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公開番号
2025011699
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023113959
出願日
2023-07-11
発明の名称
樹脂成形部品、画像形成装置及び判断方法
出願人
株式会社リコー
代理人
個人
主分類
G01N
17/00 20060101AFI20250117BHJP(測定;試験)
要約
【課題】どの程度劣化しているかを目視で簡単に判断できる樹脂成形部品を提供する。
【解決手段】変色状態確認部と、樹脂成形部と、を有する樹脂成形部品であって、前記変色状態確認部及び前記樹脂成形部はともに、物性が低下することにより生じる劣化によって変色し、前記変色状態確認部は、前記樹脂成形部よりも変色しにくい材料からなることを特徴とする樹脂成形部品である。前記変色状態確認部は、例えば、前記樹脂成形部よりも、紫外線、熱又は水蒸気による変色が発生しにくい材料からなる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
変色状態確認部と、樹脂成形部と、を有する樹脂成形部品であって、
前記変色状態確認部及び前記樹脂成形部はともに、物性が低下することにより生じる劣化によって変色し、
前記変色状態確認部は、前記樹脂成形部よりも変色しにくい材料からなる
ことを特徴とする樹脂成形部品。
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【請求項2】
前記変色状態確認部は、前記樹脂成形部よりも、紫外線、熱又は水蒸気による変色が発生しにくい材料からなる
ことを特徴とする請求項1に記載の樹脂成形部品。
【請求項3】
前記変色状態確認部の材料は、前記樹脂成形部の材料よりも物性が劣化する速度が遅い
ことを特徴とする請求項1に記載の樹脂成形部品。
【請求項4】
初期状態において、前記変色状態確認部は、前記樹脂成形部と略同一の色の材料からなる
ことを特徴とする請求項1に記載の樹脂成形部品。
【請求項5】
前記変色状態確認部は、当該樹脂成形部品中、前記樹脂成形部との色差を視認可能な位置に配置される
ことを特徴とする請求項1に記載の樹脂成形部品。
【請求項6】
当該樹脂成形部品は、装置のカバーの内側に着脱可能に設けられ、
前記変色状態確認部は、前記カバーを開けた状態で視認される、又は、前記カバーを開けて当該樹脂成形部品を取り出した状態で視認される位置に設けられる
ことを特徴とする請求項1に記載の樹脂成形部品。
【請求項7】
当該樹脂成形部品中の所定の領域を検査領域としたとき、該検査領域は、当該樹脂成形部品の使用時に外側から視認される領域であるとともに、該検査領域には前記変色状態確認部と、前記樹脂成形部の少なくとも一部とが含まれ、
当該樹脂成形部品の使用時の配置において、前記検査領域に含まれる前記変色状態確認部が単位面積当たりに受ける紫外線の量は、前記検査領域に含まれる前記樹脂成形部が単位面積当たりに受ける紫外線の量に対して±10%以内である
ことを特徴とする請求項1に記載の樹脂成形部品。
【請求項8】
当該樹脂成形部品中の所定の領域を検査領域としたとき、該検査領域には前記変色状態確認部と、前記樹脂成形部の少なくとも一部とが含まれ、
当該樹脂成形部品の使用時の配置で所定の時間保持されたときにおいて、前記検査領域に含まれる前記変色状態確認部の温度は、前記検査領域に含まれる前記樹脂成形部の温度に対して±10%以内である
ことを特徴とする請求項1に記載の樹脂成形部品。
【請求項9】
当該樹脂成形部品中の所定の領域を検査領域としたとき、該検査領域には前記変色状態確認部と、前記樹脂成形部の少なくとも一部とが含まれ、
下記測定により求められる測定値を前記変色状態確認部及び前記樹脂成形部の水蒸気から受ける影響としたとき、
当該樹脂成形部品の使用時の配置において、前記検査領域に含まれる前記変色状態確認部が水蒸気から受ける影響は、前記検査領域に含まれる前記樹脂成形部が水蒸気から受ける影響に対して±10%以内である
ことを特徴とする請求項1に記載の樹脂成形部品。
[水蒸気から受ける影響の測定]
前記検査領域の前記変色状態確認部と前記樹脂成形部の表面に対して所定の時間、水蒸気を接触させたときの変色を検出し、色見本との色差ΔEを求める。前記変色状態確認部の色差ΔEと前記樹脂成形部の色差ΔEの差が1以内である場合、水蒸気から受ける影響に対して±10%以内である。
【請求項10】
請求項1~9のいずれかに記載の樹脂成形部品を備える
ことを特徴とする画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、樹脂成形部品、画像形成装置及び判断方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
画像形成装置などの機器に使用される樹脂成形部品は、製品の使用中に紫外線、熱、水蒸気等の影響により劣化が起こる場合がある。樹脂成形部品が劣化した場合に、どのような方法で処理すべきかを検討する必要があり、検討の際には、樹脂成形部品がどの程度劣化しているかを判断することが求められる。そのため、従来より、樹脂成形品がどの程度劣化しているかを簡単に判断する方法が求められている。
【0003】
特許文献1には、樹脂成形品に、該樹脂成形品よりも耐候性に劣る劣化状態チェック部を設けた劣化状態確認可能な製品が開示されている。特許文献1では、劣化状態チェック部の変色によって、樹脂成形品の劣化状態を確認している。特許文献1によれば、樹脂成形品の劣化状態を目視にて簡単かつ確実に判断できるとしている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の方法によると、劣化状態チェック部が他の樹脂成形部よりも早い段階で外観品質が著しく低下し始めるため、ユーザーが容易に目視可能な場所への設置が難しい。従って、劣化状態チェック部を外観から簡単に目視可能な場所に設置しにくい。このため、樹脂成形品がどの程度劣化しているかを目視で簡単に判断できる技術が求められている。
【0005】
そこで本発明は、どの程度劣化しているかを目視で簡単に判断できる樹脂成形部品を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明の樹脂成形部品は、変色状態確認部と、樹脂成形部と、を有する樹脂成形部品であって、前記変色状態確認部及び前記樹脂成形部はともに、物性が低下することにより生じる劣化によって変色し、前記変色状態確認部は、前記樹脂成形部よりも変色しにくい材料からなることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、どの程度劣化しているかを目視で簡単に判断できる樹脂成形部品を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
初期状態の変色状態確認部及び樹脂成形部の一例を示す要部概略図(A)、並びに、経時の変色状態確認部及び樹脂成形部の一例を示す要部概略図(B)である。
画像形成装置における変色状態確認部の配置の一例を示す概略図である。
画像形成装置における変色状態確認部の配置の他の例を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明に係る樹脂成形部品、画像形成装置及び判断方法について図面を参照しながら説明する。なお、本発明は以下に示す実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態、追加、修正、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
【0010】
本発明の樹脂成形部品は、変色状態確認部と、樹脂成形部と、を有する樹脂成形部品であって、前記変色状態確認部及び前記樹脂成形部はともに、物性が低下することにより生じる劣化によって変色し、前記変色状態確認部は、前記樹脂成形部よりも変色しにくい材料からなることを特徴とする。変色状態確認部は、劣化状態確認部などと称してもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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