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公開番号2024175930
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-19
出願番号2023094035
出願日2023-06-07
発明の名称乾燥装置及び液体吐出装置
出願人株式会社リコー
代理人個人,個人,個人
主分類B41J 2/01 20060101AFI20241212BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】シートの吸着不良を改善する。
【解決手段】シートSを搬送する無端状の搬送ベルト18と、シートSを搬送ベルト18に吸着させる吸着手段30と、搬送ベルト18のシート吸着面18bに対向するように配置されシートSを乾燥させる乾燥手段23とを備える乾燥装置であって、吸着手段30は、搬送ベルト18の内側でシート搬送方向Aに並んで配置される複数の吸引部材31を備え、複数の吸引部材31のうち、少なくとも1つの吸引部材31の吸引力が他の吸引部材31の吸引力とは異なる。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
シートを搬送する無端状の搬送ベルトと、
前記シートを前記搬送ベルトに吸着させる吸着手段と、
前記搬送ベルトのシート吸着面に対向するように配置され前記シートを乾燥させる乾燥手段とを備える乾燥装置であって、
前記吸着手段は、前記搬送ベルトの内側でシート搬送方向に並んで配置される複数の吸引部材を備え、
前記複数の吸引部材のうち、少なくとも1つの吸引部材の吸引力が他の吸引部材の吸引力とは異なることを特徴とする乾燥装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記複数の吸引部材のうち、シート搬送方向の下流側の吸引部材の吸引力が、シート搬送方向の上流側の吸引部材の吸引力よりも大きい請求項1に記載の乾燥装置。
【請求項3】
シートを搬送する無端状の搬送ベルトと、
前記シートを前記搬送ベルトに吸着させる吸着手段と、
前記搬送ベルトのシート吸着面に対向するように配置され前記シートを乾燥させる乾燥手段と、
前記乾燥手段よりもシート搬送方向の上流側に配置され前記搬送ベルトを内側から支持する上流側支持ローラと、
前記乾燥手段よりもシート搬送方向の下流側に配置され前記搬送ベルトを内側から支持する下流側支持ローラとを備える乾燥装置であって、
前記吸着手段は、前記搬送ベルトの内側で前記搬送ベルトを挟んで前記乾燥手段と対向するように配置される第一吸引部材と、前記搬送ベルトの内側で前記乾燥手段よりもシート搬送方向の下流側かつ前記下流側支持ローラよりもシート搬送方向の上流側に配置される第二吸引部材とを有することを特徴とする乾燥装置。
【請求項4】
シートを搬送する無端状の搬送ベルトと、
前記シートを前記搬送ベルトに吸着させる吸着手段と、
前記搬送ベルトのシート吸着面に対向するように配置され前記シートを乾燥させる乾燥手段と、
前記乾燥手段よりもシート搬送方向の上流側に配置され前記搬送ベルトを内側から支持する上流側支持ローラと、
前記乾燥手段よりもシート搬送方向の下流側に配置され前記搬送ベルトを内側から支持する下流側支持ローラとを備える乾燥装置であって、
前記吸着手段は、前記搬送ベルトの内側で前記搬送ベルトを挟んで前記乾燥手段と対向するように配置される第一吸引部材と、前記搬送ベルトの内側で前記乾燥手段よりもシート搬送方向の上流側かつ前記上流側支持ローラよりもシート搬送方向の下流側に配置される第二吸引部材とを有することを特徴とする乾燥装置。
【請求項5】
前記第二吸引部材は、前記下流側支持ローラと一緒に移動可能に構成される請求項3に記載の乾燥装置。
【請求項6】
前記第二吸引部材は、前記上流側支持ローラと一緒に移動可能に構成される請求項4に記載の乾燥装置。
【請求項7】
シート搬送方向における前記第二吸引部材の長さは、シート搬送方向における前記第一吸引部材の長さよりも短い請求項3又は4に記載の乾燥装置。
【請求項8】
前記第二吸引部材は、内部に負圧発生手段を有する請求項3又4に記載の乾燥装置。
【請求項9】
シートを搬送する無端状の搬送ベルトと、
前記シートを前記搬送ベルトに吸着させる吸着手段と、
前記搬送ベルトのシート吸着面に対向するように配置され前記シートを乾燥させる乾燥手段と、
前記搬送ベルトに吸着される前記シートに送風する送風手段とを備える乾燥装置であって、
前記送風手段の送風口が、シート搬送方向の下流側を向くように配置されることを特徴とする乾燥装置。
【請求項10】
シートに液体を吐出する液体吐出部と、液体が吐出された前記シートを乾燥させる請求項1、3、4、9のいずれか1項に記載の乾燥装置とを備えることを特徴とする液体吐出装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、乾燥装置及び液体吐出装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
液体吐出装置の一例として、シートにインクを吐出して画像を形成するインクジェット式の画像形成装置が知られている。
【0003】
斯かる画像形成装置においては、シートに吐出されたインクを乾燥させる乾燥装置が設けられているものがある。
【0004】
例えば、特許文献1(特開2014-181130号公報)においては、インクが吐出されたシートをガイドプレート又は搬送ベルトによって吸着しながら搬送すると共に、シートに赤外光を照射したり乾燥風を送風したりしてインクを乾燥させる技術が提案されている。
【0005】
しかしながら、シートを吸着しながら搬送する構成においては、シートを良好に吸着して搬送することができない場合があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
そこで、本発明においては、シートの吸着不良を改善することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するため、本発明は、シートを搬送する無端状の搬送ベルトと、前記シートを前記搬送ベルトに吸着させる吸着手段と、前記搬送ベルトのシート吸着面に対向するように配置され前記シートを乾燥させる乾燥手段とを備える乾燥装置であって、前記吸着手段は、前記搬送ベルトの内側でシート搬送方向に並んで配置される複数の吸引部材を備え、前記複数の吸引部材のうち、少なくとも1つの吸引部材の吸引力が他の吸引部材の吸引力とは異なることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、シートを良好に吸着して搬送することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の第一実施形態に係る液体吐出装置の構成を示す図である。
本発明の第一実施形態に係る制御部の構成を示すブロック図である。
本発明の第一実施形態に係る乾燥装置の側面図である
本発明の第一実施形態に係る乾燥装置の平面図である。
本発明の第一実施形態に係る乾燥装置の特徴部分の構成を示す図である。
本発明の第二実施形態に係る乾燥装置の特徴部分の構成を示す図である。
第二吸引部材が下流側支持ローラと一緒に移動する態様を示す図である。
第二吸引部材の構成を説明するための図である。
第二吸引部材と負圧発生手段との配置を説明するための図である。
本発明の第三実施形態に係る乾燥装置の特徴部分の構成を示す図である。
送風口が向く方向を説明するための図である。
本発明の第三実施形態に係る制御部の構成を示すブロック図である。
風量を制御する制御フローの一例を示す図である。
乾燥手段の一例である紫外線照射手段の斜視図である。
乾燥装置における課題を説明するための参考図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付の図面に基づき、本発明について説明する。なお、本発明を説明するための各図面において、同一の機能もしくは形状を有する部材及び構成部品などの構成要素については、判別が可能な限り同一符号を付し、一度説明した後ではその説明を省略する。なお、以下の説明における、「画像形成」、「記録」、「印刷」は、いずれも同義語とする。
(【0011】以降は省略されています)

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