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10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025008320
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-20
出願番号
2023110376
出願日
2023-07-05
発明の名称
画像形成装置、表示方法、プログラム
出願人
株式会社リコー
代理人
個人
,
個人
主分類
G03G
21/00 20060101AFI20250109BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】画像形成装置は、記録媒体の滑りに対し適切に処理すること。
【解決手段】本発明は、像担持体に形成された画像を転写部で記録媒体に転写する画像形成装置に関する。画像形成装置は、記録媒体が収納される収納部から転写部に記録媒体を給送する給送部と、給送開始から前記転写部において前記記録媒体が検知されるまでの給送時間が閾値を超えた場合、給送ローラを清掃すべき旨を表示する表示部と、を有する。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
像担持体に形成された画像を転写部で記録媒体に転写する画像形成装置であって、
前記記録媒体が収納される収納部から前記転写部に前記記録媒体を給送する給送部と、
給送開始から前記転写部において前記記録媒体が検知されるまでの給送時間が閾値を超えた場合、給送ローラを清掃すべき旨を表示する表示部と、
を有する画像形成装置。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
前記給送時間が閾値を超えた場合、次の印刷を中止する制御部を有する請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記表示部は、給送ローラを清掃すべき旨と共に、次の印刷を継続させるか、又は、次の印刷を中止させるかを受け付けるソフトキーを表示し、
前記ソフトキーの押下を受け付ける操作部を有し、
前記制御部は、前記操作部が次の印刷を継続させる前記ソフトキーの押下を受け付けた場合に、前記給送時間が閾値を超えた場合、次の印刷を継続し、
前記操作部が次の印刷を中止させる前記ソフトキーの押下を受け付けた場合に、前記給送時間が閾値を超えた場合、次の印刷を中止する請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記給送時間が閾値を超えた場合、再度、前記像担持体に画像を形成し、前記転写部において前記記録媒体が検知された際に、前記像担持体に形成された画像を前記転写部で前記記録媒体に転写する画像再送を行う画像再送制御部を有し、
前記表示部は、前記画像再送が第一の閾値を超えて連続して行われた場合に、給送ローラを清掃すべき旨を表示する請求項1~3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記給送時間が閾値を超えた場合、再度、前記像担持体に画像を形成し、前記転写部において前記記録媒体が検知された際に、前記像担持体に形成された画像を前記転写部で前記記録媒体に転写する画像再送を行う画像再送制御部を有し、
前記表示部は、同一ジョブ内で、前記画像再送が行われた発生率が第二の閾値を超えた場合に、給送ローラを清掃すべき旨を表示する請求項1~3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記給送時間が閾値を超えた場合、再度、前記像担持体に画像を形成し、前記転写部において前記記録媒体が検知された際に、前記像担持体に形成された画像を前記転写部で前記記録媒体に転写する画像再送を行う画像再送制御部を有し、
前記表示部は、同一ジョブ内で、前記画像再送により生じたダウンタイムの合計が第三の閾値を超えた場合に、給送ローラを清掃すべき旨を表示する請求項1~3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項7】
給送ローラを清掃すべき旨を表示する条件として、
前記画像再送が第一の閾値を超えて連続して行われた場合、
同一ジョブ内で、画像再送の発生率が第二の閾値を超えた場合、及び、
同一ジョブ内で、画像再送により生じたダウンタイムの合計が第三の閾値を超えた場合、を表示し、
前記条件をユーザーから受け付ける請求項4に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記画像再送は有効又は無効の設定が可能であり、
前記画像再送が有効である場合に、前記給送時間が閾値を超えた場合、前記表示部は、給送ローラを清掃すべき旨を表示し、
前記画像再送が無効である場合に、前記給送時間が閾値を超えた場合、前記表示部は、用紙のジャムを検知した旨を表示する請求項4に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記給送時間が閾値を超え、かつ、ユーザーの設定した用紙サイズと実際にトレイにセットされている用紙のサイズが異なる場合に、
