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公開番号2025034305
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-13
出願番号2023140610
出願日2023-08-31
発明の名称電子写真機器用無端ベルト
出願人住友理工株式会社
代理人個人
主分類G03G 15/16 20060101AFI20250306BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】摩擦係数を維持しつつ脱型性を向上した電子写真機器用無端ベルトを提供する。
【解決手段】基層12が、下記の(A)~(C) を共重合させてなる変性ポリアミドイミド樹脂を用いて形成されているとともに、ポリアルキレンイミンおよびポリオキシエチレンアルキルエーテルを含有する、電子写真機器用無端ベルト10とする。
(A)芳香族イソシアネート化合物
(B)芳香族系多価カルボン酸の無水物
(C)分子中にポリジメチルシロキサン構造を有するシリコーンポリマーであって、片末端もしくは両末端に、上記(A)のイソシアネート基に対する反応基を有するシリコーンポリマー
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
表面が感光体に接するか、もしくは近接した状態で周方向に駆動される電子写真機器用無端ベルトであって、
前記基層が、下記の(A)~(C) を共重合させてなる変性ポリアミドイミド樹脂を用いて形成されているとともに、ポリアルキレンイミンおよびポリオキシエチレンアルキルエーテルを含有する、電子写真機器用無端ベルト。
(A)芳香族イソシアネート化合物
(B)芳香族系多価カルボン酸の無水物
(C)分子中にポリジメチルシロキサン構造を有するシリコーンポリマーであって、片末端もしくは両末端に、上記(A)のイソシアネート基に対する反応基を有するシリコーンポリマー
続きを表示(約 840 文字)【請求項2】
前記変性ポリアミドイミド樹脂100質量部に対し、前記ポリアルキレンイミンが0.2質量部以上20質量部以下であり、前記ポリオキシエチレンアルキルエーテルが0.1質量部以上5質量部以下である、請求項1に記載の電子写真機器用無端ベルト。
【請求項3】
前記(C)のシリコーンポリマーが、片末端に、ヒドロキシル基およびカルボキシル基の少なくとも一方の反応基を合計2個有するものである、請求項1または請求項2に記載の電子写真機器用無端ベルト。
【請求項4】
前記(C)のシリコーンポリマーの配合割合が、前記(A)~(C)の合計量全体の1質量%以上20質量%以下である、請求項1または請求項2に記載の電子写真機器用無端ベルト。
【請求項5】
前記ポリアルキレンイミンのアルキレンの炭素数が、2以上4以下である、請求項1または請求項2に記載の電子写真機器用無端ベルト。
【請求項6】
前記ポリオキシエチレンアルキルエーテルのアルキルの炭素数が、8以上16以下である、請求項1または請求項2に記載の電子写真機器用無端ベルト。
【請求項7】
前記変性ポリアミドイミド樹脂100質量部に対し、前記ポリアルキレンイミンが0.2質量部以上20質量部以下であり、前記ポリオキシエチレンアルキルエーテルが0.1質量部以上5質量部以下であり、
前記(C)のシリコーンポリマーが、片末端に、ヒドロキシル基およびカルボキシル基の少なくとも一方の反応基を合計2個有するものであり、
前記(C)のシリコーンポリマーの配合割合が、前記(A)~(C)の合計量全体の1質量%以上20質量%以下であり、
前記ポリアルキレンイミンのアルキレンの炭素数が、2以上4以下であり、
前記ポリオキシエチレンアルキルエーテルのアルキルの炭素数が、8以上16以下である、請求項1に記載の電子写真機器用無端ベルト。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電子写真機器用無端ベルトに関し、さらに詳しくは、フルカラーLBP(レーザービームプリンター)やフルカラーMFP(マルチファンクションプリンター)等の電子写真技術を採用した電子写真機器において、搬送ベルトや中間転写ベルトなどに用いられる電子写真機器用無端ベルトに関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
電子写真機器の搬送ベルトや中間転写ベルトなどの無端ベルトとしては、フッ素系樹脂やポリイミド樹脂に導電性カーボンブラックを配合した基層を有するものが知られている。また、ポリアミドイミド樹脂を用いた基層を有するものも知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-281670号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
無端ベルトの基層は、例えば、円筒型の金型上に基層形成用材料を塗工形成した後、金型から脱型することにより作製することができる。このとき、金型から無端ベルトの基層を抜き取りやすくなるように、金型表面に離型剤を塗布したり、基層形成用材料内に離型剤を添加することが行われる。金型表面に離型剤を塗布する方法は、塗布の管理工程等によりコスト面で不利である。基層材料内に離型剤を添加する方法は、基層材料の物性に影響するため、選定が重要となる。
【0005】
本発明が解決しようとする課題は、摩擦係数を維持しつつ脱型性を向上した電子写真機器用無端ベルトを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため本発明に係る電子写真機器用無端ベルトは、表面が感光体に接するか、もしくは近接した状態で周方向に駆動される電子写真機器用無端ベルトであって、前記基層が、下記の(A)~(C) を共重合させてなる変性ポリアミドイミド樹脂を用いて形成されているとともに、ポリアルキレンイミンおよびポリオキシエチレンアルキルエーテルを含有するものである。
(A)芳香族イソシアネート化合物
(B)芳香族系多価カルボン酸の無水物
(C)分子中にポリジメチルシロキサン構造を有するシリコーンポリマーであって、片末端もしくは両末端に、上記(A)のイソシアネート基に対する反応基を有するシリコーンポリマー
【0007】
前記変性ポリアミドイミド樹脂100質量部に対し、前記ポリアルキレンイミンが0.2質量部以上20質量部以下であり、前記ポリオキシエチレンアルキルエーテルが0.1質量部以上5質量部以下であるとよい。前記(C)のシリコーンポリマーは、片末端に、ヒドロキシル基およびカルボキシル基の少なくとも一方の反応基を合計2個有するものであるとよい。前記(C)のシリコーンポリマーの配合割合は、前記(A)~(C)の合計量全体の1質量%以上20質量%以下であるとよい。前記ポリアルキレンイミンのアルキレンの炭素数は、2以上4以下であるとよい。前記ポリオキシエチレンアルキルエーテルのアルキルの炭素数は、8以上16以下であるとよい。
【0008】
(1)本発明に係る電子写真機器用無端ベルトは、表面が感光体に接するか、もしくは近接した状態で周方向に駆動される電子写真機器用無端ベルトであって、前記基層が、下記の(A)~(C) を共重合させてなる変性ポリアミドイミド樹脂を用いて形成されているとともに、ポリアルキレンイミンおよびポリオキシエチレンアルキルエーテルを含有するものである。
(A)芳香族イソシアネート化合物
(B)芳香族系多価カルボン酸の無水物
(C)分子中にポリジメチルシロキサン構造を有するシリコーンポリマーであって、片末端もしくは両末端に、上記(A)のイソシアネート基に対する反応基を有するシリコーンポリマー
【0009】
(2)上記(1)において、前記変性ポリアミドイミド樹脂100質量部に対し、前記ポリアルキレンイミンが0.2質量部以上20質量部以下であり、前記ポリオキシエチレンアルキルエーテルが0.1質量部以上5質量部以下であるとよい。
【0010】
(3)上記(1)または上記(2)において、前記(C)のシリコーンポリマーは、片末端に、ヒドロキシル基およびカルボキシル基の少なくとも一方の反応基を合計2個有するものであるとよい。
(【0011】以降は省略されています)

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