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公開番号2024179353
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-26
出願番号2023098126
出願日2023-06-14
発明の名称画像読取装置、画像形成装置および画像処理方法
出願人株式会社リコー
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類H04N 1/21 20060101AFI20241219BHJP(電気通信技術)
要約【課題】処理速度を向上させることで、生産性の低下を回避する。
【解決手段】読取部からの表裏両面の読取画像に対して、第1の画像処理を行う第1の画像処理部と、前記第1の画像処理を施した表裏両面の前記読取画像の蓄積用にそれぞれ設けられ、表裏両面の前記読取画像のそれぞれについて、交互に入れ替えるように複数ページにわたって蓄積する画像蓄積部と、前記画像蓄積部から取り出された表面または裏面の前記読取画像に対して、第2の画像処理を行う第2の画像処理部と、前記第1の画像処理を施した前記読取画像の前記画像蓄積部への書き出しと、前記第2の画像処理を施すための前記画像蓄積部に蓄積された前記読取画像の読み出しと、を並行処理可能とする制御部と、を備える。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
読取部からの表裏両面の読取画像に対して、第1の画像処理を行う第1の画像処理部と、
前記第1の画像処理を施した表裏両面の前記読取画像の蓄積用にそれぞれ設けられ、表裏両面の前記読取画像のそれぞれについて、交互に入れ替えるように複数ページにわたって蓄積する画像蓄積部と、
前記画像蓄積部から取り出された表面または裏面の前記読取画像に対して、第2の画像処理を行う第2の画像処理部と、
前記第1の画像処理を施した前記読取画像の前記画像蓄積部への書き出しと、前記第2の画像処理を施すための前記画像蓄積部に蓄積された前記読取画像の読み出しと、を並行処理可能とする制御部と、
を備えることを特徴とする画像読取装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記第1の画像処理部は、表裏両面の何れか片面の前記読取画像に対して、前記第1の画像処理を実行し、
前記第2の画像処理部は、前記第1の画像処理を実行した表裏両面の何れか片面の前記読取画像に対して、前記第2の画像処理を実行する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
【請求項3】
前記第1の画像処理部は、前記第1の画像処理として、入力画像全域で探索して所望の探索結果が得られた場合に、特殊原稿を検知したと判定する特殊原稿検知部を備え、
前記第2の画像処理部は、前記第2の画像処理として、前記特殊原稿検知部で特殊原稿を検知した場合に、特殊原稿出力結果を出力する特殊原稿対応部を備える、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
【請求項4】
前記第1の画像処理部は、前記第1の画像処理として、前記画像蓄積部に蓄積した画像、もしくは前記読取部から入力され、前記画像蓄積部に書き込まれる前の画像をもとに、画像全体から特徴量を抽出する特徴量抽出部を備え、
前記第2の画像処理部は、前記第2の画像処理として、前記特徴量抽出部で抽出した特徴量を反映させる特徴量反映処理部を備える、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
【請求項5】
前記特徴量抽出部は、前記特徴量として、画像の天地を識別した天地識別情報を抽出する天地識別部であり、
前記特徴量反映処理部は、前記天地識別部で抽出した天地識別情報をもとに、画像の回転を行う画像回転部である、
ことを特徴とする請求項4に記載の画像読取装置。
【請求項6】
前記天地識別部は、前記画像蓄積部に蓄積された画像を天地識別の推論モデルに対して正規化した画像をもとに、天地識別用に学習されたモデルによって推論を行い、天地識別結果を導出する、
ことを特徴とする請求項5に記載の画像読取装置。
【請求項7】
前記天地識別部は、前記画像蓄積部に蓄積された画像を天地識別の推論モデルに対して正規化した画像を生成する、
ことを特徴とする請求項6に記載の画像読取装置。
【請求項8】
請求項1ないし7の何れか一項に記載の画像読取装置と、
画像形成部と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。
【請求項9】
読取部からの表裏両面の読取画像に対して、第1の画像処理を行う第1の画像処理工程と、
前記第1の画像処理を施した表裏両面の前記読取画像の蓄積用にそれぞれ設けられ、表裏両面の前記読取画像のそれぞれについて、交互に入れ替えるように複数ページにわたって画像蓄積部に蓄積する画像蓄積工程と、
前記画像蓄積部から取り出された表面または裏面の前記読取画像に対して、第2の画像処理を行う第2の画像処理工程と、
前記第1の画像処理を施した前記読取画像の前記画像蓄積部への書き出しと、前記第2の画像処理を施すための前記画像蓄積部に蓄積された前記読取画像の読み出しと、を並行処理可能とする制御工程と、
を含むことを特徴とする画像処理方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像読取装置、画像形成装置および画像処理方法に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、複合機(MFP:Multifunction Peripheral/Printer/Product)の画像処理において、画像処理部から表裏の両面画像に対する画像処理(主に読取部の特性を除去)を行ったのち、表裏それぞれ1ページ分(両面計2ページ分)の画像を蓄積できるバッファメモリに格納し、表裏交互に1ページの画像データとして出力対象に応じた画像処理する技術が知られている。
