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公開番号
2025008499
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-20
出願番号
2023110722
出願日
2023-07-05
発明の名称
画像処理装置、画像処理方法およびプログラム
出願人
株式会社リコー
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
H04N
1/60 20060101AFI20250109BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】複数の出力デバイスでも同じ印象で色再現性を可能とし、かつ出力デバイスへの表示までの処理コストを低減することができる画像処理装置、画像処理方法およびプログラムを提供する。
【解決手段】画像データを入力する画像入力部と、画像データを縮小して縮小画像データを生成する画像縮小部と、画像データから第1エッジ画像データを生成し、縮小画像データから第2エッジ画像データを生成する第1生成部と、第2エッジ画像データを拡大して第3エッジ画像データを生成する画像拡大部と、第1エッジ画像データと第3エッジ画像データとの一致度を算出する算出部と、一致度に基づいてプレビュー表示に画像データと縮小画像データとのいずれを用いるかを判定する判定部と、縮小画像データを用いる場合、縮小画像データに対してカラーマッチング処理を行うマッチング処理部と、縮小画像データに基づいてプレビュー表示を行う表示制御部と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
印刷出力の際に画像を表示装置にプレビュー表示させる画像処理装置であって、
印刷対象の画像データを入力する画像入力部と、
前記画像データを縮小して縮小画像データを生成する画像縮小部と、
前記画像データに対するエッジ検出により第1エッジ画像データを生成し、前記縮小画像データに対するエッジ検出により第2エッジ画像データを生成する第1生成部と、
前記第2エッジ画像データを拡大して第3エッジ画像データを生成する画像拡大部と、
前記第1エッジ画像データと前記第3エッジ画像データとの一致度を算出する算出部と、
前記一致度に基づいて、プレビュー表示に前記画像データと前記縮小画像データとのいずれを用いるかを判定する判定部と、
前記判定部によりプレビュー表示に前記縮小画像データを用いると判定された場合、前記縮小画像データに対してカラーマッチング処理を行うマッチング処理部と、
前記カラーマッチング処理がされた前記縮小画像データに基づいて、前記表示装置にプレビュー表示を行う表示制御部と、
を備えた画像処理装置。
続きを表示(約 1,900 文字)
【請求項2】
前記マッチング処理部は、前記判定部によりプレビュー表示に前記画像データを用いると判定された場合、前記画像データに対して前記カラーマッチング処理を行い、
前記表示制御部は、前記カラーマッチング処理がされた前記画像データに基づいて、前記表示装置にプレビュー表示を行う請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記マッチング処理部は、前記判定部によりプレビュー表示に前記画像データを用いると判定された場合、前記縮小画像データに対して前記カラーマッチング処理を行い、
前記表示制御部は、前記カラーマッチング処理がされた前記縮小画像データに基づいて、前記表示装置にプレビュー表示を行い、
前記マッチング処理部は、前記画像データに対して前記カラーマッチング処理を行い、
前記表示制御部は、前記表示装置における前記縮小画像データに基づくプレビュー表示の状態から、時間経過により、前記カラーマッチング処理がされた前記画像データに基づくプレビュー表示に切り替える請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記カラーマッチング処理が前記縮小画像データに対して解像度変換処理によりプレビュー表示するためのプレビュー画像データを生成する第2生成部を、さらに備え、
前記表示制御部は、前記プレビュー画像データを前記表示装置にプレビュー表示を行う請求項1~3のいずれか一項に記載の画像処理装置。
【請求項5】
前記判定部は、
前記一致度が所定の閾値以上であるか否かを判定し、
前記一致度が前記閾値以上である場合、プレビュー表示に前記縮小画像データを用いると判定し、該一致度が該閾値未満である場合、プレビュー表示に前記画像データを用いると判定する請求項1~3のいずれか一項に記載の画像処理装置。
【請求項6】
前記マッチング処理部は、前記カラーマッチング処理として、前記縮小画像データの色空間を入力プロファイルにより機器独立色空間に変換し、前記機器独立色空間を前記表示装置の出力プロファイルにより該表示装置に依存した色空間に変換する請求項1~3のいずれか一項に記載の画像処理装置。
【請求項7】
印刷出力の際に画像を表示装置にプレビュー表示させる画像処理方法であって、
印刷対象の画像データを入力する画像入力ステップと、
前記画像データを縮小して縮小画像データを生成する画像縮小ステップと、
前記画像データに対するエッジ検出により第1エッジ画像データを生成し、前記縮小画像データに対するエッジ検出により第2エッジ画像データを生成する生成ステップと、
前記第2エッジ画像データを拡大して第3エッジ画像データを生成する画像拡大ステップと、
前記第1エッジ画像データと前記第3エッジ画像データとの一致度を算出する算出ステップと、
前記一致度に基づいて、プレビュー表示に前記画像データと前記縮小画像データとのいずれを用いるかを判定する判定ステップと、
プレビュー表示に前記縮小画像データを用いると判定した場合、前記縮小画像データに対してカラーマッチング処理を行うマッチング処理ステップと、
前記カラーマッチング処理がされた前記縮小画像データに基づいて、前記表示装置にプレビュー表示を行う表示制御ステップと、
を有する画像処理方法。
【請求項8】
コンピュータに、
印刷対象の画像データを入力する画像入力ステップと、
前記画像データを縮小して縮小画像データを生成する画像縮小ステップと、
前記画像データに対するエッジ検出により第1エッジ画像データを生成し、前記縮小画像データに対するエッジ検出により第2エッジ画像データを生成する生成ステップと、
前記第2エッジ画像データを拡大して第3エッジ画像データを生成する画像拡大ステップと、
前記第1エッジ画像データと前記第3エッジ画像データとの一致度を算出する算出ステップと、
