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公開番号
2025034817
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-13
出願番号
2023141456
出願日
2023-08-31
発明の名称
画像形成装置
出願人
株式会社リコー
代理人
個人
主分類
G03G
15/00 20060101AFI20250306BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】無駄なトナー消費を抑え、かつ、クリーニング不良の発生を抑制と像担持体上のフィルミングを良好な除去とを両立することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置は、像担持体たる中間転写ベルトと、中間転写ベルトに接触して転写ニップを形成する転写部材たる二次転写ローラと、中間転写ベルトの表面をクリーニングするクリーニング部材たるクリーニングブレードとを備えている。中間転写ベルトが、標準速のとき(S11のYes)は、記録媒体に転写しないでクリーニングブレードに入力するトナー像パターンたる掻き取りパターンを所定の間隔を開けて複数形成する(S14)一方、中間転写ベルトの線速が標準速よりも遅い中速、低速設定のとき(S11のNo)は、掻き取りパターンをひとつ形成する(S13)。
【選択図】図9
特許請求の範囲
【請求項1】
像担持体と、
前記像担持体に接触して転写ニップを形成する転写部材と、
前記像担持体の表面をクリーニングするクリーニング部材とを備え、
記録媒体に転写しないで、前記クリーニング部材に入力するトナー像パターンを前記像担持体に形成する画像形成装置において、
前記像担持体の線速に応じて、前記トナー像パターンの形成個数を変更し、
前記トナー像パターンを複数形成する場合は、複数の前記トナー像パターンを、前記像担持体の表面移動方向に所定の間隔を開けて形成することを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の画像形成装置において、
前記像担持体の線速が互いに異なる複数の画像形成モードを有しており、
複数の画像形成モードのうち、最も前記像担持体の線速が速い画像形成モードのときは、前記トナー像パターンを複数個形成することを特徴とする画像形成装置。
【請求項3】
請求項2に記載の画像形成装置において、
互いに異なる色のトナー像をそれぞれ形成する複数の作像手段が、前記像担持体の表面移動方向に並べて配置されており、
前記トナー像パターンを複数個形成するとき、前記トナー像パターンの色を互いに異ならせることを特徴とする画像形成装置。
【請求項4】
請求項3に記載の画像形成装置において、
複数の前記トナー像パターンの前記表面移動方向の下流側からの色順が、複数の作像手段の前記表面移動方向の下流側からの色順に倣っていることを特徴とする画像形成装置。
【請求項5】
請求項4に記載の画像形成装置において、
複数の前記トナー像パターンの前記表面移動方向の下流側からの色順を、複数の作像手段の前記表面移動方向の下流側からの連続する色順にすることを特徴とする画像形成装置。
【請求項6】
請求項2に記載の画像形成装置において、
前記トナー像パターンの前記像担持体の表面移動方向の長さは、前記転写部材の周長よりも短く、前記トナー像パターンの間隔は、前記転写部材の周長以上であることを特徴とする画像形成装置。
【請求項7】
請求項1に記載の画像形成装置において、
前記トナー像パターンは、前記像担持体の表面移動方向と直交する直交方向に長い帯状パターンであることを特徴とする画像形成装置。
【請求項8】
請求項7に記載の画像形成装置において、
前記帯状パターンの前記直交方向の長さは、前記像担持体の通紙領域以上であることを特徴とする画像形成装置。
【請求項9】
請求項7に記載の画像形成装置において、
前記像担持体の前記直交方向の両端に配置され、前記像担持体上のトナー像のトナー付着量を検知する付着量検知手段を有し、
前記帯状パターンの前記直交方向の長さは、前記直交方向の一端の前記付着量検知手段から前記直交方向の他端の前記付着量検知手段までの前記直交方向の長さ以上であることを特徴とする画像形成装置。
【請求項10】
請求項1に記載の画像形成装置において、
前記転写ニップに少なくとも前記像担持体上のトナー像を記録媒体に転写するための転写バイアスの極性とは逆極性の逆極性バイアスを印加し、前記転写部材に付着した付着物を前記像担持体へ移動させて前記転写部材をクリーニングするクリーニング動作を有し、
