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公開番号2025034847
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-13
出願番号2023141505
出願日2023-08-31
発明の名称画像形成装置
出願人ブラザー工業株式会社
代理人弁理士法人ネクスト
主分類G03G 21/00 20060101AFI20250306BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】画像形成部に異常放電が生じたか否かを判断する構成をソフトウェアで実現するようにした場合でも、異常放電が生じたか否かを確実に判断することが可能となる技術を提供する。
【解決手段】主制御回路101は、入力される放電検知信号に基づいて、画像形成部20に異常放電が発生しているか否かを判断する第1判断処理と、第1判断処理において画像形成部20に異常放電が発生していると判断したとき、リレー108に対して高圧電源基板112へのDC24V電圧の停止を指示する第1指示処理と、を実行し、副制御回路105は、入力される放電検知信号に基づいて、画像形成部20に異常放電が発生しているか否かを判断する第2判断処理と、第2判断処理において画像形成部20に異常放電が発生していると判断したとき、リレー108に対して高圧電源基板112へのDC24V電圧の停止を指示する第2指示処理と、を実行する。
【選択図】 図3
特許請求の範囲【請求項1】
シートに画像を形成する画像形成部と、
供給される電圧に基づいて高圧電圧を前記画像形成部に印加する高圧電源基板であって、前記画像形成部に過電流が流れたことを検知して放電検知信号を出力する高圧電源基板と、
前記高圧電源基板への前記電圧の供給と停止とを切り替える切替回路と、
前記放電検知信号が入力される第1制御部と、
前記高圧電源基板に対して制御信号を出力することで前記高圧電圧を制御する第2制御部であって、前記放電検知信号が入力される第2制御部と、
を備え、
前記第1制御部は、
入力される前記放電検知信号に基づいて、前記画像形成部に異常放電が発生しているか否かを判断する第1判断処理と、
前記第1判断処理において前記画像形成部に異常放電が発生していると判断したとき、前記切替回路に対して前記高圧電源基板への前記電圧の停止を指示する第1指示処理と、
を実行し、
前記第2制御部は、
入力される前記放電検知信号に基づいて、前記画像形成部に異常放電が発生しているか否かを判断する第2判断処理と、
前記第2判断処理において前記画像形成部に異常放電が発生していると判断したとき、前記切替回路に対して前記高圧電源基板への前記電圧の停止を指示する第2指示処理と、
を実行する、
ことを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記第1制御部は、
前記第1判断処理において、前記放電検知信号が入力された回数をカウントし、カウント回数が所定回数以上であれば、前記画像形成部に異常放電が発生していると判断して、前記第1制御部が前記異常放電が発生したと判断したことを示す第1情報を設定し、
前記第2制御部は、
前記第2判断処理において、前記放電検知信号が入力された回数をカウントし、カウント回数が所定回数以上であれば、前記画像形成部に異常放電が発生していると判断して、前記第2制御部が前記異常放電が発生したと判断したことを示す第2情報を設定する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記第1制御部は、
前記第1指示処理を実行後、前記第2情報が設定されているか否かを判断し、前記第2情報が設定されていない場合、前記第2制御部に対して初期化を指示する、
ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記第2制御部は、
前記第2指示処理を実行後、前記第1情報が設定されているか否かを判断し、前記第1情報が設定されていない場合、前記第1制御部に対して初期化を指示する、
ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記第1指示処理による指示と前記第2指示処理による指示が入力される指示回路であって、前記第1指示処理による指示と前記第2指示処理による指示の少なくとも一方の指示が入力された場合、前記切替回路に対して前記高圧電源基板への前記電圧の停止を指示する指示回路、
をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記第1制御部は、
前記第1判断処理において前記画像形成部に異常放電が発生していると判断したときを含む所定の条件が成立したときに、前記画像形成装置をディープスリープ状態に移行させるためのディープスリープ信号を出力し、
前記指示回路には、前記第1指示処理による指示に代えて前記ディープスリープ信号が入力され、前記指示回路は、前記ディープスリープ信号と前記第2指示処理による指示の少なくとも一方が入力された場合、前記切替回路に対して前記高圧電源基板への前記電圧の停止を指示する、
ことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記高圧電源基板に前記電圧を供給する低圧電源回路、
をさらに備え、
前記ディープスリープ信号は、前記低圧電源回路に対して前記電圧より低い電圧を供給するように指示する信号である、
ことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記画像形成部は、
感光体ドラムと、
前記感光体ドラムを帯電させる帯電器と、
前記帯電器により帯電された前記感光体ドラムに静電潜像を形成する露光部と、
を有し、
