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公開番号
2025009909
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-20
出願番号
2024095761
出願日
2024-06-13
発明の名称
検査装置、検査方法、プログラム
出願人
株式会社リコー
代理人
個人
,
個人
主分類
H04N
1/387 20060101AFI20250109BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】検査画像のプレプリント部を欠陥として誤検知することを低減する。
【解決手段】本発明は、予めプレプリント部が印刷されている被印刷媒体に印刷装置が印刷データを印刷した印刷物を、検査する検査装置であって、前記被印刷媒体を読み取り第1画像データ11を生成する印刷画像読取部と、前記第1画像データにおけるプレプリント部を拡大したマスク画像15を生成するマスク画像生成部と、前記印刷画像読取部が前記印刷物を読み取ることで生成した第2画像データと、前記印刷データから生成したマスター画像との差分画像を生成する差分画像生成部と、前記マスク画像を用いて前記差分画像にマスク処理を行うマスク処理部と、前記マスク処理が行われた前記差分画像に基づいて、前記印刷物に欠陥があるか否か判別する欠陥判別処理部と、を有する。
【選択図】図9
特許請求の範囲
【請求項1】
予めプレプリント部が印刷されている被印刷媒体に印刷データが印刷された印刷物を検査する検査装置であって、
前記被印刷媒体を読み取り第1画像データを生成する印刷画像読取部と、
前記第1画像データにおける前記プレプリント部を拡大したマスク画像を生成するマスク画像生成部と、
前記印刷画像読取部が前記印刷物を読み取ることで生成した第2画像データと、前記印刷データから生成したマスター画像との差分画像を生成する差分画像生成部と、
前記マスク画像を用いて前記差分画像にマスク処理を行うマスク処理部と、
前記マスク処理が行われた前記差分画像に基づいて、前記印刷物に欠陥があるか否か判別する欠陥判別処理部と、
を有する検査装置。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記マスク画像生成部は、前記第1画像データにおける前記プレプリント部に膨張処理を行うことで、前記プレプリント部を拡大させる請求項1に記載の検査装置。
【請求項3】
前記マスク画像生成部は、複数の前記被印刷媒体を読み取ることで生成された複数の前記第1画像データを合成することで、前記プレプリント部を拡大させる請求項1に記載の検査装置。
【請求項4】
前記第1画像データを含む画面を表示し、前記第1画像データにおいて前記膨張処理が行われる膨張処理範囲の指定を受け付けるユーザーI/F部を有し、
前記マスク画像生成部は、膨張処理範囲にのみ前記膨張処理を行う請求項2に記載の検査装置。
【請求項5】
前記画面は、膨張を受け付ける膨張ボタンを有し、
前記マスク画像生成部は、前記膨張ボタンの押下の度に、前記膨張処理を繰り返し行い、
前記ユーザーI/F部は、前記膨張処理が行われるごとに前記第1画像データを更新する請求項4に記載の検査装置。
【請求項6】
前記画面は、前記第1画像データにおける前記プレプリント部に対する縮小処理を受け付ける縮小ボタンを有し、
前記マスク画像生成部は、前記縮小ボタンの押下の度に、前記縮小処理を繰り返し行い、
前記ユーザーI/F部は、前記縮小処理が行われるごとに前記第1画像データを更新する請求項5に記載の検査装置。
【請求項7】
第1の膨張処理範囲に対し第1の膨張処理が行われた後、前記第1の膨張処理範囲を含む第2の膨張処理範囲が指定された場合、
前記マスク画像生成部は、前記第1の膨張処理範囲と前記第2の膨張処理範囲とが重なる領域については、前記第1の膨張処理に追加して第2の膨張処理を行い、
前記第2の膨張処理範囲のうち前記第1の膨張処理範囲が含まれない領域については、前記第1の膨張処理が行われていない前記プレプリント部に第2の膨張処理を行う請求項6に記載の検査装置。
【請求項8】
前記第2の膨張処理が行われた後、前記縮小ボタンが押下された場合、
前記マスク画像生成部は、前記第2の膨張処理により拡大された分を限度に、前記第2の膨張処理範囲の前記プレプリント部を縮小する請求項7に記載の検査装置。
【請求項9】
前記ユーザーI/F部は、前記第1画像データを含む画面において、前記マスク処理を解除するマスク解除領域の指定を受け付け、
前記マスク処理部は、前記マスク解除領域を除いて、前記マスク画像を用いて前記差分画像にマスク処理を行う請求項5~8のいずれか1項に記載の検査装置。
【請求項10】
前記ユーザーI/F部は前記マスク解除領域を示す枠を表示し、
前記膨張ボタンが押下された場合、前記マスク画像生成部は前記枠を拡大する請求項9に記載の検査装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、検査装置、検査方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
印刷データに基づいて用紙に画像を形成し印刷物を出力する印刷装置と、印刷物を読み取った検査画像を生成し、印刷データと検査画像を比較して、印刷物の品質を検査する検査装置と、が知られている。
【0003】