前記トナー像パターンを、前記クリーニング動作における前記逆極性バイアス印加時に前記転写ニップを通過させることを特徴とする画像形成装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、像担持体と、像担持体に接触して転写ニップを形成する転写部材と、像担持体の表面をクリーニングするクリーニング部材とを備え、記録媒体に転写しないで、クリーニング部材に入力するトナー像パターンを像担持体に形成する画像形成装置が知られている。
【0003】
特許文献1には、上記画像形成装置として、像担持体たる中間転写ベルトのフィルミングを除去するためのトナー像パターンとして中間転写ベルトの表面移動方向と直交する方向に長い帯状パターンを形成し、この帯状パターンを、中間転写ベルトの移動により転写ニップを通過させ、最終的にクリーニング部材の像担持体との当接箇所に入力するものが記載されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、中間転写ベルトなどの像担持体の線速によっては、無駄なトナー消費が発生するおそれや、クリーニング不良の抑制と像担持体のフィルミングの良好な除去とを両立できないおそれがあった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上述した課題を解決するために、本発明は、像担持体と、前記像担持体に接触して転写ニップを形成する転写部材と、前記像担持体の表面をクリーニングするクリーニング部材とを備え、前記記録媒体に転写しないで、前記クリーニング部材に入力するトナー像パターンを前記像担持体に形成する画像形成装置において、前記像担持体の線速に応じて前記トナー像パターンの形成個数を変更し、前記トナー像パターンを複数形成する場合は、複数の前記トナー像パターンを像担持体の表面移動方向に所定の間隔を開けて形成することを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、無駄なトナー消費を抑え、かつ、クリーニング不良の発生を抑制と像担持体上のフィルミングを良好な除去とを両立することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本実施形態に係る画像形成装置であるタンデム型カラー複写機(以下、単に複写機という)の概略構成図。
中間転写ベルト上の階調パターンを説明する模式図。
印刷動作と平行して画像調整を行う場合の中間転写ベルトに形成される画像調整パターンの一例を示す模式図。
中間転写ベルト上の掻き取りパターンの形成位置について説明する図。
掻き取りパターンの形成のフローチャートの一例を示す図。
クリーニング動作のタイミングチャートの一例を示す図。
本実施形態の掻き取りパターンの形成について説明する図。
3つの掻き取りパターンを互いに異なる色とした一例を示す図。
本実施形態の掻き取りパターンの形成に関するフロー図。
検証実験における条件(1)~(3)の掻き取りパターンについて説明する図。
検証実験における条件(4)~(6)の掻き取りパターンについて説明する図。
クリーニング動作中における複数の掻き取りパターンの二次転写ニップの通過について説明するタイミングチャート。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下に、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。なお、いわゆる当業者は特許請求の範囲内における本発明を変更・修正をして他の実施形態をなすことは容易であり、これらの変更・修正はこの特許請求の範囲に含まれるものである。以下の説明はこの発明における最良の形態の例であって、この特許請求の範囲を限定するものではない。
【0009】
図1は、本実施形態に係る画像形成装置であるタンデム型カラー複写機(以下、単に複写機という)の概略構成図である。
図1において、画像形成装置としてのタンデム型カラー複写機1(以下、単に複写機という)は、原稿を原稿読込部に搬送する原稿搬送部3、原稿の画像情報を読み込む原稿読込部4を備えている。また、複写機は、出力画像が積載される排紙トレイ5、記録媒体たる用紙Pが収容される給紙部7を備えている。
【0010】
また、複写機1は、用紙Pの搬送タイミングを調整するレジストローラ9(タイミングローラ)、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)のトナー像を形成する作像部10を備えている。作像部10は、例えば、トナー像が形成される潜像担持体たる感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK、書き込み部(露光部)6を備えている。また、作像部10は、各感光体ドラム11Y、11M、11C、11BKの周囲にそれぞれ配置した帯電装置12、現像装置13およびクリーニング部15等を備えている。
(【0011】以降は省略されています)
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