【0003】
また、特許文献1には、原稿傾きを正確に判定するための電子傾きを検出する構成において、読み取り表面および裏面の画像データをバッファメモリに格納し、表面および裏面について交互に1ページの画像データを画像処理部に渡すようにした技術が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来技術では、バッファメモリに書き込む前に画像全体からパラメータを検知し、その検知結果をバッファメモリに書き込んだ後の画像処理に反映させる画像処理を行う場合、バッファメモリに書き込む前の処理とバッファメモリ書き込んだ後の処理を交互に行うことでしか実現できず、生産性の低下が顕著になるという問題がある。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、処理速度を向上させることで、生産性の低下を回避することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、読取部からの表裏両面の読取画像に対して、第1の画像処理を行う第1の画像処理部と、前記第1の画像処理を施した表裏両面の前記読取画像の蓄積用にそれぞれ設けられ、表裏両面の前記読取画像のそれぞれについて、交互に入れ替えるように複数ページにわたって蓄積する画像蓄積部と、前記画像蓄積部から取り出された表面または裏面の前記読取画像に対して、第2の画像処理を行う第2の画像処理部と、前記第1の画像処理を施した前記読取画像の前記画像蓄積部への書き出しと、前記第2の画像処理を施すための前記画像蓄積部に蓄積された前記読取画像の読み出しと、を並行処理可能とする制御部と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、処理速度を向上させることで、生産性の低下を回避することができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、第1の実施の形態にかかる画像形成装置の画像読取部を正面から見た概略構成を示す図である。
図2は、SDFユニットを正面から見た概略構成を拡大して示す図である。
図3は、画像形成装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
図4は、従来の画像読取装置の読み取り時の動作概要の一例を示す図である。
図5は、従来の画像読取装置の読み取り時の動作概要の別の一例を示す図である。
図6は、従来の画像読取装置の読み取り時の動作を示すタイミングチャートである。
図7は、読み取り時の動作概要の一例を示す図である。
図8は、読み取り時の動作概要の別の一例を示す図である。
図9は、読み取り時の動作を示すタイミングチャートである。
図10は、第2の実施の形態にかかる読み取り時の動作概要の一例を示す図である。
図11は、読み取り時の動作概要の別の一例を示す図である。
図12は、読み取り時の動作を示すタイミングチャートである。
図13は、従来の画像読取装置の表面読み出し時の動作概要の一例を示す図である。
図14は、従来の画像読取装置の裏面読み出し時の動作概要の別の一例を示す図である。
図15は、従来の画像読取装置の読み取り時の動作を示すタイミングチャートである。
図16は、第3の実施の形態にかかる読み取り時の動作概要の一例を示す図である。
図17は、読み取り時の動作を示すタイミングチャートである。
図18は、第4の実施の形態にかかる読み取り時の動作概要の一例を示す図である。
図19は、読み取り時の動作を示すタイミングチャートである。
図20は、従来の画像読取装置のようにトグルバッファを単独バッファにした構成での動作のタイミングチャートである。
図21は、第5の実施の形態にかかる読み取り時の動作概要の一例を示す図である。
図22は、読み取り時の動作を示すタイミングチャートである。
図23は、従来の画像読取装置のようにトグルバッファを単独バッファにした構成での動作のタイミングチャートである。
図24は、第6の実施の形態にかかる読み取り時の動作概要の一例を示す図である。
図25は、第7の実施の形態にかかる読み取り時の動作概要の一例を示す図である。
図26は、第8の実施の形態にかかる読み取り時の動作概要の一例を示す図である。
図27は、読み取り時の動作を示すタイミングチャートである。
図28は、従来の画像読取装置のようにトグルバッファを単独バッファにした構成での動作のタイミングチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に添付図面を参照して、画像読取装置、画像形成装置および画像処理方法の実施の形態を詳細に説明する。本実施形態においては、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能およびファクシミリ機能のうち少なくとも2つの機能を有する一般に複合機(MFP:Multifunction Peripheral/Printer/Product)と称される画像形成装置を一例として示している。
【0010】
(第1の実施の形態)
ここで、図1は第1の実施の形態にかかる画像形成装置1の画像読取部10を正面から見た概略構成を示す図、図2はSDFユニット15を正面から見た概略構成を拡大して示す図である。
(【0011】以降は省略されています)

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