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公開番号2025006618
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023107521
出願日2023-06-29
発明の名称画像形成システム、情報処理方法、およびプログラム
出願人株式会社リコー
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類H04N 1/00 20060101AFI20250109BHJP(電気通信技術)
要約【課題】ユーザの手間および損紙を低減することが期待でき、画像読取装置内の光源の減衰に応じて変化する読取特性を印刷中にリアルタイムに観測でき最適な階調補正量を算出することができる、画像形成システム、情報処理方法、およびプログラムを提供する。
【解決手段】本発明は、画像データに基づいて印刷画像を出力する画像形成装置と、前記印刷画像を撮影した読取画像を作成する画像読取装置と、前記読取画像に基づいて、前記画像形成装置での前記印刷画像の印刷色の階調特性を補正する階調補正量を断続的に生成する画像検査部と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
画像データに基づいて印刷画像を出力する画像形成装置と、
前記印刷画像を撮影した読取画像を作成する画像読取装置と、
前記読取画像に基づいて、前記画像形成装置での前記印刷画像の印刷色の階調特性を補正する階調補正量を断続的に生成する画像検査部と、
を備える画像形成システム。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記画像検査部は、前記読取画像が複数ページを1セットする観測情報である場合、前記1セットの前記階調補正量を生成中に前記階調補正量の反映を検知した場合、前記ページ毎の前記階調補正量に対して、前記ページ毎に対応する未反映の前記階調補正量を補償することで、前記1セット毎の前記階調補正量を求める、請求項1に記載の画像形成システム。
【請求項3】
前記画像検査部は、前記階調補正量の生成からの時間経過に基づいて、前記階調補正量が反映済か否かを判定する、請求項2に記載の画像形成システム。
【請求項4】
前記画像検査部は、前記印刷画像を出力するジョブのジョブ情報に基づいて、前記階調補正量が反映済か否かを判定する、請求項2に記載の画像形成システム。
【請求項5】
前記画像検査部は、前記階調補正量を断続的に生成する短周期制御モードの他に、前記階調補正量が反映されるまで前記読取画像を作成しない通常周期制御モードを備える、請求項1から4のいずれか一に記載の画像形成システム。
【請求項6】
前記画像検査部は、前記階調補正量に対して、前回生成した前記階調補正量のうち未反映分の前記階調補正量を補償する、請求項1に記載の画像形成システム。
【請求項7】
前記読取画像と、当該読取画像から求めた前記階調補正量、および当該階調補正量が前記画像形成装置に未反映か否かを示す反映済情報、を記憶する記憶部を備え、
前記画像検査部は、前記画像形成装置に対する前記階調補正量の反映に応じて、前記反映済情報を更新する、請求項6に記載の画像形成システム。
【請求項8】
前記画像検査部は、前記階調補正量の生成を行わず、前記階調補正量を反映する前記読取画像を含むフィードバックページと、前記階調補正量の生成を行う前記読取画像を含む観測ページと、を連続させるとともに、前記階調補正量の生成を行わずかつ前記階調補正量の反映もしない前記読取画像を含む非観測ページを無くすことで、断続的に前記階調補正量を行う、請求項1に記載の画像形成システム。
【請求項9】
画像形成システムで実行される情報処理方法であって、
画像形成装置により画像データに基づいて出力される印刷画像を撮影した読取画像に基づいて、前記画像形成装置での前記印刷画像の印刷色の階調特性を補正する階調補正量を断続的に生成するステップと、
前記階調補正量を前記画像形成装置に反映させるステップと、
を含む情報処理方法。
【請求項10】
コンピュータを、
画像形成装置により画像データに基づいて出力される印刷画像を撮影した読取画像に基づいて、前記画像形成装置での前記印刷画像の印刷色の階調特性を補正する階調補正量を断続的に生成する画像検査部、
して機能させるためのプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成システム、情報処理方法、およびプログラムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
画像検査部では、RGBスキャナ(画像読取装置の一例)で観測した印刷画像の印刷色と初期印刷出力時の目標色との誤差が最小となるような階調補正量を算出し、画像形成装置の出力階調を制御する仕組みを取っている。しかし、出力階調の制御の開始タイミングが画像形成装置への階調補正量の反映後となっており、1度、画像形成装置へ階調補正量を送信すると、反映されるまで一定時間制御を実施しない。そのため、その間、紙面上の階調特性変動は観測されることなく色再現を悪化させる可能性がある。
【0003】
特許文献1には、色変動補正制御(カラーホーミング)の観測量となる読取画像から、制御量となる画像形成装置の変動(エンジン変動)のみを取得できるようにすることを目的として、読取撮影時、画像読取装置内の照明光の乱反射の取得で、読取画像上に発生する読取値の変動を補正する構成が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の通り、従来は、階調補正量の反映された印刷色を観測色として取得しているため、単に階調補正量の反映前に、印刷色を観測して従来の階調補正量の計算を実施するだけでは、適切な階調補正量を計算することができない。
【0005】
特許文献1記載の技術は、画像形成装置の変動の補正に必要な読取特性を取得するために、ユーザが事前に専用チャートを印刷する必要がある。また、特許文献1記載の技術は、事前の印刷時点の読取特性を基に補正量を算出するため、経時で読取特性が変化した場合、適切な補正量を算出できない。
【0006】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ユーザの手間および損紙を低減することが期待でき、画像読取装置内の光源の減衰に応じて変化する読取特性を印刷中にリアルタイムに観測でき最適な階調補正量を算出することができる、画像形成システム、情報処理方法、およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、画像データに基づいて印刷画像を出力する画像形成装置と、前記印刷画像を撮影した読取画像を作成する画像読取装置と、前記読取画像に基づいて、前記画像形成装置での前記印刷画像の印刷色の階調特性を補正する階調補正量を断続的に生成する画像検査部と、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、ユーザの手間および損紙を低減することが期待でき、画像読取装置内の光源の減衰に応じて変化する読取特性を印刷中にリアルタイムに観測でき最適な階調補正量を算出することができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本実施の形態にかかる画像形成システムの構成の一例を示す図である。
図2は、本実施の形態にかかる画像形成システムのMFPが有する画像読取装置の構成の一例を説明するための図である。
図3は、本実施の形態にかかる画像形成システムの機能構成の一例を示す図である。
図4は、本実施の形態にかかる画像形成システムが有する読取変動補正部の機能構成の一例を示す図である。
図5は、本実施の形態にかかる画像形成システムが有する画像検査部の機能構成の一例を示す図である。
図6は、本実施の形態にかかる画像形成システムが有する読取変動特性取得部による読取変動特性値の取得処理および画像読取装置による読取値の抽出領域の一例について説明するための図である。
図7は、本実施の形態にかかる画像形成システムが有する読取変動特性取得部による読取変動特性値の取得処理および画像読取装置による読取値の抽出領域の一例について説明するための図である。
図8は、本実施の形態にかかる画像形成システムが有する読取変動特性取得部による補正フィルタの作成処理の一例を説明するための図である。
図9は、本実施の形態にかかる画像形成システムが有する画像検査部による色変動補正制御の一例を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に添付図面を参照して、画像形成システム、情報処理方法、およびプログラムの実施の形態を詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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