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公開番号2025057037
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-09
出願番号2023166649
出願日2023-09-28
発明の名称光走査装置及び画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G02B 26/10 20060101AFI20250402BHJP(光学)
要約【課題】簡素な構成で小型化を図った光走査装置を提供する。
【解決手段】本発明に係る光走査装置は、第1の光源からの第1の光束を偏向して第1の被走査面を主走査方向に走査する偏向器と、偏向器によって偏向された第1の光束を第1の被走査面に導光する第1の結像光学系及び反射光学素子と、第1の光源から出射した第1の光束を偏向器に導光する光学素子と、偏向器、第1の結像光学系、反射光学素子、及び光学素子を保持する保持部材とを備え、保持部材は、副走査方向に突出すると共に、主走査方向において光学素子及び反射光学素子の両方に当接する共通の突出部を有することを特徴とする。
【選択図】 図5
特許請求の範囲【請求項1】
第1の光源からの第1の光束を偏向して第1の被走査面を主走査方向に走査する偏向器と、
前記偏向器によって偏向された前記第1の光束を前記第1の被走査面に導光する第1の結像光学系及び反射光学素子と、
前記第1の光源から出射した前記第1の光束を前記偏向器に導光する光学素子と、
前記偏向器、前記第1の結像光学系、前記反射光学素子、及び前記光学素子を保持する保持部材とを備え、
前記保持部材は、副走査方向に突出すると共に、主走査方向において前記光学素子及び前記反射光学素子の両方に当接する共通の突出部を有することを特徴とする光走査装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
主走査断面に投影したとき、前記光学素子は、前記反射光学素子の延在方向における延長線上に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
【請求項3】
前記突出部は、前記第1の光束の副走査方向における光束幅を規制する第1の開口部を有していることを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
【請求項4】
前記突出部は、前記光学素子の光軸に垂直な第1の面上の前記光学素子の光軸に対する主走査方向の両側において前記光学素子の出射面側の外形面に当接する第1の凸部群を有していることを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
【請求項5】
前記保持部材は、前記光学素子を付勢する付勢部を有し、
前記光学素子は、前記付勢部によって前記第1の凸部群に向けて付勢されることで保持されていることを特徴とする請求項4に記載の光走査装置。
【請求項6】
前記光学素子は、前記外形面上において前記第1の凸部群と当接する第2の凸部群を有していることを特徴とする請求項4に記載の光走査装置。
【請求項7】
前記光学素子は、前記第1の光束の主走査断面における収束度を変換すると共に、前記第1の光束を副走査断面において集光する屈折光学素子であることを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
【請求項8】
前記偏向器によって偏向された第2の光束を第2の被走査面に導光する第2の結像光学系を備え、
前記偏向器は、前記第1の光源からの前記第1の光束及び第2の光源からの前記第2の光束を第1の偏向面によって偏向して前記第1の被走査面及び前記第2の被走査面を主走査方向に走査し、
前記光学素子は、前記第1の光束の主走査断面における収束度を変換すると共に、前記第1の光束を副走査断面において集光する第1の屈折光学部と、前記第2の光束の主走査断面における収束度を変換すると共に、前記第2の光束を副走査断面において集光する第2の屈折光学部とを有する屈折光学素子であることを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
【請求項9】
前記突出部は、前記第1及び第2の光束の副走査方向における光束幅を規制する第1及び第2の開口部を有していることを特徴とする請求項8に記載の光走査装置。
【請求項10】
前記反射光学素子は、前記光学素子の光軸に平行な前記突出部の第2の面上に載置されていることを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、光走査装置に関し、特にレーザービームプリンタ、デジタル複写機やマルチファンクションプリンタ等の画像形成装置に好適に用いられる光走査装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、それぞれが光学素子を保持する複数の保持部の間の配置を工夫することによって複数の当該光学素子を互いに近接させることで、小型化を図った光走査装置が知られている。
特許文献1は、光源から出射した光束を平行光束に変換するコリメータレンズを保持する保持部と、偏向器によって偏向された当該光束の光路を折り曲げるための反射ミラーを保持する保持部との間の配置を工夫することで小型化を図った光走査装置を開示している。
【0003】
具体的に特許文献1に開示されている光走査装置では、偏向器によって偏向された当該光束の光路を折り曲げるための反射ミラーは、筐体に一体的に形成されている保持部によって保持されている。
一方、光源から出射した光束を平行光束に変換するコリメータレンズは、光源を保持する光源ユニットによって保持されており、当該光源ユニットは、固定ネジによって筐体に固定されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-133777号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に開示されている光走査装置では、光源から出射した光束を平行光束に変換するコリメータレンズを筐体とは別体の光源ユニットが保持していると共に、当該光源ユニットを固定ネジによって当該筐体に固定させているため、大型化且つ複雑化している。
そこで本発明は、簡素な構成で小型化を図った光走査装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る光走査装置は、第1の光源からの第1の光束を偏向して第1の被走査面を主走査方向に走査する偏向器と、偏向器によって偏向された第1の光束を第1の被走査面に導光する第1の結像光学系及び反射光学素子と、第1の光源から出射した第1の光束を偏向器に導光する光学素子と、偏向器、第1の結像光学系、反射光学素子、及び光学素子を保持する保持部材とを備え、保持部材は、副走査方向に突出すると共に、主走査方向において光学素子及び反射光学素子の両方に当接する共通の突出部を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、簡素な構成で小型化を図った光走査装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第一実施形態に係る光走査装置の主走査断面内展開図及び一部副走査断面図。
第一実施形態に係る光走査装置が備える第1の結像光学素子の副走査断面図。
第一実施形態に係る光走査装置の一部主走査断面内投影図。
第一実施形態に係る光走査装置が備える第1の入射光学素子の正面図及び側面図。
第一実施形態に係る光走査装置の第1の入射光学素子近傍における光軸方向、主走査方向及び副走査方向それぞれから見た図。
第一実施形態に係る光走査装置での各被走査面におけるLSF深度中心位置の像高依存性を示した図。
第一実施形態に係る光走査装置の一部主走査断面内投影図。
第二実施形態に係る光走査装置の主走査断面内展開図及び一部副走査断面図。
第二実施形態に係る光走査装置の一部主走査断面内投影図。
第二実施形態に係る光走査装置での各被走査面におけるLSF深度中心位置の像高依存性を示した図。
第三実施形態に係る光走査装置の主走査断面内展開図及び一部副走査断面図。
第三実施形態に係る光走査装置の一部主走査断面内投影図。
第三実施形態に係る光走査装置での各被走査面におけるLSF深度中心位置の像高依存性を示した図。
実施形態に係る画像形成装置の要部副走査断面図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本実施形態に係る光走査装置を添付の図面に基づいて詳細に説明する。なお以下に示す図面は、本実施形態を容易に理解できるようにするために実際とは異なる縮尺で描かれている場合がある。
【0010】
また以下の説明において、主走査方向とは偏向器50の回転軸と第1乃至第4の結像光学系の光軸とに垂直な方向(偏向器50により光束が偏向される方向)である。
また副走査方向とは、偏向器50の回転軸に平行な方向であり、主走査断面とは副走査方向に垂直な断面であり、副走査断面とは主走査方向に垂直な断面である。
(【0011】以降は省略されています)

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