TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025011889
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023114299
出願日2023-07-12
発明の名称加圧機構、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類G03G 21/16 20060101AFI20250117BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】経時においても比較的簡易に対象体に対する加圧体の加圧力を適正化する。
【解決手段】感光体ドラム1(対象体)に現像装置5(加圧体)を加圧する加圧機構であって、一端側が現像装置5に直接的又は間接的に接触して、感光体ドラム1に向けて現像装置5を所定の付勢方向に付勢する圧縮スプリング33が設けられている。また、圧縮スプリング33の他端側を支持する支持部材32と、支持部材32を保持する保持部材31と、が設けられている。そして、保持部材31は、異なる付勢方向の位置で支持部材32を保持するための複数の保持部31b~31dが、支持部材32の周囲の異なる位置に配置されている。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
対象体に加圧体を加圧する加圧機構であって、
一端側が前記加圧体に直接的又は間接的に接触して、前記対象体に向けて前記加圧体を所定の付勢方向に付勢する圧縮スプリングと、
前記圧縮スプリングの他端側を支持する支持部材と、
前記支持部材を保持する保持部材と、
を備え、
前記保持部材は、異なる前記付勢方向の位置で前記支持部材を保持するための複数の保持部が、前記支持部材の周囲の異なる位置に配置されたことを特徴とする加圧機構。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記支持部材は、
前記圧縮スプリングの前記他端側が挿入される凹部が形成された円柱部と、
前記円柱部の周囲から径方向に突出するとともに、周方向に等間隔で配置された少なくとも2つの突出部と、
を具備し、
前記保持部材は、
前記円柱部が挿入される穴部と、
前記付勢方向の位置が異なるように段状に配列されるとともに、前記穴部の周囲に周方向に位相をずらして配列されて、前記少なくとも2つの突出部を保持可能な前記複数の保持部と、
を具備したことを特徴とする請求項1に記載の加圧機構。
【請求項3】
前記複数の保持部は、
前記付勢方向の最も上流側に位置する第1保持部と、
前記第1保持部に対して周方向に隣接するように配置されて、前記第1保持部よりも前記付勢方向の下流側に位置する第2保持部と、
を具備したことを特徴とする請求項2に記載の加圧機構。
【請求項4】
前記第2保持部は、前記穴部に通じるとともに前記第1保持部の側に向けて開口する空間が、前記付勢方向の上流側に形成され、
前記支持部材は、前記付勢方向の上流側から前記空間に前記突出部が挿入されるとともに前記穴部に前記円柱部が挿入された後に、前記第1保持部の側への回転方向を正方向として前記穴部を中心に回転されることで、前記突出部が前記第1保持部に保持されることを特徴とする請求項3に記載の加圧機構。
【請求項5】
前記支持部材は、前記第1保持部に前記突出部が保持された状態から、前記第2保持部の側への回転方向を逆方向として前記穴部を中心に回転されることで、前記突出部が前記第2保持部に保持されることを特徴とする請求項4に記載の加圧機構。
【請求項6】
前記複数の保持部は、前記第2保持部に対して周方向における前記逆方向に隣接するように配置されて、前記第2保持部よりも前記付勢方向の下流側に位置する第3保持部を具備したことを特徴とする請求項5に記載の加圧機構。
【請求項7】
前記保持部材は、前記第1保持部に対して前記正方向の側に、前記付勢方向の下流側に向かって起立する仕切り部が形成されたことを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の加圧機構。
【請求項8】
前記第1保持部は、前記第2保持部の側への前記支持部材の回転を制限する凸部が形成されたことを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の加圧機構。
【請求項9】
前記第2保持部は、前記第1保持部の側への前記支持部材の回転を制限する凸部が形成されたことを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の加圧機構。
【請求項10】
前記支持部材の前記突出部は、
前記付勢方向の上流側であって前記正方向の側に形成されて、前記逆方向に向かうにつれて前記付勢方向の上流側に傾斜する第1傾斜面と、
前記付勢方向の下流側であって前記逆方向の側に形成されて、前記正方向に向かうにつれて前記付勢方向の下流側に傾斜する第2傾斜面と、
を具備したことを特徴とする請求項5に記載の加圧機構。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、感光体ドラムなどの対象体に現像装置などの加圧体を加圧する加圧機構と、それを備えたプロセスカートリッジ、及び、画像形成装置と、に関するものである。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置では、現像装置(加圧体)を感光体ドラム(対象体)に向けて加圧する加圧機構(付勢機構)が設置されたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
一方、特許文献1には、プロセスカートリッジの使用時間に関わらず感光体ドラム及び現像ローラの作動状態を適正化することを目的として、記憶素子に記憶された情報に基づいて、感光体ドラムに対して現像ローラを付勢するカム機構を制御する技術が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の加圧機構は、経時にトナー消費にともない軽量化する現像装置などの加圧体を、常に適正な加圧力で、感光体ドラムなどの対象体に加圧するのが難しかった。
