色の中間調となる画素の画素数を算出する際、各色材色の重み付けを行った上で、色材色毎の画素数を算出することを特徴とすることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記中間調カウント部は、各色材色の中間調となる画素の画素数を算出する際、各色材色の濃度ムラの改善度合いを加味した上で、色材色毎の画素数を算出することを特徴とすることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、画像形成装置に関し、例えば、複数の色材色を用いる電子写真方式のプリンタに適用し得るものである。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、搬送精度が悪いプリンタ等の画像形成装置では、搬送方向に対して横向きに発生する濃度ムラ(ジッタ)が画像欠陥として指摘されることがあった。
【0003】
上記ジッタは、印刷に使用するスクリーン(ディザ)の角度によって目立ち易さが異なり、ディザの角度を搬送方向に沿う角度(縦向き)とした方が目立ち難くなる傾向にある。
【0004】
そのため、ジッタが目立つような装置ではなるべくディザを縦向きの角度となるように作成し上記ディザを印刷に使用することが好ましい。例えば、特許文献1に記載の技術では、画像の向きによらず、搬送方向に対して見ると常に縦向きの角度となるディザを用いることで、ジッタによる画質の劣化を抑える工夫がされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2013-69095号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、複数の色材色を使用するカラー印刷では、色材色分(例えば、ブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)及びシアン(C)の4色)のディザを用意する必要がある。
【0007】
記録媒体上の画像は、全ての色材色のディザを重ね合わせたものとなるが、使用する各色のディザの角度が適切でないとモアレ(干渉縞)が発生する。そのような制限があるため、全てのディザを搬送方向に対して縦向きの角度に近づけることはできない。
【0008】
上記理由からディザの角度を搬送方向に対して縦向きの角度に近づけることができなかった色材色は、縦向きの角度に近づけることができた色材色に比べて、ジッタによる画質劣化が目立ち、特定の色材色が多く使用される画像を印刷した場合に、ジッタが目立ち易くなるという問題があった。
【0009】
そのため、特定の色材色が多く使用される画像を印刷した場合でも、ジッタを目立ち難くすることができる画像形成装置が望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、入力画像データに画像処理を行って、媒体に画像を形成する画像形成装置であって、(1)ディザ処理で使用する複数のディザの組合せを記憶する記憶部と、(2)前記入力画像データを各色材色に分解して、各色材色の中間調画像データを取得する色分解処理部と、(3)前記各中間調画像データに対して各色材色の中間調となる画素の画素数を算出し、算出した色材色毎の画素数の比較を行う中間調カウント部と、(4)画素数を比較した結果に基づき、前記ディザ処理で使用する前記ディザの組合せを決定して、前記ディザ処理を行うディザ処理部とを有することを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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