前記画像形成部の前記異常放電は、前記帯電器の異常放電である、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記第1制御部は、
前記第1指示処理を実行後、前記第2制御部と通信を試み、前記通信を行えない場合、前記第2制御部に対して初期化を指示する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記第2制御部は、
前記第2指示処理を実行後、前記第1制御部と通信を試み、前記通信を行えない場合、前記第1制御部に対して初期化を指示する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本願は、シートに画像を形成する画像形成部を備え、その画像形成部に異常放電が発生しているか否かを判断する画像形成装置に関するものである。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載の画像形成装置は、帯電用電圧が所定の基準値より高いときに入力回数をカウントする。そして、画像形成装置は、そのカウント値に基づいてアーク放電等の異常放電が生じたか否かを判断し、異常放電が生じたと判断したときに帯電電圧用電圧の印加を停止させることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-197969号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記異常放電が生じたか否かを判断する構成をハードウェア回路で実現し、そのハードウェア回路を搭載したカスタムASICを用いる場合はよいが、これと同様の構成を、汎用のSoC(System on a Chip)にソフトウェアで実現するようにした場合には、不具合の種類によっては、異常放電が生じたか否かを判断できなくなる虞がある。
【0005】
本願は、画像形成部に異常放電が生じたか否かを判断する構成をソフトウェアで実現するようにした場合でも、異常放電が生じたか否かを確実に判断することが可能となる技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本願の画像形成装置は、シートに画像を形成する画像形成部と、供給される電圧に基づいて高圧電圧を画像形成部に印加する高圧電源基板であって、画像形成部に過電流が流れたことを検知して放電検知信号を出力する高圧電源基板と、高圧電源基板への電圧の供給と停止とを切り替える切替回路と、放電検知信号が入力される第1制御部と、高圧電源基板に対して制御信号を出力することで高圧電圧を制御する第2制御部であって、放電検知信号が入力される第2制御部と、を備え、第1制御部は、入力される放電検知信号に基づいて、画像形成部に異常放電が発生しているか否かを判断する第1判断処理と、第1判断処理において画像形成部に異常放電が発生していると判断したとき、切替回路に対して高圧電源基板への電圧の停止を指示する第1指示処理と、を実行し、第2制御部は、入力される放電検知信号に基づいて、画像形成部に異常放電が発生しているか否かを判断する第2判断処理と、第2判断処理において画像形成部に異常放電が発生していると判断したとき、切替回路に対して高圧電源基板への電圧の停止を指示する第2指示処理と、を実行する、ことを特徴とする。
【0007】
第1制御部は、入力される放電検知信号に基づいて、画像形成部に異常放電が発生しているか否かを判断する第1判断処理を実行し、第2制御部も同様に、入力される放電検知信号に基づいて、画像形成部に異常放電が発生しているか否かを判断する第2判断処理を実行する。したがって、第1制御部に異常が生じて、第1判断処理を実行できなくても、第2制御部が、第1判断処理と同様の第2判断処理を実行するので、画像形成部に異常放電が発生しているか否かを判断することができる。これとは逆に、第2制御部に異常が生じて、第2判断処理を実行できなくても、第1制御部が、第2判断処理と同様の第1判断処理を実行するので、画像形成部に異常放電が発生しているか否かを判断することができる。このように、第1制御部及び第2制御部のうち、いずれか一方に異常が生じても、他方に異常が生じていないときには、画像形成部に異常放電が発生しているか否かを判断することができるので、その判断を確実に行うことが可能となる。これにより、画像形成部に異常放電が発生していると判断したとき、第1指示処理あるいは第2指示処理により、切替回路に対して高圧電源基板への電圧の停止を確実に指示することが可能となる。
【0008】
また、第1制御部は、第1判断処理において、放電検知信号が入力された回数をカウントし、カウント回数が所定回数以上であれば、画像形成部に異常放電が発生していると判断して、第1制御部が異常放電が発生したと判断したことを示す第1情報を設定し、第2制御部は、第2判断処理において、放電検知信号が入力された回数をカウントし、カウント回数が所定回数以上であれば、画像形成部に異常放電が発生していると判断して、第2制御部が異常放電が発生したと判断したことを示す第2情報を設定する、ことを特徴とする。
【0009】
これにより、第1制御部が実行する第1判断処理においても、第2制御部が実行する第2判断処理においても、放電検知信号が所定回数以上入力されたときに、画像形成部に異常放電が発生していると判断するので、異常放電発生の判断の正確性を向上させることができる。
【0010】
また、第1制御部は、第1指示処理を実行後、第2情報が設定されているか否かを判断し、第2情報が設定されていない場合、第2制御部に対して初期化を指示する、ことを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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