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公開番号2025009987
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2024103266
出願日2024-06-26
発明の名称画像形成材料の製造方法
出願人三洋化成工業株式会社
代理人
主分類G03G 9/087 20060101AFI20250109BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】帯電性に優れ、広い定着幅を有し、粉砕性と耐擦過性に優れる画像形成材料を提供する。
【解決手段】ポリエステル樹脂(A)及び着色剤を含む画像形成材料の製造方法であって、ポリエチレンテレフタレート樹脂(B)と炭素数2~5のジオール(b)とを180℃~250℃で反応させて前記ポリエチレンテレフタレート樹脂(B)を解重合する工程を有し、反応後の解重合物(bx)の合計重量に基づいてテレフタル酸ビスヒドロキシアルキルエステルを60重量%以上含み、解重合工程後に前記解重合物(bx)を含むアルコール成分とカルボン酸成分とを重縮合させて前記ポリエステル樹脂(A)を得る工程を有する画像形成材料の製造方法。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
ポリエステル樹脂(A)及び着色剤を含む画像形成材料の製造方法であって、ポリエチレンテレフタレート樹脂(B)と炭素数2~5のジオール(b)とを180℃~250℃で反応させて前記ポリエチレンテレフタレート樹脂(B)を解重合する工程を有し、反応後の解重合物(bx)の合計重量に基づいてテレフタル酸ビスヒドロキシアルキルエステルを60重量%以上含み、解重合工程後に前記解重合物(bx)を含むアルコール成分とカルボン酸成分とを重縮合させて前記ポリエステル樹脂(A)を得る工程を有する画像形成材料の製造方法。
続きを表示(約 300 文字)【請求項2】
前記ポリエステル樹脂(A)のアルコール成分がビスフェノールAのアルキレンオキサイド付加物を含む請求項1に記載の画像形成材料の製造方法。
【請求項3】
前記ポリエステル樹脂(A)のカルボン酸成分がイソフタル酸を含む請求項1又は2に記載の画像形成材料の製造方法。
【請求項4】
前記ポリエステル樹脂(A)の重量割合が画像形成材料の重量に基づいて10~90重量%である請求項1又は2に記載の画像形成材料の製造方法。
【請求項5】
前記ポリエチレンテレフタレート樹脂(B)が再生PET樹脂である請求項1又は2に記載の画像形成材料の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は画像形成材料の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
近年、電子写真システムの発展に伴い、商業印刷や産業印刷などの用途に電子写真技術の適用を広げる取り組みが進んできている。商業印刷や産業印刷の分野では安定的に高速印刷する必要があるため、一定の低温定着性と耐ホットオフセット性、つまり広い定着幅を有することが求められる。また、微粉などが生じないようトナーがカートリッジ内で受ける撹拌に伴うせん断や圧縮に対して耐久性を有することや、同品質の画像を大量に安定して印刷するために帯電性能を保持することなどの要件を具備する必要がある。
トナー等に使用される画像形成材料は、上述のようなトナー特性に大きな影響を与えるものであり、ポリスチレン樹脂、スチレン-アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアミド樹脂等が知られているが、定着性と帯電性のバランスを取りやすいことから、ポリエステル樹脂が特に注目されている。
例えば、定着性や帯電性に優れ、炭素数2~4の脂肪族ジオールを主成分とするポリエステル樹脂を含有するトナーバインダーが開示されている(特許文献1及び2)。
しかしながら商業印刷や産業印刷などの用途のトナーに適用するには十分な帯電性、十分広い定着幅、十分な粉砕性、耐擦過性を有しているとは言えず、それらの改善が望まれている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-141966号公報
特開平9-278873号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、帯電性及び粉砕性に優れ、広い定着幅、耐擦過性を有する画像形成材料を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者は、鋭意検討した結果、本発明に至った。すなわち本発明はポリエステル樹脂(A)及び着色剤を含む画像形成材料の製造方法であって、ポリエチレンテレフタレート樹脂(B)と炭素数2~5のジオール(b)とを180℃~250℃で反応させて前記ポリエチレンテレフタレート樹脂(B)を解重合する工程を有し、反応後の解重合物(bx)の合計重量に基づいてテレフタル酸ビスヒドロキシアルキルエステルを60重量%以上含み、解重合工程後に前記解重合物(bx)を含むアルコール成分とカルボン酸成分とを重縮合させて前記ポリエステル樹脂(A)を得る工程を有する画像形成材料の製造方法である。
【発明の効果】
【0006】
本発明により、帯電性及び粉砕性に優れ、広い定着幅、耐擦過性を有する画像形成材料を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下に、本発明の画像形成材料の製造方法について詳細に説明する。
【0008】
本発明の画像形成材料の製造方法は、ポリエチレンテレフタレート樹脂(B)と炭素数2~5のジオール(b)とを180℃~250℃で反応させて前記ポリエチレンテレフタレート樹脂(B)を解重合する工程を有し、反応後の解重合物(bx)の合計重量に基づいてテレフタル酸ビスヒドロキシアルキルエステルを60重量%以上含み、解重合工程後に前記解重合物(bx)を含むアルコール成分とカルボン酸成分とを重縮合させて前記ポリエステル樹脂(A)を得る工程を有する。
【0009】
本発明における画像形成材料は、解重合物(bx)を含むアルコール成分とカルボン酸成分とを重縮合させて得られるポリエステル樹脂(A)及び着色剤を含む。
【0010】
ポリエステル樹脂(A)は、ポリエチレンテレフタレート樹脂(B)と炭素数2~5のジオール(b)と反応させて得られた解重合物(bx)を含むアルコール成分とカルボン酸成分とを重縮合させてなるポリエステル樹脂である。
(【0011】以降は省略されています)

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