前記表示部が給送ローラを清掃すべき旨を表示する請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項10】
像担持体に形成された画像を転写部で記録媒体に転写する画像形成装置が行う表示方法であって、
前記記録媒体が収納される収納部から前記転写部に前記記録媒体を給送する処理と、
給送開始から前記転写部において前記記録媒体が検知されるまでの給送時間が閾値を超えた場合、給送ローラを清掃すべき旨を表示する処理と、
を行う表示方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置、表示方法、及び、プログラムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
用紙などのシート状の記録媒体に画像を形成する画像形成装置は、記録媒体に転写する画像の形成タイミングと、記録媒体の「滑り」が発生し、当該画像の転写位置への記録媒体の給送タイミングがずれることがある。画像形成装置は、記録媒体のこのような「滑り」による給送遅れであってもジャムとして判断し、動作を停止していた。つまり、記録媒体が給送経路に詰まる、いわゆるジャムが発生していないのに、ユーザーが画像形成装置のカバーを開閉してジャムの除去作業を行う必要があり、画像形成装置を利用できない「ダウンタイム」になっていた。
【0003】
このようなダウンタイムを低減する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1には、記録媒体の滑りによる給送遅れが検知された場合、一度転写を停止して用紙を所定の位置まで進め、センサで記録媒体を検知したら再度画像の形成を行い、一定時間内に検知できなければジャムと判断することでダウンタイムの低減を行っている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の技術では、画像形成装置が再度の画像形成を行うため、通常よりも多くトナーを消費し、また、各パーツの走行距離も延びてしまう(メンテナンス寿命が短くなる)。また、機種によっては、再度の画像形成が連続するとジャムを検知したとみなすため、ジャムが発生したわけでないのに、ユーザーがジャムの除去作業を行う必要があった。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑み、記録媒体の滑りに対し適切に対応する技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、像担持体に形成された画像を転写部で記録媒体に転写する画像形成装置であって、前記記録媒体が収納される収納部から前記転写部に前記記録媒体を給送する給送部と、給送開始から前記転写部において前記記録媒体が検知されるまでの給送時間が閾値を超えた場合、給送ローラを清掃すべき旨を表示する表示部と、を有する。
【発明の効果】
【0007】
画像形成装置は、記録媒体の滑りに対し適切に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
画像形成装置の実施形態を示す構成図であって、複数の像担持体が並行に配設されたタンデム型の画像形成装置の一例を示す構成図である。
画像形成装置のハードウェア構成図の一例である。
画像形成装置の機能構成図の一例である。
本実施形態の説明のための比較技術として示された、画像形成装置が画像形成を行う流れを示すフローチャート図の一例である。
本実施形態に係る画像形成装置において実行される画像形成処理の流れを示すフローチャート図の一例である。
表示部が表示するユーザーへの通知画面を示す図の一例である。
強制印刷が可能なユーザーへの通知画面を示す図の一例である。
同一ジョブ内で、画像再送の発生率が発生率判断閾値を超えた場合、表示部が給紙ローラを清掃する旨を表示する処理を説明するフローチャート図の一例である。
同一ジョブ内で、画像再送により生じたダウンタイムの合計がダウンタイム判断閾値を超えた場合、表示部が給紙ローラを清掃する旨を表示する処理を説明するフローチャート図の一例である。
表示部が表示する通知条件設定画面の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明を実施するための形態の一例として画像形成装置、及び、画像形成装置が行う表示方法について図面を参照しながら説明する。
【0010】
<実施形態の概略>
用紙の搬送よりも先に画像が用意される画像先行機の場合、給紙ローラに紙粉が付く等により、用紙の遅れ(滑り)が生じ給紙時間が延びてしまい、中間転写ベルト上の画像が転写位置にくるタイミングに用紙が間に合わない場合がある。そこで、画像形成装置は、一度転写を停止して用紙を所定の位置まで進め、センサで用紙を検知できたら再度画像の形成を行う「画像再送」機能を備える場合がある。
(【0011】以降は省略されています)
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