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公開番号
2025034887
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-13
出願番号
2023141556
出願日
2023-08-31
発明の名称
画像形成装置
出願人
ブラザー工業株式会社
代理人
弁理士法人ネクスト
主分類
G03G
21/00 20060101AFI20250306BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】AD変換部からのデジタル値を補正することで、所望のデジタル値を取得することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【解決手段】プリンタ1は、第1AD変換部92と、第2AD変換部100と、主制御回路71とを備えている。主制御回路71は、第2AD変換部100が入力信号に対してアナログデジタル変換を行った結果を用いて補正値を算出し、センサ値を、補正値を用いて補正する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
AD変換部を備えた画像形成装置であって、
第1電圧が入力されて前記画像形成装置の物理量を検知するセンサであって、前記物理量によって前記第1電圧を分圧したアナログ信号であるセンサ信号を出力するセンサと、
前記第1電圧と異なる第2電圧と、前記センサ信号とがそれぞれ入力され、入力される前記第2電圧を基準電圧として前記センサ信号に対してアナログデジタル変換を行い、アナログデジタル変換を行った結果であるセンサ値を出力する第1AD変換部と、
前記第1電圧と、前記第2電圧又は前記センサ信号である入力信号と、がそれぞれ入力され、入力される前記第1電圧を基準電圧として前記入力信号に対してアナログデジタル変換を行う第2AD変換部と、
制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記第2AD変換部が前記入力信号に対してアナログデジタル変換を行った結果を用いて補正値を算出し、
前記センサ値を前記補正値を用いて補正する、ことを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,900 文字)
【請求項2】
シートに現像剤像を形成するプロセス部と、
加熱回転体と、前記加熱回転体との間でニップを形成する加圧回転体と、を有し、前記シートに形成された画像を前記シートに定着させる定着器と、
を備え、
前記センサは、前記加熱回転体の温度を測定するためのサーミスタである、ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記入力信号は、前記第2電圧である信号であり、
前記制御部は、
前記第2AD変換部が前記第1電圧を基準電圧として前記第2電圧に対してアナログデジタル変換を行った結果である実測値と、設計上の基準となる電圧値を基準電圧として前記第2電圧に対してアナログデジタル変換を行った結果である理論値と、に基づいて前記補正値を算出する、ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記制御部は、
前記理論値を前記実測値で除算することで、前記補正値を算出する、ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記制御部は、主制御回路と副制御回路とから構成され、
前記副制御回路は、
前記第2AD変換部を有し、前記第2AD変換部からの前記実測値を用いて前記補正値を算出し、
前記主制御回路は、
前記第1AD変換部を有し、前記副制御回路から前記補正値を取得し、前記第1AD変換部からの前記センサ値を、前記補正値を用いて補正する、ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項6】
シートに現像剤像を形成するプロセス部と、
前記プロセス部に高圧電圧を印加する高圧電源基板であって、制御信号に従って前記高圧電圧を印加し、印加した前記高圧電圧に対応したフィードバック信号を、前記第1電圧を分圧することによって出力する高圧電源基板と、
を備え、
前記副制御回路は、
更に、前記第2AD変換部を用いて前記フィードバック信号を前記第1電圧を基準電圧としてアナログデジタル変換を行い、その結果に応じて前記制御信号を前記高圧電源基板に出力する、ことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記主制御回路は、
前記副制御回路に対して、前記高圧電源基板から前記プロセス部への前記高圧電圧の印加を開始させる指示を送信する前に、前記補正値を取得するための指示である補正値取得命令を送信し、
前記副制御回路は
前記補正値取得命令の受信を契機に、前記補正値を算出し、
前記高圧電圧の印加を開始させる指示の受信を契機に、前記高圧電源基板に対して前記プロセス部への前記高圧電圧の印加を開始させる、ことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
【請求項8】
加熱回転体と、前記加熱回転体との間でニップを形成する加圧回転体と、を有し、前記シートに形成された画像を前記シートに定着させる定着器と、
を備え、
前記センサは、前記加熱回転体の温度を測定するためのサーミスタであって、
前記主制御回路は、
前記副制御回路に対して、前記高圧電圧の印加を開始させる指示を送信する前に、前記補正値によって補正された前記センサ値により示される温度を用いて、前記加熱回転体の温度を取得し、推定された前記加熱回転体の温度が所定温度に到達するまで、前記加熱回転体を昇温させる、ことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記主制御回路は、
