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公開番号2025009390
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2023112369
出願日2023-07-07
発明の名称後処理装置および画像形成システム
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類B65H 31/02 20060101AFI20250110BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】媒体の整合に影響を及ぼすことなく、ブロッキングを防止できる後処理装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置100の下流側に配設され、媒体に後処理を実行する後処理部を備えた後処理装置200において、画像形成装置100から排出された媒体を下流側へ案内する搬送経路と、搬送経路上の媒体を搬送する搬送手段と、搬送経路上の媒体の表面を検知する表面検知手段20と、搬送経路上の媒体の表面に向けて送風を行う送風手段と、を備え、送風手段は、送風ファン16と、搬送経路に対向して開口する複数の送風部15(15a~15f)と、送風ファン16で発生した気流を送風部15へ導く送風ダクト17と、を備え、表面検知手段20の検知結果に基づいて送風部15からの送風の有無および/または送風量を送風部15ごとに切り替える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
画像形成装置の下流側に配設され、媒体に後処理を実行する後処理部を備えた後処理装置において、
搬入された前記媒体を搬送経路に沿って搬送する搬送手段と、
前記搬送経路上の前記媒体の表面を検知する表面検知手段と、
前記搬送経路上の前記媒体の表面に向けて送風を行う送風手段と、を備え、
前記送風手段は、送風ファンと、前記搬送経路に対向して開口する複数の送風部と、前記送風ファンで発生した気流を前記送風部へ導く送風ダクトと、を備え、
前記表面検知手段の検知結果に基づいて前記送風部からの送風の有無および/または送風量を前記送風部ごとに切り替えることを特徴とする後処理装置。
続きを表示(約 730 文字)【請求項2】
前記送風手段を制御する制御手段を備え、
前記送風ダクトは、連通する前記送風部からの送風の有無および/または送風量を前記送風部ごとに切り替える切替手段を備え、
前記制御手段は、前記表面検知手段の検知結果に基づいて前記切替手段の動作を制御することを特徴とする請求項1に記載の後処理装置。
【請求項3】
前記表面検知手段が前記媒体の表面温度を検知し、
前記表面検知手段の検知結果に基づいて前記媒体の表面温度が基準値を超える領域を特定し、前記領域に対向する前記送風部から送風を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の後処理装置。
【請求項4】
前記画像形成装置において前記媒体が加熱された温度を取得する温度取得手段をさらに備え、
前記温度取得手段が取得した温度情報に応じて、前記送風部からの送風量を変更することを特徴とする請求項3に記載の後処理装置。
【請求項5】
前記後処理装置が設置された環境の温度を取得する温度取得手段をさらに備え、
前記温度取得手段が取得した温度情報に応じて、前記送風部からの送風量を変更することを特徴とする請求項3に記載の後処理装置。
【請求項6】
前記表面検知手段が前記媒体の表面に形成された画像を検知し、
前記表面検知手段の検知結果に基づいて前記媒体の画像が形成された領域を特定し、前記領域に対向する前記送風部から送風を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の後処理装置。
【請求項7】
画像形成装置、及び請求項1または2に記載の後処理装置を備えることを特徴とする画像形成システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、後処理装置および画像形成システムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
電子写真方式による画像形成装置では、媒体(用紙、シート材等ともいう)を加熱することによって画像を定着させるため、装置から排出された直後の媒体は高温になっている。このような媒体を高温のまま複数積載すると、媒体同士が融解状態のトナーにより貼り付いて固まってしまう現象(ブロッキング)が発生することがある。
【0003】
これに対し、排紙トレイ上に排出されたシート材の上面側に取り込んだ外気を当ててシート材を冷却する手段を備えた画像形成装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1には、排紙冷却ダクトを介して風を排紙上面中央部、又は放射状に排紙上面全域へ当てる構成が開示されている。
【0004】
また、ブロッキング防止以外の目的(例えば、用紙を乾燥させる目的等)で、積載された媒体に対して送風を行う技術も知られている(例えば、特許文献2参照)。
特許文献2には、スタックされた用紙を効率よくシーズニングするために、複数の送風ファンをスタック方向と平行に配置し、各送風ファンの風量を調整する構成が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
画像形成装置から排出された高温の媒体が搬入される後処理装置においては、媒体を冷却してブロッキングを防止することが求められる。
しかしながら、送風による冷却を行う際、後処理前に一時積載された媒体の整合(媒体の揃え精度)が気流で乱れ、後処理の品質が低下してしまうおそれがある。
【0006】
一方、媒体の整合に影響しないように送風量を低減すると、冷却効率が低下し、十分なブロッキング防止効果が得られないおそれがある。
【0007】
そこで本発明は、媒体の整合に影響を及ぼすことなく、ブロッキングを防止できる後処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明の後処理装置は、画像形成装置の下流側に配設され、媒体に後処理を実行する後処理部を備えた後処理装置において、搬入された前記媒体を搬送経路に沿って搬送する搬送手段と、前記搬送経路上の前記媒体の表面を検知する表面検知手段と、前記搬送経路上の前記媒体の表面に向けて送風を行う送風手段と、を備え、前記送風手段は、送風ファンと、前記搬送経路に対向して開口する複数の送風部と、前記送風ファンで発生した気流を前記送風部へ導く送風ダクトと、を備え、前記表面検知手段の検知結果に基づいて前記送風部からの送風の有無および/または送風量を前記送風部ごとに切り替えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、媒体の整合に影響を及ぼすことなく、ブロッキングを防止できる後処理装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本実施形態の画像形成システムの一例を示す概略構成図である。
本実施形態の後処理装置及び画像形成装置の一部を示す概略構成図である。
本実施形態の後処理装置の送風手段の要部概略構成を示す平面図である。
本実施形態の後処理装置の送風手段の要部概略構成を示す側面図である。
送風ダクト内の切替手段の一例を示す説明図である。
本実施形態の後処理装置における動作の流れを説明するフローチャートである。
本実施形態の画像形成システムの機能構成の一例を示すブロック図である。
本実施形態の画像形成システムの制御部のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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