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公開番号
2025097654
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-01
出願番号
2023213976
出願日
2023-12-19
発明の名称
画像形成装置、画像形成装置の制御方法及び画像形成装置の制御プログラム
出願人
株式会社リコー
代理人
個人
,
個人
主分類
H04N
1/00 20060101AFI20250624BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】二次電池が十分に充電されていない状態でリブート処理が実施される場合にも、揮発性メモリに保持されているファクシミリデータの消失を回避する。
【解決手段】画像形成装置は、二次電池が出力する第1電圧を検知する第1電圧検知部と、商用電源に基づいて第2電圧を生成する第1電圧生成部と、第1電圧又は第2電圧を揮発性メモリに供給する第1電圧供給部と、ファクシミリデータを制御する送受信制御部と、揮発性メモリにファクシミリデータが保持されているかどうかを検知するデータ検知部と、異常の発生時に実施されるリブート処理時に、第1電圧が揮発性メモリの動作電圧より低いことが第1電圧検知部により検知され、かつ、ファクシミリデータが揮発性メモリに保持されていることがデータ検知部により検知された場合、第1電圧供給部を制御して第2電圧を揮発性メモリに供給する電源制御部と、を有する
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
揮発性メモリと、
商用電源により充電され、第1電圧を出力する二次電池と、
前記第1電圧のレベルを検知する第1電圧検知部と、
前記商用電源に基づいて第2電圧を生成する第1電圧生成部と、
前記二次電池から出力される前記第1電圧又は第1電圧生成部から出力される前記第2電圧を動作電圧として前記揮発性メモリに供給する第1電圧供給部と、
ファクシミリの通信ポートを介して送受信されるファクシミリデータを制御する送受信制御部と、
前記揮発性メモリに前記ファクシミリデータが保持されているかどうかを検知するデータ検知部と、
異常の発生時に実施されるリブート処理時に、前記第1電圧が前記揮発性メモリの動作電圧より低いことが前記第1電圧検知部により検知され、かつ、前記ファクシミリデータが前記揮発性メモリに保持されていることが前記データ検知部により検知された場合、前記第1電圧供給部を制御して前記第2電圧を前記揮発性メモリに供給する電源制御部と、を有すること
を特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,900 文字)
【請求項2】
前記第1電圧生成部に供給される第3電圧を検知する第2電圧検知部をさらに有し、
前記電源制御部は、前記第2電圧検知部が前記第3電圧を検知している場合、前記第1電圧供給部を制御して前記第1電圧より優先して前記第2電圧を前記揮発性メモリに供給すること、
を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記送受信制御部の動作電圧である第4電圧を出力する一次電池と、
前記商用電源に基づいて前記送受信制御部の動作電圧である第5電圧を生成する第2電圧生成部と、
前記第5電圧を前記第4電圧より優先して前記送受信制御部に供給する第2電圧供給部と、を有すること
を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記第5電圧は、前記第4電圧より高く、
前記第2電圧供給部は、前記第4電圧の出力ノードと前記第5電圧の出力ノードとのそれぞれに接続された電流の逆流防止用のダイオードを有すること
を特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記電源制御部は、前記リブート処理の失敗により前記商用電源の供給が遮断され、かつ、前記揮発性メモリを動作させる動作電圧以上の前記第1電圧が前記第1電圧検知部により検知されている場合、前記第1電圧供給部を制御して前記揮発性メモリに供給する電圧を前記第2電圧から前記第1電圧に切り替えること
を特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記第2電圧は前記第1電圧より高く、
前記第1電圧供給部は、前記第1電圧の出力ノードと前記第2電圧の出力ノードとのそれぞれに接続された電流の逆流防止用のダイオードを有すること
を特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項7】
原稿又はファクシミリデータの画像情報に基づいて画像を形成する画像形成部を有すること
を特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項8】
揮発性メモリと、商用電源により充電され、第1電圧を出力する二次電池と、前記第1電圧のレベルを検知する第1電圧検知部と、前記商用電源に基づいて第2電圧を生成する第1電圧生成部と、前記二次電池から出力される前記第1電圧又は第1電圧生成部から出力される前記第2電圧を動作電圧として前記揮発性メモリに供給する第1電圧供給部と、を有する画像形成装置の制御方法であって、
画像形成装置が有する送受信制御部が、ファクシミリの通信ポートを介して送受信されるファクシミリデータを制御し、
画像形成装置が有するデータ検知部が、前記揮発性メモリに前記ファクシミリデータが保持されているかどうかを検知し、
画像形成装置が有する電源制御部が、異常の発生時に実施されるリブート処理時に、前記第1電圧が前記揮発性メモリの動作電圧より低いことが前記第1電圧検知部により検知され、かつ、前記ファクシミリデータが前記揮発性メモリに保持されていることが前記データ検知部により検知された場合、前記第1電圧供給部を制御して前記第2電圧を前記揮発性メモリに供給すること