前記加熱回転体の温度が前記所定温度に到達する前に、前記補正値取得命令を前記副制御回路に送信し、
前記補正値取得命令の送信に基づき前記副制御回路から取得された前記補正値を用いて取得される前記センサ値を補正し、補正された前記センサ値を用いて前記加熱回転体の温度を取得する、ことを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記主制御回路は、
前記加熱回転体の温度が前記所定温度に到達するまで前記補正値取得命令を前記副制御回路に送信し、
前記補正値取得命令の送信に基づき前記副制御回路から取得された前記補正値を取得する毎に前記センサ値を補正し、補正された前記センサ値を用いて前記加熱回転体の温度を取得する、ことを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、AD変換部を備えた画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
AD変換部は、基準電圧を最大値としたNビットの分解能によって、入力信号をアナログデジタル変換する回路である。AD変換部は、例えば、10ビットの分解能であれば、基準電圧に対応するデジタル値を1023として、入力信号を0~1023の間のデジタル値に変換する。特許文献1のAD変換装置は、基準電圧がアナログデジタル変換精度に影響するおそれがあることを見出し、基準電圧検出部によって基準電圧を検出し、検出された基準電圧に応じてAD変換結果を補正するAD変換装置に関する技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-42082号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
入力される電圧を検知結果によって分圧したアナログ信号を出力するセンサを有し、センサから出力されるアナログ信号をAD変換部によりデジタル値に変換し、そのデジタル値を用いて制御を行う画像形成装置がある。画像形成装置において、センサに入力される電圧とAD変換部の基準電圧とがそれぞれ異なる場合、センサ等に実際に入力される電圧と設計上の基準となる電圧とのズレによって、実測したデジタル値と所望のデジタル値とにズレが生じるという問題があった。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑みたものであり、AD変換部からのデジタル値を補正することで、所望のデジタル値を取得することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために本実施形態で開示された画像形成装置では、AD変換部を備えた画像形成装置であって、第1電圧が入力されて画像形成装置の物理量を検知するセンサであって、物理量によって第1電圧を分圧したアナログ信号であるセンサ信号を出力するセンサと、第1電圧と異なる第2電圧と、センサ信号とがそれぞれ入力され、入力される第2電圧を基準電圧としてセンサ信号に対してアナログデジタル変換を行い、アナログデジタル変換を行った結果であるセンサ値を出力する第1AD変換部と、第1電圧と、第2電圧又はセンサ信号である入力信号と、がそれぞれ入力され、入力される第1電圧を基準電圧として入力信号に対してアナログデジタル変換を行う第2AD変換部と、制御部と、を備えている。制御部は、第2AD変換部が入力信号に対してアナログデジタル変換を行った結果を用いて補正値を算出し、センサ値を補正値を用いて補正する。
【0007】
第1AD変換部はセンサ信号に対してアナログデジタル変換を行う際、センサで用いられる第1電圧と異なる第2電圧を基準電圧としてアナログデジタル変換を行うため、センサ信号を生成する第1電圧が設計上の基準となる電圧からのズレの影響によって、第1AD変換部がアナログデジタル変換を行った結果であるセンサ値と真値との間でズレが生じる場合がある。そこで、上記構成の画像形成装置は、制御部が第1電圧を基準電圧としてアナログデジタル変換を行う第2AD変換部を用いて、第1AD変換部によるセンサ値のズレを補正するための補正値を算出する。制御部が第1AD変換部のセンサ値を補正値をもって補正することで、第1AD変換部のセンサ値のズレを補正して、所望のデジタル値を取得することができる。
【0008】
シートに現像剤像を形成するプロセス部と、加熱回転体と、加熱回転体との間でニップを形成する加圧回転体と、を有し、シートに形成された画像をシートに定着させる定着器と、を備え、センサは、加熱回転体の温度を測定するためのサーミスタである。上記構成では、サーミスタからのセンサ信号をアナログデジタル変換したセンサ値を補正することで、所望とする定着器の加熱回転体の温度を取得することができる。
【0009】
入力信号は、第2電圧である信号であり、制御部は、第2AD変換部が第1電圧を基準電圧として第2電圧に対してアナログデジタル変換を行った結果である実測値と、設計上の基準となる電圧値を基準電圧として第2電圧に対してアナログデジタル変換を行った結果である理論値と、に基づいて補正値を算出する。上記構成では、制御部が、第2AD変換部によって第2電圧である入力信号に対してアナログデジタル変換された場合の実測値と、設計上の基準となる電圧値を基準電圧として第2電圧に対してアナログデジタル変換を行った結果である理論値とに基づいて補正値を算出することができる。
【0010】
制御部は、理論値を実測値で除算することで、補正値を算出する。上記構成では、実測値に対する理論値の比を示す値として補正値を算出することができるため、センサ値に対して補正値を掛けることで、センサ値を補正することができ、制御部が補正を行う場合の負荷の増加を抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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