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公開番号2025008175
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2023110120
出願日2023-07-04
発明の名称後処理装置及び画像形成システム
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類B65H 31/30 20060101AFI20250109BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】積載物における綴じ部の位置を分散させることができ、積載物の崩れと積載量が低下することを抑えることができ、ユーザーは綴じられた用紙束の表裏を揃える作業を容易に行える後処理装置を提供する。
【解決手段】複数の印刷物を綴じて綴じ部を形成し、印刷物の束を形成する綴じ手段と、前記印刷物の束が積載される積載手段と、制御部と、を備える後処理装置であって、前記印刷物の一方の面を上にして前記印刷物の束を前記積載手段に積載する方式1と、前記印刷物の他方の面を上にして前記印刷物の束を前記積載手段に積載する方式2と、が選択可能であり、前記方式1と前記方式2は、前記積載手段に積載されたときの前記綴じ部の位置が異なり、前記方式1又は前記方式2で連続で積載させる前記印刷物の束の部数をユーザーが設定可能であり、ユーザーが設定した部数を部数Xとし、前記制御部は、前記部数Xごとに前記方式1と前記方式2とを切り替えて前記印刷物の束を積載させる制御を行う。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項１】
複数の印刷物を綴じて綴じ部を形成し、印刷物の束を形成する綴じ手段と、
前記印刷物の束が積載される積載手段と、
制御部と、を備える後処理装置であって、
前記印刷物の一方の面を上にして前記印刷物の束を前記積載手段に積載する方式１と、前記印刷物の他方の面を上にして前記印刷物の束を前記積載手段に積載する方式２と、が選択可能であり、前記方式１と前記方式２は、前記積載手段に積載されたときの前記綴じ部の位置が異なり、
前記方式１又は前記方式２で連続で積載させる前記印刷物の束の部数をユーザーが設定可能であり、ユーザーが設定した部数を部数Ｘとし、
前記制御部は、前記部数Ｘごとに前記方式１と前記方式２とを切り替えて前記印刷物の束を積載させる制御を行う
ことを特徴とする後処理装置。
続きを表示（約 710 文字）【請求項２】
前記部数Ｘごとに前記方式１と前記方式２とを切り替え前記印刷物の束を積載させる制御は、前記複数の印刷物を綴じる枚数が閾値である枚数Ｙ以下である場合に行われる
ことを特徴とする請求項１に記載の後処理装置。
【請求項３】
前記積載手段において、前記方式１で積載されたときの前記印刷物の束の前記綴じ部が位置する領域を第１の領域とし、前記方式２で積載されたときの前記印刷物の束の前記綴じ部が位置する領域を第２の領域としたとき、前記第１の領域における前記印刷物の束の高さを検知する第１検知手段と、前記第２の領域における前記印刷物の束の高さを検知する第２検知手段と、を備え、
前記制御部は、前記第１検知手段又は前記第２検知手段の一方のみが、前記印刷物の束の高さが所定の高さを超えたことを検知した場合、前記方式１と前記方式２とを切り替えて前記印刷物の束を積載させる制御を行う
ことを特徴とする請求項１に記載の後処理装置。
【請求項４】
請求項１～３のいずれかに記載の後処理装置と、画像形成装置と、を備え、
前記後処理装置は、前記画像形成装置から前記印刷物を受け入れる
ことを特徴とする画像形成システム。
【請求項５】
ユーザーから印刷指示を受け取った後、ユーザーからの前記部数Ｘの入力を受け付ける
ことを特徴とする請求項４に記載の画像形成システム。
【請求項６】
表示部を備え、
前記表示部は、ユーザーに前記部数Ｘの入力を促す表示を行う
ことを特徴とする請求項４に記載の画像形成システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、後処理装置及び画像形成システムに関する。
続きを表示（約 2,000 文字）【背景技術】
【０００２】
画像が形成された複数枚の印刷物をまとめて綴じる処理を行い、綴じられた印刷物を積載する画像形成システムが知られている。
【０００３】
このような画像形成システムでは、積載されたときに、綴じ部の位置が重なり、積載物の位置が局所的に高くなってしまう。この場合、積載物が崩れることのほか、印刷物の排紙が阻害されて、積載量が低下することがある。
【０００４】
特許文献１では、画像が形成されたシートを反転又は非反転させる反転手段と、積載されたシート束を綴じる綴じ手段と、制御手段とを備える画像形成装置が開示されている。制御手段は、綴じ手段における所定の綴じ部数毎に表裏方向を変更させ、かつ当該シート束に対してシート束間でほぼ同一箇所となるように綴じ位置を制御する。
特許文献１によれば、トレイに排出され積載された状態で綴じ箇所の重なり部分のみが盛り上がり、厚みが不均等になることによるトレイ収容上の不都合を防止することができるとしている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
しかしながら、特許文献１では、表を上にした排紙と裏を上にした排紙とが交互に繰り返されるため、ユーザーが表裏を揃えたい場合に、１部ずつ反転させる必要がある。この場合、表裏を揃える作業に手間がかかり、特に、多くの印刷を行った場合に、表裏を揃える作業に非常に多くの手間がかかってしまう。また、特許文献１では、ユーザーが綴じ部数を設定できず、所定の綴じ部数によってユーザーが表裏を揃える手間が増大してしまう。
【０００６】
そこで本発明は、積載物における綴じ部の位置を分散させることができ、積載物の崩れと積載量が低下することを抑えることができ、ユーザーは綴じられた用紙束の表裏を揃える作業を容易に行える後処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
上記課題を解決するために、本発明の後処理装置は、
複数の印刷物を綴じて綴じ部を形成し、印刷物の束を形成する綴じ手段と、
前記印刷物の束が積載される積載手段と、
制御部と、を備える後処理装置であって、
前記印刷物の一方の面を上にして前記印刷物の束を前記積載手段に積載する方式１と、前記印刷物の他方の面を上にして前記印刷物の束を前記積載手段に積載する方式２と、が選択可能であり、前記方式１と前記方式２は、前記積載手段に積載されたときの前記綴じ部の位置が異なり、
前記方式１又は前記方式２で連続で積載させる前記印刷物の束の部数をユーザーが設定可能であり、ユーザーが設定した部数を部数Ｘとし、
前記制御部は、前記部数Ｘごとに前記方式１と前記方式２とを切り替えて前記印刷物の束を積載させる制御を行う
ことを特徴とする。
【発明の効果】
【０００８】
本発明によれば、積載物における綴じ部の位置を分散させることができ、積載物の崩れと積載量が低下することを抑えることができ、ユーザーは綴じられた用紙束の表裏を揃える作業を容易に行える後処理装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
画像形成システムの一例を説明するための概略図である。
後処理装置の一例を説明するための概略図である。
画像形成システムの制御ブロック図の一例を示す図である。
後処理装置の一例を説明するための他の概略図である。
排紙の一例を説明するための平面概略図である。
排紙の他の例を説明するための平面概略図である。
積載物の一例を説明するための図である。
積載物の一例を模式的に説明するための平面概略図（Ａ）及び側面概略図（B)である。
積載物の他の例を説明するための図である。
フローの一例を説明するための図である。
積載物の他の例を説明するための図である。
フローの他の例を説明するための図である。
積載物の他の例を説明するための図である。
積載物の他の例を説明するための図である。
フローの他の例を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下、本発明に係る後処理装置及び画像形成システムについて図面を参照しながら説明する。なお、本発明は以下に示す実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態、追加、修正、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
（【００１１】以降は省略されています）

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