前記一致度に基づいて、プレビュー表示に前記画像データと前記縮小画像データとのいずれを用いるかを判定する判定ステップと、
プレビュー表示に前記縮小画像データを用いると判定した場合、前記縮小画像データに対してカラーマッチング処理を行うマッチング処理ステップと、
前記カラーマッチング処理がされた前記縮小画像データに基づいて、表示装置にプレビュー表示を行う表示制御ステップと、
を実行させるためのプログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像処理装置、画像処理方法およびプログラムに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
あるデバイス上のRGBの色空間から別のデバイス上のCMYKの色空間へ変換する場合、特殊な処理が要求される。ここで、色空間とは、数値で色を指定して表現できる色の範囲を示す。また、デバイス毎に色の再現範囲が異なることを、デバイス依存の色空間として知られている。例えば、ディスプレイであればRGBを表現する画素ごとに色の差異があり、画像形成装置であればCMYKのトナーまたはインクごとに色の差異が存在する。そのため、異なる画像形成装置の場合、例えばC=100[%]で印刷した画像に色の差異が発生することがある。一方、非デバイス依存の色空間とは、人の色認識を調べ、デバイスに依存しない色の基準を定めた色空間である。非デバイス依存の色空間としては、例えばLab色空間またはXYZ色空間等がある。デバイス依存の色空間から非デバイス依存の色空間に変換することにより、例えばディスプレイ上のRGB色空間と画像形成装置上のCMYK色空間とを関連づけて、ディスプレイ上に表示される色味と、印刷物の色味とを合わせるというカラーマッチング技術が知られている。
【0003】
このようなカラーマッチング技術に関するものとして、複数の出力デバイスの色域を包含し、かつRGBのような入力色空間よりもプリンタ等の出力デバイスに色域形状の近い仮想デバイスの色域を定義し、その色域内に入力色データを色圧縮した代表色データを記憶しておき、その代表色データから出力デバイスの色域への色圧縮を行うことにより、異なる出力デバイスでも同じ印象で色再現する技術が開示されている(例えば特許文献1)。
【0004】
また、デジタル化された画像を処理する画像処理装置において、画像を部分的な特徴に応じた複数の分離画像に分離して保持する保持手段と、保持手段に保持されている分離画像のうちから予め定められた条件に従って合成すべき分離画像を選択する再構成制御手段と、再構成制御手段で選択された分離画像を合成する合成手段を有する技術が開示されている(例えば特許文献2)。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、デスクトップ画面上では色が変化するが、紙に印刷する際には、印刷できるように色域が圧縮され、デスクトップ画面の色とは異なる印刷色となってしまうため、印刷物の色味を再現性よく画面表示することができないという問題がある。また、特許文献2に記載された技術では、画像を写真または文字等に分離して各々で最適な圧縮方式を選択する分離圧縮方式では表示までの処理コストが高くなるという問題がある。
【0006】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、複数の出力デバイスでも同じ印象で色再現性を可能とし、かつ出力デバイスへの表示までの処理コストを低減することができる画像処理装置、画像処理方法およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、印刷出力の際に画像を表示装置にプレビュー表示させる画像処理装置であって、印刷対象の画像データを入力する画像入力部と、前記画像データを縮小して縮小画像データを生成する画像縮小部と、前記画像データに対するエッジ検出により第1エッジ画像データを生成し、前記縮小画像データに対するエッジ検出により第2エッジ画像データを生成する第1生成部と、前記第2エッジ画像データを拡大して第3エッジ画像データを生成する画像拡大部と、前記第1エッジ画像データと前記第3エッジ画像データとの一致度を算出する算出部と、前記一致度に基づいて、プレビュー表示に前記画像データと前記縮小画像データとのいずれを用いるかを判定する判定部と、前記判定部によりプレビュー表示に前記縮小画像データを用いると判定された場合、前記縮小画像データに対してカラーマッチング処理を行うマッチング処理部と、前記カラーマッチング処理がされた前記縮小画像データに基づいて、前記表示装置にプレビュー表示を行う表示制御部と、を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、複数の出力デバイスでも同じ印象で色再現性を可能とし、かつ出力デバイスへの表示までの処理コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、第1の実施形態に係る画像形成装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
図2は、第1の実施形態に係る画像形成装置の機能ブロックの構成の一例を示す図である。
図3は、第1の実施形態に係る画像形成装置においてエッジ画像の比較動作を説明する図である。
図4は、プロファイルによる色空間の変換を説明する図である。
図5は、第1の実施形態に係る画像形成装置のプレビュー表示処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図6は、第2の実施形態に係る画像形成装置のプレビュー表示処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、図面を参照しながら、本発明に係る画像処理装置、画像処理方法およびプログラムの実施形態を詳細に説明する。また、以下の実施形態によって本発明が限定されるものではなく、以下の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想到できるもの、実質的に同一のもの、およびいわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、以下の実施形態の要旨を逸脱しない範囲で構成要素の種々の省略、置換、変更および組み合わせを行うことができる。
(【0011】以降は省略されています)
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