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公開番号2025007589
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023109090
出願日2023-07-03
発明の名称樹脂粒子、トナー、現像剤、及びトナー収容ユニット
出願人株式会社リコー
代理人個人,個人
主分類G03G 9/087 20060101AFI20250109BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】環境負荷が少なく、高耐久な樹脂粒子を提供する。
【解決手段】本発明は、結着樹脂と離型剤とを含む樹脂粒子であって、前記結着樹脂がポリエステル樹脂を含み、前記ポリエステル樹脂の成分としてポリエチレンテレフタラートを含み、前記結着樹脂を構成するジオール成分としてプロピレングリコールを含み、前記離型剤がエステルワックスである、樹脂粒子である。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
結着樹脂と離型剤とを含む樹脂粒子であって、
前記結着樹脂がポリエステル樹脂を含み、
前記ポリエステル樹脂の成分としてポリエチレンテレフタラートを含み、
前記結着樹脂を構成するジオール成分としてプロピレングリコールを含み、
前記離型剤がエステルワックスである、
樹脂粒子。
続きを表示(約 520 文字)【請求項2】
前記樹脂粒子がコアシェル構造である、請求項1に記載の樹脂粒子。
【請求項3】
前記樹脂粒子の最表面の円周線において、前記離型剤が円周を占める線長が、全円周線長に対して5%以下である、請求項1又は2に記載の樹脂粒子。
【請求項4】
前記結着樹脂中のプロピレングリコールの含有量が、結着樹脂全体に対し5質量%以上である、請求項1又は2に記載の樹脂粒子。
【請求項5】
前記結着樹脂中のプロピレングリコールが非石油由来である、請求項1又は2に記載の樹脂粒子。
【請求項6】
前記ポリエチレンテレフタラートがリサイクルされたものである、請求項1又は2に記載の樹脂粒子。
【請求項7】
前記ポリエチレンテレフタラートの含有量が、結着樹脂全体に対し40質量%以上である、請求項1又は2に記載の樹脂粒子。
【請求項8】
請求項1又は2に記載の樹脂粒子からなるトナー。
【請求項9】
請求項8に記載のトナーと、キャリアとを含む現像剤。
【請求項10】
請求項8に記載のトナーを収容したトナー収容ユニット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、樹脂粒子、トナー、現像剤、トナー収容ユニットに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
近年、トナーには環境への負荷低減が求められている。そのために、製造でのエネルギー削減や、結着樹脂での植物由来樹脂の採用などが検討されている。
【0003】
昨今のトナーにおいて定着性のために離型剤を入れることは既知であるが、樹脂粒子中に離型剤だけでなく、離型剤の分散剤をいれることで離型剤をトナー中に分散している。一方で分散剤は石油由来の成分であり、環境負荷が大きくなってしまうため、分散剤の使用量を削減することが望ましい。
【0004】
特許文献1には、製造エネルギーの少ない重合トナーにおいて、植物由来樹脂を用いることが提案されている。しかし、植物由来樹脂の採用はトナーの強度を低下させるため、品質としては満足のいくようなものではなかった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、環境負荷が少なく高耐久な樹脂粒子を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様は、
結着樹脂と離型剤とを含む樹脂粒子であって、
前記結着樹脂がポリエステル樹脂を含み、
前記ポリエステル樹脂の成分としてポリエチレンテレフタラートを含み、
前記結着樹脂を構成するジオール成分としてプロピレングリコールを含み、
前記離型剤がエステルワックスである、
樹脂粒子である。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、環境負荷が少なく高耐久な樹脂粒子を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施形態に係るトナーを収容し画像形成装置に対して着脱可能である、プロセスカートリッジの一例を示す概略構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明に係る樹脂粒子について、詳細に説明する。なお、本発明は以下に示す実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。また、本明細書において数値範囲を示す「~」は、別段の断りがない限り、その前後に記載された数値を下限値及び上限値として含むことを意味する。
なお、本発明は樹脂粒子に係るものであるが、以下では樹脂粒子の具体例としてトナーを例に挙げて本発明を説明する。従って、以下では樹脂粒子をトナーという。
【0010】
本願発明者は、トナーとして用いられる樹脂粒子について鋭意研究を重ねた結果、プロピレングリコール、エステルワックス及びポリエチレンテレフタラート(以下、PETと表記する)を組み合わせることで、環境負荷が少なく、高耐久な樹脂粒子が得られることを見出した。具体的には、プロピレングリコールとエステルワックスの組み合わせによって、分散剤を使用しなくても離型剤を樹脂粒子中に分散させることが可能になり、また、PETとしてリサイクル品が使用できるため、環境負荷を低減できる。
(【0011】以降は省略されています)

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