また、書式などのプレプリント部が印刷済みの被印刷媒体に対するマスク処理が知られている。印刷装置がプレプリント紙に印刷データを印刷する場合、検査装置は、プレプリント紙を事前に読み取ってマスク画像を生成しておき、検査画像をマスク画像でマスクすることで、プレプリント部以外の印刷データが適切に印刷されたかどうかを検査する(例えば、特許文献1参照)。特許文献1には、プレプリント紙を予め読み取って、プレプリント紙からマスク画像を生成する技術が開示されている。マスク画像により、プレプリント部を誤検知しないようにすることができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の技術では、検査画像のプレプリント部を欠陥として検知してしまうおそれがあった。被印刷媒体におけるプレプリント部の位置ズレや被印刷媒体のスキュー等により、読み取られた検査画像のプレプリント部と、被印刷媒体のプレプリント部とは完全には一致しない場合がある。このため、検査画像のプレプリント部を欠陥として誤検知してしまう場合があった。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑み、検査画像のプレプリント部を欠陥として誤検知することを低減する技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題に鑑み、本発明は、予めプレプリント部が印刷されている被印刷媒体に印刷データが印刷された印刷物を検査する検査装置であって、前記被印刷媒体を読み取り第1画像データを生成する印刷画像読取部と、前記第1画像データにおける前記プレプリント部を拡大したマスク画像を生成するマスク画像生成部と、前記印刷画像読取部が前記印刷物を読み取ることで生成した第2画像データと、前記印刷データから生成したマスター画像との差分画像を生成する差分画像生成部と、前記マスク画像を用いて前記差分画像にマスク処理を行うマスク処理部と、前記マスク処理が行われた前記差分画像に基づいて、前記印刷物に欠陥があるか否か判別する欠陥判別処理部と、を有する。
【発明の効果】
【0007】
本発明は、検査画像のプレプリント部を欠陥として誤検知することを低減する技術を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
印刷システムのシステム構成図の一例である。
DFEの機能ブロック図の一例である。
プリンタが有する機能を説明する機能ブロック図の一例である。
検査装置の機能をブロックに分けて説明する機能ブロック図の一例である。
ジョブ管理情報の一例を示す図である。
膨張・収縮フィルタの一例を示す図である。
膨張処理範囲情報の一例を示す図である。
マスク解除領域情報の一例を示す図である。
プレプリントマスク生成モードにおいて、マスク画像の生成方法を説明する図である。
差分画像を利用したマージンの自動作成方法を説明する図である。
プレプリント紙の汚れをマスク領域から除去する方法を説明する図である。
指定領域にのみマージンを追加する方法を説明する図である。
操作部に表示されたマージン設定画面の一例を示す図である。
マスク解除領域が設定された状態のマージン設定画面の一例を示す図である。
決定ボタンが押された際に表示される確認ダイアログボックスの一例を示す図である。
膨張処理範囲のみマージン設定する設定方法を説明する図である。
部分的なマージン設定と全面的なマージン設定を切り替えてマージンを設定する方法を説明する図である。
膨張処理によるマスク画像生成の流れを説明するフローチャート図の一例である。
OR合成処理にマスク画像生成の流れを詳細に説明するフローチャート図の一例である。
ステップS004又はS017の処理を詳細に説明するフローチャート図の一例である。
マージン設定ボタン(膨張ボタン、縮小ボタン)が押された場合にマスク画像生成部が膨張レベルを変更するフローチャート図の一例である。
マスク解除領域が設定される際の流れを説明するフローチャート図の一例である。
マスク解除領域の削除の流れを説明するフローチャート図の一例である。
マージン設定範囲選択/解除ボタンが押下された場合の処理を説明するフローチャート図の一例である。
ページ切り替えの処理を説明するフローチャート図の一例である。
マージンが決定された際の処理を説明するフローチャート図の一例である。
キャンセルボタンの押下時の処理を説明するフローチャート図の一例である。
ユーザーI/F部が、枠線の種類を変更するフローチャート図の一例である。
ユーザーI/F部が、枠線の色を変更するフローチャート図の一例である。
印刷、検査画像の生成、差分画像の生成、マスク処理、及び検査の流れを説明する図である。
プレプリントマスク生成モードにおいて、画像を含むプレプリント紙からマスク画像の生成方法を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明を実施するための形態の一例として、印刷システムと印刷システムが行う検査方法について説明する。
【0010】
<検査の流れ>
まず、図30を参照して、印刷物の検査の流れの全体を説明する。図30は、印刷、検査画像の生成、差分画像の生成、マスク処理、及び検査の流れを説明する図である。
(【0011】以降は省略されています)
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