これに対して、特許文献1の技術を応用して、加圧機構による加圧力を自動制御する方策が考えられる。しかし、その場合、加圧機構の構成や制御が複雑化してしまい、加圧機構が高コスト化、大型化してしまうことになる。
【0005】
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、経時においても比較的簡易に対象体に対する加圧体の加圧力を適正化することができる、加圧機構、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明における加圧機構は、対象体に加圧体を加圧する加圧機構であって、一端側が前記加圧体に直接的又は間接的に接触して、前記対象体に向けて前記加圧体を所定の付勢方向に付勢する圧縮スプリングと、前記圧縮スプリングの他端側を支持する支持部材と、前記支持部材を保持する保持部材と、を備え、前記保持部材は、異なる前記付勢方向の位置で前記支持部材を保持するための複数の保持部が、前記支持部材の周囲の異なる位置に配置されたものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、経時においても比較的簡易に対象体に対する加圧体の加圧力を適正化することができる、加圧機構、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
この発明の実施の形態における画像形成装置を示す全体構成図である。
プロセスカートリッジを示す概略図である。
プロセスカートリッジにおける加圧機構の近傍を示す斜視図である。
支持部材に圧縮スプリングが装着された状態を示す斜視図である。
(A)支持部材を斜め上方から見た斜視図と、(B)支持部材を斜め下方から見た斜視図と、である。
ケース部材において保持部材として機能する部分を示す斜視図である。
保持部材を示す上面図である。
(A)支持部材が第1保持部に移動され保持される動作を示す斜視図と、(B)支持部材が第2保持部に移動され保持される動作を示す斜視図と、である。
変形例1としての、保持部材を示す上面図である。
図9の保持部材において、(A)支持部材が第1保持部に保持された状態を示す上面図と、(B)支持部材が第2保持部に保持された状態を示す上面図と、である。
変形例2としての、保持部材を示す上面図である。
図11の保持部材に保持される支持部材を示す、(A)上面図と、(B)正面図と、(C)側面図と、である。
図11の保持部材に第1保持部に支持部材がセットされる動作を示す、(A)上面図と、(B)側面図と、である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
【0010】
まず、図1にて、画像形成装置100における全体の構成・動作について説明する。
図1において、100は画像形成装置としてのプリンタ、1は表面にトナー像が形成される対象体としての感光体ドラム(像担持体)、7はパソコンなどの入力装置から入力された画像情報に基いた露光光Lを感光体ドラム1上に照射する露光部(書込み部)、を示す。
また、9は感光体ドラム1の表面に担持されたトナー像を転写ニップ部(転写位置)に搬送されるシートPに転写する転写ローラ、10は感光体ドラム1と帯電ローラ4と現像装置5(加圧体)とクリーニング装置2とが一体化されたプロセスカートリッジ、12は用紙等のシートPが収納された給紙装置(給紙カセット)、を示す。
また、16は感光体ドラム1と転写ローラ9とが当接する転写ニップ部に向けてシートPを搬送するレジストローラ(タイミングローラ)、20はシートP上の未定着画像を定着する定着装置、21は定着装置20に設置された定着ローラ、22は定着装置20に設置された加圧ローラ、を示す。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

株式会社リコー
画像形成装置
10日前
株式会社リコー
圧着綴じ装置
7日前
株式会社リコー
画像形成装置
1か月前
株式会社リコー
薬包綴じ装置
18日前
株式会社リコー
画像形成装置
1か月前
株式会社リコー
シート収納装置
19日前
株式会社リコー
液体を吐出する装置
18日前
株式会社リコー
画像形成装置及び検査台
1か月前
株式会社リコー
転写装置及び画像形成装置
1か月前
株式会社リコー
移動体および履帯式走行体
11日前
株式会社リコー
画像形成装置、画像形成方法
10日前
株式会社リコー
開閉検知センサ及びシステム
4日前
株式会社リコー
搬送装置、及び、前処理装置
18日前
株式会社リコー
媒体処理装置及び画像形成装置
20日前
株式会社リコー
液体吐出ヘッド及び液体吐出装置
7日前
株式会社リコー
撮像装置、送信方法、プログラム
3日前
株式会社リコー
検査装置、検査方法、プログラム
7日前
株式会社リコー
後処理装置及び画像形成システム
7日前
株式会社リコー
画像形成装置及び画像形成システム
18日前
株式会社リコー
画像処理装置およびエッジ検出方法
1か月前
株式会社リコー
ドラム式搬送機構及び画像形成装置
20日前
株式会社リコー
媒体処理装置及び画像形成システム
7日前
株式会社リコー
移動体、プログラム、位置推定方法
19日前
株式会社リコー
後処理装置および画像形成システム
7日前
株式会社リコー
後処理装置および画像形成システム
7日前
株式会社リコー
会議システム、参加方法、プログラム
7日前
株式会社リコー
収容部材、造形装置及び造形システム
11日前
株式会社リコー
シート給送装置、及び、画像形成装置
1か月前
株式会社リコー
画像形成装置、表示方法、プログラム
7日前
株式会社リコー
移動体、物体検知方法およびプログラム
11日前
株式会社リコー
用紙後処理装置および画像形成システム
18日前
株式会社リコー
軸支持装置、転写装置および画像形成装置
1か月前
株式会社リコー
樹脂成形部品、画像形成装置及び判断方法
3日前
株式会社リコー
システム、情報処理装置、およびプログラム
1か月前
株式会社リコー
画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
1か月前
株式会社リコー
書込装置、画像形成装置および書き込み方法
1か月前
続きを見る