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公開番号2025018093
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-06
出願番号2023121518
出願日2023-07-26
発明の名称情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
出願人株式会社リコー
代理人個人,個人
主分類H04N 1/00 20060101AFI20250130BHJP(電気通信技術)
要約【課題】用紙特性情報の生成に伴う作業時間を低減すること。
【解決手段】画像形成装置による画像形成出力の結果を検査するための基準画像と、画像形成装置が画像形成出力した用紙の読取画像と、を比較し、画像形成装置による画像形成出力の結果を検査する情報処理装置であって、用紙に対するキャリブレーションの実行後、用紙の用紙特性情報を選択する用紙特性情報決定手段と、選択された用紙の用紙特性情報を用いて生成した基準画像と、選択された用紙に画像形成装置が画像形成出力した読取画像と、を比較し、画像形成装置による画像形成出力の結果を検査する差分検知手段と、を備えることにより、上記課題を解決する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項１】
画像形成装置による画像形成出力の結果を検査するための基準画像と、前記画像形成装置が画像形成出力した用紙の読取画像と、を比較し、画像形成装置による画像形成出力の結果を検査する情報処理装置であって、
前記用紙に対するキャリブレーションの実行後、前記用紙の用紙特性情報を選択する用紙特性情報決定手段と、
選択された前記用紙の用紙特性情報を用いて生成した前記基準画像と、選択された前記用紙に前記画像形成装置が画像形成出力した読取画像と、を比較し、前記画像形成装置による画像形成出力の結果を検査する差分検知手段と、
を備えた情報処理装置。
続きを表示（約 1,000 文字）【請求項２】
前記画像形成装置が前記用紙に印刷した用紙特性情報生成チャートの測定情報から前記用紙の用紙特性情報を新規に作成する用紙特性情報生成手段、を更に備え、
前記用紙特性情報決定手段は、既存の前記用紙の用紙特性情報を利用するか、前記用紙特性情報生成手段が新規に生成する前記用紙の用紙特性情報を利用するか、の選択を受け付けるユーザインタフェース画面を表示する
請求項１記載の情報処理装置。
【請求項３】
既存の前記用紙の用紙特性情報を利用する選択を受け付けた場合に、既存の前記用紙の用紙特性情報及び前記用紙に印刷した用紙特性情報生成チャートの測定情報から、前記用紙の用紙特性情報の最適化を行う用紙特性情報補正手段、を更に備える
請求項１又は２記載の情報処理装置。
【請求項４】
前記用紙特性情報決定手段は、機械学習によって生成されたニューラルネットワークにより構成されている
請求項１又は２記載の情報処理装置。
【請求項５】
画像形成装置による画像形成出力の結果を検査するための基準画像と、前記画像形成装置が画像形成出力した用紙の読取画像と、を比較し、画像形成装置による画像形成出力の結果を検査する情報処理装置が、
前記用紙に対するキャリブレーションの実行後、前記用紙の用紙特性情報を選択する用紙特性情報決定手順と、
選択された前記用紙の用紙特性情報を用いて生成した前記基準画像と、選択された前記用紙に前記画像形成装置が画像形成出力した読取画像と、を比較し、前記画像形成装置による画像形成出力の結果を検査する差分検知手順と、
を実行する情報処理方法。
【請求項６】
画像形成装置による画像形成出力の結果を検査するための基準画像と、前記画像形成装置が画像形成出力した用紙の読取画像と、を比較し、画像形成装置による画像形成出力の結果を検査する情報処理装置に、
前記用紙に対するキャリブレーションの実行後、前記用紙の用紙特性情報を選択する用紙特性情報決定手順、
選択された前記用紙の用紙特性情報を用いて生成した前記基準画像と、選択された前記用紙に前記画像形成装置が画像形成出力した読取画像と、を比較し、前記画像形成装置による画像形成出力の結果を検査する差分検知手順、
を実行させるためのプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
続きを表示（約 1,700 文字）【背景技術】
【０００２】
例えばプロダクションプリンティングでは、画像形成装置により出力された印刷物の品質を検査する印刷品質検査が行われている。印刷品質検査では、原稿画像を変換して生成した基準画像（マスター画像）と、画像形成装置により出力された印刷物をスキャナ等で読み取って生成した読取画像とを比較することで、印刷物の印刷品質検査が行われる。
【０００３】
原稿画像から基準画像への変換には、異なる色空間における色成分同士を対応付けた色変換テーブルが用いられる。色変換テーブルは、例えば、事前に定義された濃度を持つカラーパッチが配置されたカラーチャートの画像と、カラーチャートの画像を印刷した印刷物を読み取ることで生成した読取画像とをそれぞれ測色し、互いに対応するカラーパッチの測色値同士を対応付けることで生成される。
【０００４】
特許文献１には、印刷品質検査を行う目的で生成するパラメータをカラーチャートから生成する色安定技術が開示されている。また、特許文献２には、印刷品質検査を行う目的で生成する色変換テーブルの生成に必要なカラーチャート枚数を削減する欠陥検知技術が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
しかしながら、従来の印刷品質検査では、用紙特性情報を用いて印刷品質検査を行う場合に、読み取り後の基準画像を生成するという目的で、用紙ごとに用紙特性情報を生成しておかなければならなかった。このように、従来の印刷品質検査では、用紙特性情報の生成に伴う作業時間が掛かるという問題があった。
【０００６】
本発明の一実施形態は、上記の点に鑑みてなされたもので、用紙特性情報の生成に伴う作業時間を低減することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本発明の一実施形態は、画像形成装置による画像形成出力の結果を検査するための基準画像と、前記画像形成装置が画像形成出力した用紙の読取画像と、を比較し、画像形成装置による画像形成出力の結果を検査する情報処理装置であって、前記用紙に対するキャリブレーションの実行後、前記用紙の用紙特性情報を選択する用紙特性情報決定手段と、選択された前記用紙の用紙特性情報を用いて生成した前記基準画像と、選択された前記用紙に前記画像形成装置が画像形成出力した読取画像と、を比較し、前記画像形成装置による画像形成出力の結果を検査する差分検知手段と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【０００８】
用紙特性情報の生成に伴う作業時間を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
本実施形態に係る画像形成システムの一例の構成図である。
本実施形態に係るＤＦＥの一例のハードウェア構成図である。
本実施形態に係る画像形成装置の機械的な構成及び用紙の搬送経路の一例を示す図である。
本実施形態に係るＤＦＥの一例の機能構成図である。
本実施形態に係る用紙特性情報を用いて印刷品質検査を行う処理の一例を示すフローチャートである。
キャリブレーションターゲット選択画面の一例のイメージ図である。
キャリブレーションチャートの一例のイメージ図である。
キャリブレーション補正の一例のイメージ図である。
用紙特性情報選択画面の一例のイメージ図である。
キャリブレーションターゲットと用紙特性情報とを対応付けたテーブルの一例の構成図である。
用紙特性情報生成チャートの一例のイメージ図である。
用紙特性情報の一例のイメージ図である。
単色のベタ補間の一例のイメージ図である。
二次色及び三次色のベタ補間の一例のイメージ図である。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
（【００１１】以降は省略されています）

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