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公開番号
2025034310
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-13
出願番号
2023140615
出願日
2023-08-31
発明の名称
画像形成装置
出願人
株式会社リコー
代理人
個人
主分類
G03G
21/00 20060101AFI20250306BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】狙いの画像濃度を得ることができない不具合を生じにくくする。
【解決手段】非印刷時において、シートPの搬送をおこなうことなく、予め定められた転写条件で2次転写ベルト72に転写された検知用トナーパターンのトナー付着量の検知結果が狙いの値になるように作像条件を調整する第1調整モードが実行される。また、印刷開始前において、所定条件のもと転写条件調整手段によって調整された転写条件にて2次転写ベルト72に転写された検知用トナーパターンのトナー付着量を検知する検知モードが実行される。さらに、印刷時において、検知モード時と同じ転写条件にて2次転写ベルト72に転写された検知用トナーパターンのトナー付着量を検知して、その検知結果に、第1調整モード時の検知結果と、検知モード時の検知結果と、の差分を加算した補正値が前記狙いの値になるように作像条件を調整する第2調整モードが実行される。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
像担持体の表面に形成されたトナー像をシートに転写するための転写部材と、
前記像担持体の表面に形成された後に前記転写部材の表面に転写された検知用トナーパターンのトナー付着量を検知する検知手段と、
前記像担持体の表面にトナー像を形成するための作像条件を調整する作像条件調整手段と、
印刷時における前記転写部材の転写条件を調整する転写条件調整手段と、
を備え、
シートに対する印刷動作が実行されない非印刷時において、シートの搬送をおこなうことなく、前記像担持体の表面に形成された後に予め定められた転写条件で前記転写部材に転写された前記検知用トナーパターンのトナー付着量を前記検知手段で検知して、その検知結果が狙いの値になるように前記作像条件調整手段によって前記作像条件を調整する第1調整モードが実行可能に構成され、
シートに対する印刷動作が実行される直前の印刷開始前において、前記像担持体に形成された後に所定条件のもと前記転写条件調整手段によって調整された転写条件にて前記転写部材に転写された前記検知用トナーパターンのトナー付着量を前記検知手段で検知する検知モードが実行可能に構成され、
前記印刷時において、前記像担持体における画像領域外に形成された後に前記検知モード時と同じ転写条件にて前記転写部材に転写された前記検知用トナーパターンのトナー付着量を前記検知手段で検知して、その検知結果に、前記第1調整モード時に前記検知手段によって検知した検知結果と、前記検知モード時に前記検知手段によって検知した検知結果と、の差分を加算した補正値が前記狙いの値になるように前記作像条件調整手段によって前記作像条件を調整する第2調整モードが実行可能に構成されたことを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記転写部材は、中間転写体の表面に1次転写されたトナー像をシートに2次転写するための2次転写部材であって、
前記転写条件は、
前記2次転写部材と、前記中間転写体を介して前記2次転写部材に当接する2次転写対向部材と、のうち、少なくとも一方に印加される2次転写バイアスと、
前記2次転写部材が前記中間転写体に当接するときの2次転写圧と、
前記2次転写部材が前記中間転写体に当接する2次転写ニップにおける前記中間転写体に対する前記2次転写部材の線速差と、
のうち、少なくとも1つであることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記中間転写体は、中間転写ベルトであって、
前記2次転写部材は、2次転写ベルトであることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記作像条件は、
前記像担持体としての中間転写体に対向する感光体の表面を帯電するために帯電装置に印加される帯電バイアスと、
前記帯電装置によって帯電された前記感光体の表面に潜像を形成するために前記感光体に照射される露光光の露光エネルギと、
前記感光体の表面に形成された潜像を現像する現像装置に印加される現像バイアスと、
前記現像装置の内部に収容された現像剤のトナー濃度と、
前記感光体の表面に形成されたトナー像を前記中間転写体の表面に転写するための1次転写部材に印加される1次転写バイアスと、
のうち、少なくとも1つであることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項5】
イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色にそれぞれ対応した4つの前記感光体がそれぞれ前記中間転写体に対向するように並設され、
モノクロ印刷時には、前記第1調整モードと前記検知モードと前記第2調整モードとにおいて、それぞれ、ブラックに対応する前記検知用トナーパターンのみが形成され、
フルカラー印刷時には、前記第1調整モードと前記検知モードと前記第2調整モードとにおいて、それぞれ、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックにそれぞれ対応する4色の前記検知用トナーパターンが形成されることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記第1調整モードと前記検知モードと前記第2調整モードとにおいて、それぞれ形成される4色の前記検知用トナーパターンは、いずれも、副走査方向の長さが前記感光体の1周分の長さに対して同等以上であって、主走査方向の位置が同じ位置であることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記像担持体の表面に形成された後に前記転写部材によってシートの表面に転写された調整用トナーパターンの画像濃度を検知する第2検知手段を備え、