を特徴とする画像形成装置の制御方法。
【請求項9】
揮発性メモリと、商用電源により充電され、第1電圧を出力する二次電池と、前記第1電圧のレベルを検知する第1電圧検知部と、前記商用電源に基づいて第2電圧を生成する第1電圧生成部と、前記二次電池から出力される前記第1電圧又は第1電圧生成部から出力される前記第2電圧を動作電圧として前記揮発性メモリに供給する第1電圧供給部と、を有する画像形成装置の制御プログラムであって、
画像形成装置が有する送受信制御部に、ファクシミリの通信ポートを介して送受信されるファクシミリデータを制御させ、
画像形成装置が有するデータ検知部に、前記揮発性メモリに前記ファクシミリデータが保持されているかどうかを検知させ、
画像形成装置が有する電源制御部に、異常の発生時に実施されるリブート処理時に、前記第1電圧が前記揮発性メモリの動作電圧より低いことが前記第1電圧検知部により検知され、かつ、前記ファクシミリデータが前記揮発性メモリに保持されていることが前記データ検知部により検知された場合、前記第1電圧供給部を制御して前記第2電圧を前記揮発性メモリに供給させること
を特徴とする画像形成装置の制御プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置、画像形成装置の制御方法及び画像形成装置の制御プログラムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
画像形成装置において、メインCPU(Central Processing Unit)とサブCPUとを有し、異常発生時にリブート要求が発生したときに画像形成動作を実施している場合、画像形成動作の完了後にリブート処理を実施する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
また、FAX(ファクシミリ)機能を搭載した画像処理装置において、ファクシミリデータを二次電池の電力で動作可能なメモリに保存することで、停電等が発生した場合にもデータを消失せずに保持可能な技術が知られている(例えば、特許文献2参照)。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、二次電池が十分に充電されてない状態でリブート処理が実施される場合、メモリの電源電圧の不足によりメモリに保持されているファクシミリデータが消失するおそれがあった。
【0005】
上記の課題に鑑み、本発明は、二次電池が十分に充電されていない状態でリブート処理が実施される場合にも、揮発性メモリに保持されているファクシミリデータの消失を回避することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記技術的課題を解決するため、本発明の一形態の画像形成装置は、揮発性メモリと、商用電源により充電され、第1電圧を出力する二次電池と、前記第1電圧のレベルを検知する第1電圧検知部と、前記商用電源に基づいて第2電圧を生成する第1電圧生成部と、前記二次電池から出力される前記第1電圧又は第1電圧生成部から出力される前記第2電圧を動作電圧として前記揮発性メモリに供給する第1電圧供給部と、ファクシミリの通信ポートを介して送受信されるファクシミリデータを制御する送受信制御部と、前記揮発性メモリに前記ファクシミリデータが保持されているかどうかを検知するデータ検知部と、異常の発生時に実施されるリブート処理時に、前記第1電圧が前記揮発性メモリの動作電圧より低いことが前記第1電圧検知部により検知され、かつ、前記ファクシミリデータが前記揮発性メモリに保持されていることが前記データ検知部により検知された場合、前記第1電圧供給部を制御して前記第2電圧を前記揮発性メモリに供給する電源制御部と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
二次電池が十分に充電されていない状態でリブート処理が実施される場合にも、揮発性メモリに保持されているファクシミリデータの消失を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の全体構成の例を示す透視断面図である。
図1の電源装置及びFAX制御基板の例を示すブロック図である。
本発明の第2実施形態に係る画像形成装置に搭載される電源装置及びFAX制御基板の例を示すブロック図である。
図3のFAX制御CPUの動作の例を示すフロー図である。
本発明の第3実施形態に係る画像形成装置に搭載される電源装置及びFAX制御基板の例を示すブロック図である。
図5のFAX制御CPUの動作の例を示すフロー図である。
図2のFAX制御基板のハードウェア構成の例を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を用いて実施形態を説明する。各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。以下では、電圧が伝達される電圧線には、電圧名と同じ符号を使用し、信号が伝達される信号線には、信号名と同じ符号を使用する。
【0010】
(画像形成装置の全体構成)
図1は、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の全体構成の例を示す透視断面図である。図1に示す画像形成装置1は、例えば、ファクシミリ機能と、複写機能、プリント機能及びスキャナ機能等との1つ又は複数とを有するデジタル複合機(MFP:Multi-Function Printer)である。
(【0011】以降は省略されています)
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