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公開番号2025018571
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-06
出願番号2023122400
出願日2023-07-27
発明の名称加熱装置、定着装置、乾燥装置および画像形成装置
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類G03G 15/20 20060101AFI20250130BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】識別可能なマークが視認しにくくなることを防止する。
【解決手段】回転可能であって回転軸方向を有する無端状の筒状部材と、複数の発熱体を有しており、筒状部材を加熱する加熱体と、筒状部材の回転軸方向における端部と加熱体とを保持し、加熱体を保持する部分を開口するように橋渡しする橋渡し部を有する端部保持部材と、を備え、加熱体は、回転軸方向における両方の端部のうち、少なくとも一方の端部が橋渡し部よりも回転軸方向の発熱体が位置する側とは反対側に突出する突出部を有する。
【選択図】図17
特許請求の範囲【請求項1】
回転可能であって回転軸方向を有する無端状の筒状部材と、
複数の発熱体を有しており、前記筒状部材を加熱する加熱体と、
前記筒状部材の前記回転軸方向における端部と前記加熱体とを保持し、前記加熱体を保持する部分を開口するように橋渡しする橋渡し部を有する端部保持部材と、を備え、
前記加熱体は、前記回転軸方向における両方の端部のうち、少なくとも一方の端部が前記橋渡し部よりも前記回転軸方向の前記発熱体が位置する側とは反対側に突出する突出部を有することを特徴とする加熱装置。
続きを表示(約 860 文字)【請求項2】
前記突出部は、前記加熱体の特性値を識別可能なマークを有し、
前記マークは、前記橋渡し部よりも前記反対側に突出することを特徴とする請求項1に記載の加熱装置。
【請求項3】
前記突出部の突出している幅は、前記加熱体の前記回転軸方向と直交する方向の幅よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の加熱装置。
【請求項4】
前記加熱装置は、前記加熱体の電極と接続するコネクタを有し、
前記突出部は、前記コネクタの位置とは反対側の端部が突出していることを特徴とする請求項1に記載の加熱装置。
【請求項5】
前記端部保持部材は、樹脂で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の加熱装置。
【請求項6】
請求項1に記載の加熱装置と、
前記筒状部材に対向して配置され、前記筒状部材と当接することでニップ部を形成する加圧回転体とを有することを特徴とする定着装置。
【請求項7】
前記加圧回転体は、芯金を有し、
前記突出部は、前記芯金よりも前記反対側に突出していることを特徴とする請求項6に記載の定着装置。
【請求項8】
前記橋渡し部の前記加圧回転体に対向する対向部の厚みは、前記対向部以外の厚みよりも小さいことを特徴とする請求項6に記載の定着装置。
【請求項9】
前記定着装置は、
前記加熱体を保持するヒータホルダと、
前記ヒータホルダを支えるステーと、を有し、
前記端部保持部材と前記ステーとが接触することを特徴とする請求項6に記載の定着装置。
【請求項10】
請求項1に記載の加熱装置と、
前記端部保持部材を相対移動可能に保持する側板と、を有し、
前記橋渡し部は、前記回転軸方向と直交する方向において前記側板にオーバーラップするように位置することを特徴とする定着装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、加熱装置、定着装置、乾燥装置および画像形成装置に関するものである。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
一般的に、複写機、プリンタ等の画像形成装置における定着装置おいて、定着ベルトを加熱する加熱手段として面状ヒータ(発熱抵抗体)を用いたものが知られている。また、面状ヒータの定着ベルトの回転軸方向の端部に識別記号を設ける構成も知られている。この識別記号は、作業者等が視認することで、定着装置を組み立てる際に電源電圧等について所望とする仕様のヒータを備えているか否かを確認できるようになっている。
【0003】
例えば、特許文献1には、少なくとも表面が絶縁性材料からなる基材と、基材の表面に形成された抵抗体パターンと、基材の表面に形成されて抵抗体パターンに電気的に接続された導体パターンと、導体パターンに電気的に接続された給電用電極と、が設けられている。そして、基材の表面とは異なる材料にて、視認可能な識別情報を印字するための下地パターンを基材の表面に形成している構成が開示されている。