前記転写条件調整手段は、前記第2検知手段の検知結果に基づいて、印刷時における前記転写部材の転写条件を調整するものであって、
前記検知モードは、シートに対する印刷動作が実行される直前の印刷開始前において、前記像担持体に形成された後に当該シートと同種のシートに対して前記転写条件調整手段によって調整された転写条件にて前記転写部材に転写された前記検知用トナーパターンのトナー付着量を前記検知手段で検知するものであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機等の画像形成装置に関するものである。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、複写機やプリンタ等の画像形成装置において、シートに良好な画像を印刷することを目的として、中間転写ベルトや感光体ドラムなどの像担持体の表面に形成されるトナー像の画像濃度が狙いのものになるように作像条件を調整する技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
一方、特許文献1には、印刷が中断されているときにはシートを通紙せずに中間転写ベルトから2次転写ベルトに2次転写したトナーパターン(検知用トナーパターン)のトナー付着量に基づいて第1の濃度制御(作像条件の調整)をおこなって、印刷中にはシートを通紙しながら中間転写ベルトの画像領域外から2次転写ベルトに2次転写したトナーパターンのトナー付着量に基づいて第2の濃度制御をおこなう技術が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の技術は、温湿度などの外部環境や、シート種類などの使用環境などによっては、印刷が中断されているときにシートを通紙せずに像担持体から転写部材に転写した検知用トナーパターンのトナー付着量に基づいておこなう第1の作像条件の調整と、印刷中にシートを通紙しながら像担持体から転写部材に転写した検知用トナーパターンのトナー付着量に基づいておこなう第2の作像条件の調整と、にバラツキが生じてしまい、狙いの画像濃度を得られないことがあった。
【0005】
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、狙いの画像濃度を得ることができない不具合が生じにくい、画像形成装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明における画像形成装置は、像担持体の表面に形成されたトナー像をシートに転写するための転写部材と、前記像担持体の表面に形成された後に前記転写部材の表面に転写された検知用トナーパターンのトナー付着量を検知する検知手段と、前記像担持体の表面にトナー像を形成するための作像条件を調整する作像条件調整手段と、印刷時における前記転写部材の転写条件を調整する転写条件調整手段と、を備え、シートに対する印刷動作が実行されない非印刷時において、シートの搬送をおこなうことなく、前記像担持体の表面に形成された後に予め定められた転写条件で前記転写部材に転写された前記検知用トナーパターンのトナー付着量を前記検知手段で検知して、その検知結果が狙いの値になるように前記作像条件調整手段によって前記作像条件を調整する第1調整モードが実行可能に構成され、シートに対する印刷動作が実行される直前の印刷開始前において、前記像担持体に形成された後に所定条件のもと前記転写条件調整手段によって調整された転写条件にて前記転写部材に転写された前記検知用トナーパターンのトナー付着量を前記検知手段で検知する検知モードが実行可能に構成され、前記印刷時において、前記像担持体における画像領域外に形成された後に前記検知モード時と同じ転写条件にて前記転写部材に転写された前記検知用トナーパターンのトナー付着量を前記検知手段で検知して、その検知結果に、前記第1調整モード時に前記検知手段によって検知した検知結果と、前記検知モード時に前記検知手段によって検知した検知結果と、の差分を加算した補正値が前記狙いの値になるように前記作像条件調整手段によって前記作像条件を調整する第2調整モードが実行可能に構成されたものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、狙いの画像濃度を得ることができない不具合が生じにくい、画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
この発明の実施の形態における画像形成装置を示す全体構成図である。
作像部の一部を拡大して示す構成図である。
中間転写ベルトとその近傍とを示す概略図である。
(A)中間転写ベルトの表面に形成された検知用トナーパターンと、2次転写装置に設置された第1濃度検知センサと、の主走査方向の位置関係を示す模式図と、(B)中間転写ベルトの表面に形成された調整用トナーパターンと、定着装置の下流側に設置された第2濃度検知センサと、の主走査方向の位置関係を示す模式図と、である。
第1調整モードと検知用モードと第2調整モードとで、それぞれ第1濃度検知センサで検知されたトナー付着量の一例を示すグラフである。
比較例として、第1調整モードと第2調整モードとで、それぞれ第1濃度検知センサで検知されたトナー付着量の一例を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
【0010】
まず、図1及び図2にて、画像形成装置100における全体の構成・動作について説明する。
図1は画像形成装置としてのプリンタを示す構成図であり、図2はその作像部の一部を示す拡大図である。
図1に示すように、画像形成装置本体100の中央には、像担持体としての中間転写ベルト8(中間転写体)が設置されている。また、中間転写ベルト8に対向するように、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した作像部6Y、6M、6C、6Kが並設されている。
(【0011】以降は省略されています)
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