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10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025035086
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-13
出願番号
2023141881
出願日
2023-08-31
発明の名称
画像形成装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G03G
15/02 20060101AFI20250306BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】感光ドラムの使用初期におけるトナーや外添剤のすり抜けを抑制する。
【解決手段】感光体1と、感光体駆動部M1と、帯電部材2と、帯電部材2に交流バイアスを印加する印加部PS1と、現像部材41と、現像駆動部M2と、クリーニング部材61と、感光体1の使用量に関する使用量情報を取得する取得部Nと、制御部200と、を有する画像形成装置100は、制御部200が、上記使用量情報が示す感光体1の新品状態からの使用量が所定の使用量に到達するまでの所定の期間における非画像形成時に、帯電部材2に交流バイアスを印加して帯電部材2と感光体1との間で放電を発生させながら感光体1を回転させる所定の動作を所定の時間Tにわたり実行し、該所定の動作において、現像部材41の回転を停止させ、帯電部材2に印加する交流バイアスの電圧値を、該所定の動作の後の最初の上記画像形成時に帯電部材2に印加する交流バイアスの電圧値よりも大きくするように制御する構成とする。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
回転可能な感光体と、
前記感光体を回転させる感光体駆動部と、
前記感光体の表面に当接し、前記感光体の表面を帯電させる帯電部材と、
前記帯電部材に交流バイアスを印加する印加部と、
前記感光体の表面に現像剤を供給して前記感光体の表面に現像剤像を形成する回転可能な現像部材と、
前記現像部材を回転させる現像駆動部と、
前記感光体の表面に当接し、前記感光体の表面を清掃するクリーニング部材と、
前記感光体の使用量に関する使用量情報を取得する取得部と、
任意の画像情報に従って前記感光体に前記現像剤像を形成する画像形成時の動作と、前記感光体に前記現像剤像を形成しない非画像形成時の動作と、を実行するように、前記感光体駆動部、前記印加部及び前記現像駆動部を制御可能な制御部と、
を有する画像形成装置において、
前記制御部は、前記使用量情報が示す前記感光体の新品状態からの使用量が所定の使用量に到達するまでの所定の期間における前記非画像形成時に、前記帯電部材に交流バイアスを印加して前記帯電部材と前記感光体との間で放電を発生させながら前記感光体を回転させる所定の動作を所定の時間にわたり実行し、前記所定の動作において、前記現像部材の回転を停止させ、前記帯電部材に印加する交流バイアスの電圧値を、前記所定の動作の後の最初の前記画像形成時に前記帯電部材に印加する交流バイアスの電圧値よりも大きくするように制御することを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 3,300 文字)
【請求項2】
回転可能な感光体と、
前記感光体を回転させる感光体駆動部と、
前記感光体の表面に当接し、前記感光体の表面を帯電させる帯電部材と、
前記帯電部材に交流バイアスを印加する印加部と、
前記感光体の表面に現像剤を供給して前記感光体の表面に現像剤像を形成する回転可能な現像部材と、
前記感光体の表面に当接し、前記感光体の表面を清掃するクリーニング部材と、
前記感光体の使用量に関する使用量情報を取得する取得部と、
任意の画像情報に従って前記感光体に前記現像剤像を形成する画像形成時の動作と、前記感光体に前記現像剤像を形成しない非画像形成時の動作と、を実行するように、前記感光体駆動部及び前記印加部を制御可能な制御部と、
を有する画像形成装置において、
前記感光体は、アモルファスシリコン感光体であり、
前記制御部は、前記使用量情報が示す前記感光体の新品状態からの使用量が所定の使用量に到達するまでの所定の期間における前記非画像形成時に、前記帯電部材に交流バイアスを印加して前記帯電部材と前記感光体との間で放電を発生させながら前記感光体を回転させる所定の動作を所定の時間にわたり実行し、前記所定の動作において、前記帯電部材に印加する交流バイアスの電圧値を、前記所定の動作の後の最初の前記画像形成時に前記帯電部材に印加する交流バイアスの電圧値よりも大きくするように制御することを特徴とする画像形成装置。
【請求項3】
回転可能な感光体と、
