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公開番号2025034463
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-13
出願番号2023140853
出願日2023-08-31
発明の名称判定方法および判定装置
出願人ブラザー工業株式会社
代理人個人
主分類G03G 15/02 20060101AFI20250306BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】画像形成装置またはドラムユニットを分解することなく、帯電器のリサイクル可否を判定できる判定方法および判定装置を提供する。
【解決手段】判定装置は、電圧変更工程と、電圧判定工程と、を実行する。電圧変更工程では、グリッド電圧Vgが予め設定された複数の電圧値の間で変化するように、ワイヤ331に電圧を印加する。電圧判定工程では、電圧変更工程におけるグリッド電圧Vgの変化に対するワイヤ電圧Vwの変化に基づいて、帯電器33のリサイクル可否を判定する。これにより、画像形成装置またはドラムユニットを分解することなく、帯電器33のリサイクル可否を判定できる。
【選択図】図3


特許請求の範囲【請求項1】
電子写真方式の画像形成装置に使用される帯電器であって、ワイヤとグリッドとを有し、前記ワイヤに印加される電圧であるワイヤ電圧に応じて前記グリッドの電圧であるグリッド電圧が変化するスコロトロン型の帯電器のリサイクル可否を、判定装置により判定する判定方法であって、
前記判定装置が、前記グリッド電圧が予め設定された複数の電圧値の間で変化するように、前記ワイヤに電圧を印加する電圧変更工程と、
前記判定装置が、前記電圧変更工程における前記グリッド電圧の変化に対する前記ワイヤ電圧の変化に基づいて、前記帯電器のリサイクル可否を判定する電圧判定工程と、
を有することを特徴とする、判定方法。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
請求項1に記載の判定方法であって、
前記判定装置は、前記電圧変更工程において、前記グリッド電圧を段階的に増加させることを特徴とする、判定方法。
【請求項3】
請求項2に記載の判定方法であって、
前記判定装置は、前記電圧判定工程において、前記ワイヤ電圧が、前記グリッド電圧に対応する所定の閾値よりも小さい場合に、前記帯電器のリサイクルが不可と判定することを特徴とする、判定方法。
【請求項4】
請求項3に記載の判定方法であって、
前記閾値は、前記グリッド電圧が所定の値よりも小さいときの前記グリッド電圧と前記ワイヤ電圧との比例関係に基づいて設定されることを特徴とする、判定方法。
【請求項5】
請求項1に記載の判定方法であって、
前記帯電器は、前記画像形成装置の本体フレームに対して着脱可能なドラムユニットに使用されることを特徴とする、判定方法。
【請求項6】
請求項5に記載の判定方法であって、
前記判定装置が、前記ドラムユニットが備えるメモリから、前記ドラムユニットによる印刷枚数を読み出す読出工程と、
前記判定装置が、前記読出工程により読み出された前記印刷枚数が、所定値未満であるか否かを判定する印刷枚数判定工程と、
をさらに有し、
前記判定装置は、前記印刷枚数が前記所定値未満であると判定した場合、前記電圧変更工程および前記電圧判定工程を実行し、
前記判定装置は、前記印刷枚数が前記所定値以上であると判定した場合、前記電圧変更工程および前記電圧判定工程を実行しないことを特徴とする、判定方法。
【請求項7】
請求項1に記載の判定方法であって、
前記判定装置が、前記グリッド電圧が前記帯電器の使用時よりも高くなるように、前記ワイヤに電圧を印加する電圧印加工程と、
前記判定装置が、前記電圧印加工程において火花放電が発生した場合に前記帯電器のリサイクルが不可と判定する火花放電判定工程と、
をさらに有することを特徴とする、判定方法。
【請求項8】
請求項7に記載の判定方法であって、
前記判定装置は、前記電圧印加工程および前記火花放電判定工程の後に、前記電圧変更工程および前記電圧判定工程を行うことを特徴とする、判定方法。
【請求項9】
電子写真方式の画像形成装置に使用される帯電器であって、ワイヤとグリッドとを有し、前記ワイヤに印加される電圧であるワイヤ電圧に応じて前記グリッドの電圧であるグリッド電圧が変化するスコロトロン型の帯電器のリサイクル可否を、判定装置により判定する判定方法であって、
前記判定装置が、前記グリッド電圧が前記帯電器の使用時よりも高くなるように、前記ワイヤに電圧を印加する電圧印加工程と、
前記判定装置が、前記電圧印加工程において火花放電が発生した場合に前記帯電器のリサイクルが不可と判定する火花放電判定工程と、
を有することを特徴とする、判定方法。
【請求項10】
請求項9に記載の判定方法であって、
前記帯電器は、前記画像形成装置の本体フレームに対して着脱可能なドラムユニットに使用されることを特徴とする、判定方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、判定方法および判定装置に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、LEDプリンタ等の電子写真方式の画像形成装置が知られている。電子写真方式の画像形成装置は、感光体ドラムと、感光体ドラムを帯電させる帯電器とを備える。感光体ドラムおよび帯電器は、画像形成装置に対して着脱可能なドラムユニットに搭載されている場合もある。
【0003】
従来、この種の画像形成装置において、帯電器のリサイクル可否を判定する場合には、画像形成装置またはドラムユニットを分解して、帯電器を調べる必要があった。このため、帯電器のリサイクル可否の判定は、工数がかかる作業であった。
【0004】
そこで、ドラムメモリを使用して、帯電器のリサイクル可否を判定する画像形成装置が、特許文献1に記載されている。特許文献1では、画像形成装置は、ドラムメモリから、クリーナによってワイヤがクリーニングされたワイヤのクリーニング実行回数を読み出し、ワイヤが再利用可能かを判定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-157975号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、特許文献1に開示されたスコロトロン帯電器は、ワイヤに異物が固着すると、火花放電やアーク放電などの異常な放電が発生しやすくなる。このような放電が発生しやすい帯電器は、リサイクルに適さない。
【0007】
本開示の目的は、従来とは異なる方法で、画像形成装置またはドラムユニットを分解することなく、帯電器のリサイクル可否を判定できる判定方法および判定装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本願の第1開示は、電子写真方式の画像形成装置に使用される帯電器であって、ワイヤとグリッドとを有し、前記ワイヤに印加される電圧であるワイヤ電圧に応じて前記グリッドの電圧であるグリッド電圧が変化するスコロトロン型の帯電器のリサイクル可否を、判定装置により判定する判定方法であって、前記判定装置が、前記グリッド電圧が予め設定された複数の電圧値の間で変化するように、前記ワイヤに電圧を印加する電圧変更工程と、前記判定装置が、前記電圧変更工程における前記グリッド電圧の変化に対する前記ワイヤ電圧の変化に基づいて、前記帯電器のリサイクル可否を判定する電圧判定工程と、を有することを特徴とする。
【0009】
本願の第2開示は、第1開示の判定方法であって、前記判定装置は、前記電圧変更工程において、前記グリッド電圧を段階的に増加させることを特徴とする。
【0010】
本願の第3開示は、第1開示または第2開示の判定方法であって、前記判定装置は、前記電圧判定工程において、前記ワイヤ電圧が、前記グリッド電圧に対応する所定の閾値よりも小さい場合に、前記帯電器のリサイクルが不可と判定することを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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