【0004】
また、ここで、定着ベルトの回転軸方向の両端部には、当該ベルトを指示するベルト支持部材が設けられている。例えば、特許文献2には、回転自在に支持された無端状のベルト部材と、ベルト部材の回転軸方向端部に配置され、ステー及び加熱部材の端部を支持する支持部材と、を備え、ニップ部を通過する記録材を加熱する加熱装置において、支持部材は、ステーの端部を支持する第1支持部と、加熱部材の端部を支持する第2支持部と、を有し、第1支持部と第2支持部とは、ステー及び加熱部材の端部に一体として着脱可能で、且つ、少なくとも圧力付与部材による加圧方向に関して相対移動可能である構成が開示されている。
【0005】
上記した識別情報は、ベルト支持部材の構成によっては、隠れて見えなくなってしまうおそれがある。そこで、定着装置は、このような課題の発生を防止する構成にする必要がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、識別可能なマークが視認しにくくなることを防止することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、上記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、回転可能であって回転軸方向を有する無端状の筒状部材と、複数の発熱体を有しており、前記筒状部材を加熱する加熱体と、前記筒状部材の前記回転軸方向における端部と前記加熱体とを保持し、前記加熱体を保持する部分を開口するように橋渡しする橋渡し部を有する端部保持部材と、を備え、前記加熱体は、前記回転軸方向における両方の端部のうち、少なくとも一方の端部が前記橋渡し部よりも前記回転軸方向の前記発熱体が位置する側とは反対側に突出する突出部を有することを特徴としている。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、識別可能なマークが視認しにくくなることを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施の一形態に係る画像形成装置の概略構成図。
本発明に係る実施形態における定着装置を示す図。
本発明に係るヒータの第1の形態を示す図。
第1の形態のヒータの平面図。
第1の形態のヒータへの電力供給回路を示す図。
第1の形態のヒータの制御動作についてのフロー図。
第2の形態のヒータの平面図。
ヒータに給電部材としてのコネクタが接続された状態を示す斜視図。
第2の形態のヒータの平面図。
第2の形態のヒータを搭載した定着装置を示す図。
第2の形態のヒータを搭載した別の定着装置を示す図。
第3の形態のヒータを搭載した定着装置を示す図。
フランジの形状を示す図。
フランジの形状についての課題を説明するための図。
フランジに橋渡し部を設けた場合を説明するための図。
本発明の特徴部となるヒータを搭載した定着装置を示す図。
本発明の特徴部となるヒータを示す図。
比較例におけるヒータと温度分布との関係について説明するための図。
本発明に係るヒータと温度分布との関係について説明するための図。
発熱体の抵抗値に応じたヒータの構成について説明するための図。
発熱体の面積を変えた場合のヒータの構成について説明するための図。
発熱体の面積を変えた場合のヒータの構成について説明するための図。
橋渡し部について説明するための図。
サーミスタの配置の変形例を示す定着装置の側面断面図。
上記と異なる定着装置の概略構成を示す側面断面図。
上記と異なる定着装置の概略構成を示す側面断面図。
上記と異なる定着装置の概略構成を示す側面断面図。
図1と異なる画像形成装置の概略構成図である。
上記と異なる定着装置の概略構成を示す側面断面図。
第4の形態のヒータの平面図。
ヒータおよびヒータホルダの斜視図。
ヒータに対するコネクタの取付状態を示す斜視図。
サーミスタとサーモスタットの配置を示す図。
フランジの溝部を示す図。
上記実施形態とは異なる定着装置の構成を示す図。
ヒータ、第1高熱伝導部材、第2高熱伝導部材、ヒータホルダの斜視図。
第1高熱伝導部材及び第2高熱伝導部材の配置を示すヒータの平面図。
第1高熱伝導部材及び第2高熱伝導部材の配置の他の例を示すヒータの平面図。
第2高熱伝導部材の配置のさらに別の例を示すヒータの平面図。
上記実施形態とは異なる定着装置の構成を示す図。
グラフェンの原子結晶構造を示す図。
グラファイトの原子結晶構造を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明に係る実施形態を、図面を用いて、以下に説明をする。
(【0011】以降は省略されています)

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