前記感光体を回転させる感光体駆動部と、
前記感光体の表面に当接し、前記感光体の表面を帯電させる帯電部材と、
前記帯電部材に交流バイアスを印加する印加部と、
前記感光体の表面に現像剤を供給して前記感光体の表面に現像剤像を形成する回転可能な現像部材と、
前記現像部材を回転させる現像駆動部と、
前記感光体の表面に当接し、前記感光体の表面を清掃するクリーニング部材と、
前記感光体の使用量に関する使用量情報を取得する取得部と、
任意の画像情報に従って前記感光体に前記現像剤像を形成する画像形成時の動作と、前記感光体に前記現像剤像を形成しない非画像形成時の動作と、を実行するように、前記感光体駆動部、前記印加部及び前記現像駆動部を制御可能な制御部と、
を有する画像形成装置において、
前記制御部は、前記使用量情報が示す前記感光体の新品状態からの使用量が所定の使用量に到達するまでの所定の期間における前記非画像形成時に、前記帯電部材に交流バイアスを印加して前記帯電部材と前記感光体との間で放電を発生させながら前記感光体を回転させる所定の動作を所定の時間にわたり実行し、前記所定の動作において、前記現像部材の回転を停止させ、前記帯電部材に印加する交流バイアスの周波数を、前記所定の動作の後の最初の前記画像形成時に前記帯電部材に印加する交流バイアスの周波数よりも大きくするように制御することを特徴とする画像形成装置。
【請求項4】
回転可能な感光体と、
前記感光体を回転させる感光体駆動部と、
前記感光体の表面に当接し、前記感光体の表面を帯電させる帯電部材と、
前記帯電部材に交流バイアスを印加する印加部と、
前記感光体の表面に現像剤を供給して前記感光体の表面に現像剤像を形成する回転可能な現像部材と、
前記感光体の表面に当接し、前記感光体の表面を清掃するクリーニング部材と、
前記感光体の使用量に関する使用量情報を取得する取得部と、
任意の画像情報に従って前記感光体に前記現像剤像を形成する画像形成時の動作と、前記感光体に前記現像剤像を形成しない非画像形成時の動作と、を実行するように、前記感光体駆動部及び前記印加部を制御可能な制御部と、
を有する画像形成装置において、
前記感光体は、アモルファスシリコン感光体であり、
前記制御部は、前記使用量情報が示す前記感光体の新品状態からの使用量が所定の使用量に到達するまでの所定の期間における前記非画像形成時に、前記帯電部材に交流バイアスを印加して前記帯電部材と前記感光体との間で放電を発生させながら前記感光体を回転させる所定の動作を所定の時間にわたり実行し、前記所定の動作において、前記帯電部材に印加する交流バイアスの周波数を、前記所定の動作の後の最初の前記画像形成時に前記帯電部材に印加する交流バイアスの周波数よりも大きくするように制御することを特徴とする画像形成装置。
【請求項5】
回転可能な感光体と、
前記感光体を回転させる感光体駆動部と、
前記感光体の表面に当接し、前記感光体の表面を帯電させる帯電部材と、
前記帯電部材に交流バイアスを印加する印加部と、
前記感光体の表面に現像剤を供給して前記感光体の表面に現像剤像を形成する回転可能な現像部材と、
前記感光体の表面に当接し、前記感光体の表面を清掃するクリーニング部材と、
前記感光体の使用量に関する使用量情報を取得する取得部と、
任意の画像情報に従って前記感光体に前記現像剤像を形成する画像形成時の動作と、前記感光体に前記現像剤像を形成しない非画像形成時の動作と、を実行するように、前記感光体駆動部及び前記印加部を制御可能な制御部と、
を有する画像形成装置において、
前記感光体駆動部の駆動トルクと相関する指標値を検知する検知手段を有し、
前記制御部は、前記使用量情報が示す前記感光体の新品状態からの使用量が所定の使用量に到達するまでの所定の期間における前記非画像形成時に、前記帯電部材に交流バイアスを印加して前記帯電部材と前記感光体との間で放電を発生させながら前記感光体を回転させる所定の動作を実行し、前記所定の動作の実行中に前記検知手段による検知結果が示す前記駆動トルクが閾値以上となった場合に前記所定の動作を終了するように制御することを特徴とする画像形成装置。
【請求項6】
予め測定された前記感光体に対する前記クリーニング部材の当接圧に関する当接圧情報を記憶する記憶部を有し、
前記制御部は、前記当接圧情報に基づいて前記閾値を変更することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記制御部は、前記当接圧情報が示す前記当接圧が第1の当接圧である場合よりも、前記当接圧情報が示す前記当接圧が前記第1の当接圧よりも大きい第2の当接圧である場合の方が、前記閾値が大きくなるように、前記閾値を変更することを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記制御部は、前記所定の動作において、前記帯電部材に印加する交流バイアスの電圧値を、前記所定の動作の後の最初の前記画像形成時に前記帯電部材に印加する交流バイアスの電圧値よりも大きくするように制御することを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記制御部は、前記所定の動作において、前記帯電部材に印加する交流バイアスの電圧値を、前記所定の動作の後の最初の前記画像形成時に前記帯電部材に印加する交流バイアスの電圧値よりも少なくとも50V大きくするように制御することを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記制御部は、前記所定の動作において、前記帯電部材に印加する交流バイアスの周波数を、前記所定の動作の後の最初の前記画像形成時に前記帯電部材に印加する交流バイアスの周波数よりも大きくするように制御することを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子写真方式を用いた複写機、プリンタ、ファクシミリ装置、あるいはこれらのうち複数の機能を有する複合機などの画像形成装置に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、電子写真方式の画像形成装置として、感光ドラム上に形成したトナー像を中間転写ベルトや記録材に転写し、転写後に感光ドラム上に残ったトナーをクリーニングブレードにより清掃する構成のものが知られている。感光ドラム上のトナー像は、感光ドラムを帯電部材で帯電させた後、画像情報に応じて露光することで感光ドラム上に静電潜像を形成し、この静電潜像に現像装置によってトナーを供給することで形成する。
【0003】
このような構成において、感光ドラムを使用した累積の画像形成枚数が増加するにつれて、帯電部材と感光ドラムとの間での放電現象によって生成される放電生成物が感光ドラムの表面に付着し、感光ドラムとクリーニングブレードとの間の摩擦力(摩擦係数)が高くなることが知られている。感光ドラムとクリーニングブレードとの間の摩擦力が高くなると、スティックスリップ現象が発生することによって、トナーや外添剤がクリーニングブレードをすり抜けること(以下、単に「すり抜け」ともいう。)がある。
【0004】
これに対して、予め感光ドラムの表面に凹凸を形成し、感光ドラムとクリーニングブレードとの接触面積を減らすことが有効である。しかし、感光ドラムの寿命期間を通じて感光ドラムとクリーニングブレードとの間の摩擦力を低減するように予め感光ドラムの表面に凹凸を形成すると、感光ドラムの使用初期(新品の感光ドラムの画像形成装置における使用を開始してから初期の段階)においては、感光ドラムとクリーニングブレードとの間の摩擦力が低くなりすぎる場合がある。感光ドラムとクリーニングブレードとの間の摩擦力は、高すぎても上述のように問題であるが、低すぎても感光ドラムが回転した際に感光ドラムに対するクリーニングブレードの当接圧が十分に上がらずにトナーや外添剤のすり抜けが発生する。
【0005】
上述のように感光ドラムの使用初期におけるトナーや外添剤のすり抜けが発生すると、帯電部材にトナーや外添剤が付着し、帯電部材の汚れに起因する縦スジ状の画像不良などが発生することがある。
【0006】
そこで、特許文献1には、感光ドラムの使用初期の第1の期間において、該第1の期間に続く第2の期間よりも帯電部材に印加する交流バイアスを低くすることで、トナーや外添剤のすり抜けを抑制する方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2016-153875号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、本発明者らの検討によると、特許文献1に記載の方法では帯電部材に印加する交流バイアスを低くすることでトナーや外添剤のすり抜けを抑制するものとしているが、この方法で十分な効果を得ることは難しい。
【0009】
表面を研磨処理して表面粗さを更に高くした感光ドラムを使用する場合や、小粒径のトナーや外添剤を多く含有するトナーを使用する場合などには、トナーや外添剤のすり抜け量が多くなる傾向がある。例えば、このような場合であっても、トナーや外添剤のすり抜けを十分に抑制して、帯電部材の汚れに起因する縦スジ状の画像不良などの発生を抑制することが望まれる。このように、感光ドラムの使用初期におけるトナーや外添剤のすり抜けは、依然として改善すべき課題である。
【0010】
そこで、本発明の目的は、感光ドラムの使用初期におけるトナーや外添剤のすり抜けを抑制することである。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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